もうひとつのシュタゲ!『シュタインズゲート ゼロ』ネタバレ控えめの感想・評価

アニメ放送を控えている『シュタインズゲートゼロ』。ゲームを再プレイたので、記事を投稿します。なるべくゼロのネタバレを避けました。

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シュタインズゲートゼロは面白いの?

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結論から言うとシュタゲゼロは面白いです。前作シュタゲのアニメを全話見た、またはゲームをクリアしたという人にはもれなくオススメできる作品です。

ゲーム単体の完成度はシュタゲには及ばないものの、シナリオ後半に急速に盛り上がる血潮たぎるシナリオは必見です。

そもそもゼロは単体でシュタゲと比較して語る作品ではなく、シュタゲとセットで楽しむことで双方の物語に厚みを持たせてくれコンテンツ。ゼロはシュタインズ・ゲートの超・補完作品!だと思います。

逆に『シュタインズゲート』を知らない方がゼロに手を出すののは全くすすめられません。その理由はゼロがシュタゲの物語を知っていることを前提に作られた作品だからです。

ですからゼロに興味あるけどシュタゲ知らないって人はまず前作から触れてみてください。面白すぎてハマりますから。

そもそも「シュタインズ・ゲート」とは

概要

STEINS;GATE(シュタインズゲートはXbox360で2009年10月に初登場したSFアドベンチャーゲームです。2011年にTVアニメも放送されました。秋葉原に発明サークルを構える大学生の岡部倫太郎(おかべりんたろう)が幼馴染の女の子まゆりを助けるために何度も時間を遡って奮闘する、いわゆるループものです。

イタいけどクセになるキャラクター。スタイリッシュでシナリオと密接な音楽。リアルな舞台設定による物語への没入感、綺麗な伏線の回収によるカタルシスなど、様々な要素が高いレベルで絡み合った現代のタイムトラベル作品の傑作です。

主人公:岡部倫太郎(おかべ りんたろう)

2015-09-06-212520通称オカリン。秋葉原に発明サークル「未来ガジェット研究所」を作った大学生。大学生にもなって「俺は謎の組織に追われている鳳凰院凶真だ(偽名)」という設定で妄想の自分を演じてカッコつけているとても痛々しい青年です。

作中で岡部の数々の奇行を中二病と呼んでます。初めてオカリンを見る人はイタすぎて直視できないでしょう(笑)

岡部らが作った電話レンジという発明品によって偶然にも過去にメールが送られてしまい、この一通のメール送信が全てのはじまりとなります。

ヒロイン:牧瀬紅莉栖(まきせ くりす)

2017-07-18-145105シュタインズ・ゲートの看板ヒロインが紅莉栖です。紅莉栖はクールな「ツンデレ」。飛び級でアメリカの大学を卒業した18歳の天才。現在は脳科学の研究員。愛称「クリスティーナ」「助手」。リアルで2ちゃんねる語を使って会話するなど残念な面も(笑)

ツンツンしながらもまゆりを助けるために必死にもがく岡部を献身的に、また力強くサポートし彼の心の支えとなりました。助手マジ助手です。岡部も紅莉栖も素直じゃないツンデレであり、岡部と紅莉栖の夫婦喧嘩のようなイチャイチャに心を奪われた人も多い。

前作「シュタインズ・ゲート」のキーワード解説

2017-07-21-114152前作「シュタインズ・ゲート」には独自の用語が多数あるため簡単に「シュタインズ・ゲート」キーワード解説します。

Dメール

岡部たちが偶然使えるようになった過去に送信ができる電子メール。電子レンジと携帯電話を接続した未来ガジェット・電話レンジ(仮)という発明品を使うことで過去の携帯電話でメールの受信が可能となる。

Dメールは本当に実現できそうな感があってワクワクします。

過去改変

“Dメール”を送るとメールを着信した人間の行動が変化し、メールを受け取った時点から現在・未来に至るまでの歴史が自動的に修正される現象。しかしメールを受け取った人間の行動が変化しないこともあるので過去改変が失敗することも多い。

リーディングシュタイナー

過去改変が起こると人間の記憶も再構成される。歴史は「最初から改変後の歴史だった」という認識に自動修正されるが、この記憶の修正を受け付けない能力が“リーディングシュタイナー”したがってリーディングシュタイナーを持つ岡部はDメールによる歴史の改ざんが起こったことを認識することができる。

タイムリープマシン

人間の記憶だけを過去に飛ばすマシン。特定の人物の記憶をデジタルデータに変換して超圧縮。これを電話レンジ(仮)で過去の携帯電話に送信。この電話を取った当事者は未来の記憶を脳に上書きされるため未来で得た情報を元に過去からやり直すことが可能となる。

世界線とアトラクタフィールド

“世界線”は過去から未来に起こる大まかな出来事が記された歴史年表のような概念。世界線はあくまで常に一つであり、リアルな歴史は一つしか存在しない。色んな地球の歴史が同時に存在するパラレルワールドではありません。

しかしDメールによって過去改変が成功すると可能性として存在していた“もしもの世界”が現実化されDメール着信後は別の歴史年表が取って代わることになる。

“アトラクタフィールド”は世界線の束で「世界線収束範囲」とも言う。同じアトラクタフィールド内にある全ての世界線上では必ず起こる“確定”した事件や出来事が存在する。このようにある世界線上で特定の事象が必ず発生する現象をアトラクタフィールドの収束と呼ぶ。

シュタインズ・ゲートゼロでは第三次世界大戦が起こり50億人以上が犠牲になるという凄まじくハードな収束が岡部やラボの仲間たちに降りかかります。Dメールやタイムリープマシンを使ってもアトラクタフィールドの収束に逆らって未来を変えることは困難を極めるが、

世界線の大分岐が起こるような過去改変に成功すれば未来が大幅に変わる別のアトラクタフィールドに飛び移ることは不可能ではありません。

「シュタインズゲート ゼロ」とは

2017-06-16-203141シュタインズ・ゲート終盤から分岐する物語

ゼロは『STEINS;GATE』 β外伝小説を元に作られたゲームでストーリーは前作『STEINS;GATE』とつながっています。具体的にはシュタゲ終盤の(ゲームの11章/アニメ23話)から分岐したルートを描いています。

■前作シュタインズ・ゲート

岡部がまゆりにビンタされる→ゲームのTURE END(アニメ24話)に到達。

■シュタインズ・ゲート ゼロ

まゆりがビンタしない→シュタインズゲートゼロのルートへ。

岡部は紅莉栖を救うために、2010年8月21日から同年“7月28日”にタイムトラベルするが紅莉栖を助けるどころか誤って刺し殺してしまい、言いようのない絶望と激しい自己嫌悪に心が塗りつぶされてしまう。

岡部が「もう疲れた。だからもういいよ」と呟くと、この後まゆりがオカリンを引っ叩くことなく優しく慰めることで物語は新たなゼロのゲートを開くことになります。

半年後に失敗のトラウマから立ち直りかけた岡部は、ATF(アキハバラ・テクノ・フォーラム)で紅莉栖の先輩である比屋定真帆と出会う。

真帆の開発した人工知能・アマデウスと死んだ牧瀬紅莉栖の記憶を巡って様々な組織がうごめく世界線でもがく岡部たちが過去の自分に紅莉栖を救う方法を記したDメールを送るまでの過程を描いた物語です。

シュタゲロ?

フェイリス役の桃井さんがイベントで「STEINS;GATE 0」をシュタゲロと言った事で一部で広まっているシュタゲロという略称がありますが、これやめませんw?ゲロみたいでしょ!

横着しないで“シュタゲゼロ”くらい略せず発音して下さい!!!!

ハードな戦争モノ!

2017-07-18-152145ゼロの世界線は近い将来タイムマシン開発競争のせいで第三次世界大戦が起こるという悪夢のような未来が確定しているため、ほぼアクションシーンがなかった前作シュタインズ・ゲートに比べるとドンパチやってるシーンがけっこうあります。

タイムマシンの情報を探して秋葉原にもどこぞの国の軍隊や特殊部隊がなだれ込んでくるので岡部たちは戦火の渦に巻き込まれていきます。銃器や戦闘ヘリ、軍用ナタ(怖!)の戦闘描写や世界大戦後に廃墟になった東京の状況などが描かれています。

科学アドベンチャーシリーズは現実世界を舞台にしてリアリティを追求をしてるのでタイムマシンを狙う組織に襲撃されるシーンも迫力があって怖ぇぇぇぇ((((;゜Д゜)))という感じでした。

戦争モノが苦手な人にはショッキングな描写やシーンが多いかも….。あとアドベンチャーゲームだから一枚絵で済んでるけどアニメになったら作画めちゃくちゃ大変そうです。

データ化された記憶と人工知能

ゼロは「記憶データ」や「人工知能」というテーマを大きく扱っています。新ヒロインである研究者・比屋定真帆(ひやじょう まほ)が開発した「Amadeus(アマデウス)」はデジタルデータに変換した人間の記憶を用いて動作する自分で考えて判断ができるAI。なんという未来ガジェット!

そして「アマデウス“紅莉栖”」は死んだ前作のヒロイン・牧瀬紅莉栖の記憶データと人格を持った人工知能。人工知能になったアマデウス“紅莉栖”はまさにPCの中に存在する肉体のない紅莉栖そのもの。

岡部は真帆との出会いをきっかけにアマデウス“紅莉栖”と接することになるが救えなかった紅莉栖のことを思い出しトラウマに心を責め続けられます。

“ゼロ”の意味は?

2016-06-22-000743考察が好きな人は楽しいかな?と思います。シュタインズ・ゲートゼロのゼロって何?ってことで色々と妄想混じりで書いてみました。

①合法ロリっ子の比屋定真帆の女子力がゼロ(笑)

真帆は性別こそ女子ですが中身が8割型おっさんであり女子力が皆無なので。これはさすがにジョークですけどw

②岡部の心の温度が0℃

岡部は紅莉栖救出に失敗してPTSD(トラウマ)になっており後半までずーーーっとテンション低いんですよね。岡部の心が凍りついているわけです。ゼロってそういうこじつけもできるかなと。

③ゼロは数字ではなく輪の例えである。

③シュタゲゼロはシュタゲ11章から分岐してゼロの物語を経て再びシュタゲ11章に戻ってくるお話でその軌跡は輪を描いている。その輪を0と言い換えているのでは?

以下の引用は公式見解です。

『STEINS;GATE 0』のテーマである人工知能や,「記憶のデータ化」、つまり0と1のバイナリー世界(デジタル)を表しているんですが、さらにさらに!「0」はその名の通り『STEINS;GATE 0』を1は『STEINS;GATE』無印の事を予言していたんです。

▲『The Sound of STEINS;GATE 魂』ブックレットの志倉千代丸さんのインタビューより。

上記引用の前半をまとめると

④テーマが「人工知能」や「記憶のデータ化」なのでデジタルデータを構成する0と1からの着想。

ということになるでしょうか。

⑤ゼロは「シュタインズ・ゲート」に辿り着くために切っても切り離せない密接な裏話、1(シュタゲ)に対する0(シュタゲゼロ)という関係性の暗示。

⑤は上記の公式見解を踏まえて僕なりのこじつけです。ゼロの岡部の頑張りがないとシュタインズ・ゲート世界線にたどり着けないんですよね。デジタルデータが「0と1」で成立しているようにシュタゲもゼロと無印両方が必須というわけです。

良い点

美麗で万人向けになった立ち絵

前作のアートのような重厚な塗りの立ち絵は素敵でしたが人を選ぶ絵ではあったと思うんですよね。一方でゼロの絵は個性が薄くなってライトなテイストになっていますが万人向けでクセの少ない感じの塗りになったのは改良点だと思います。

線画も前作のように尖った感じではなくてバランスが良くなったと思います。顔のパーツ配置や体のプロポーションが前より自然に見えます。絵が良くなった!と思うのは僕の主観ですけどね。

▼ルカ子は明らかに絵が可愛くなったかと思います。まさに可憐な美少女()

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▼鈴羽もより女の子っぽく上品な仕上がりになった。

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▼フェイリスはシャープでキツイ感じでしたが丸っこく柔らかい印象になりました。

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しっとりした音楽

ゼロは紅莉栖が死んだ世界線のお話。主人公である岡部の心情を反映しているのか、悲しい感じのしっとりした曲が多めとなっております。

▼メインテーマ「Messenger」をピアノアレンジした曲。悲しみに満ち溢れた音色は聞く者の心を奪うような美しさがある。

Messenger from zero
阿保剛

▼まゆりの岡部に対する気持ちを歌った曲。シュタゲの話を知ってるとめっちゃ泣けます。

星の奏でる歌
椎名かがり(cv. 潘めぐみ)

▼優しい日常曲です。「Fellowship」は仲間意識というニュアンス。ボロボロになったオカリンをいたわる仲間たちの優しさが染みるなあという感じのナンバーです。

Fellowship -piano-
阿保剛

▼オープニングテーマです。艶のある悲しい曲調ながらサビは熱く盛り上がる緩急のあるナンバー。

アマデウス
いとうかなこ

女子キャラが“12人”!圧倒的に濃いキャラクターたち

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シュタゲといえば痛々しくてクセになるキャラですよっぱり!それと前作に比べて女の子キャラが増員しており12人もいるのでとても華やかな印象です。るか子は女ではないけど女にしか見えないのでカウントします(笑)

真帆

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最も光っていた新キャラクター!紅莉栖の先輩で残念系ファッションのロリっ子(成人)。背丈は小さいけど気は非常に強い。人工知能と脳科学のスペシャリストでガチガチの理系人間。PCパーツ好きとかプラモデル作るの好きだとか中身が男の子(笑)

理屈屋の彼女だが紅莉栖の事になると感傷的になって取り乱してしまう。紅莉栖が大好き!という友情や愛情、または崇拝とも取れる想いと彼女の天才性に嫉妬し劣等感に悩むという2つの相反する感情に心をかき乱される。

….と真帆は魅力的な要素てんこ盛りでした。新ラボメン(ナンバー009)なのに既存キャラたちに上手く溶け込んでいるのもグッドです。

まゆり

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「トゥットゥルー」が口癖の太眉の癒し系。前作でオカリンが何度も世界線を漂流した果てに紅莉栖を犠牲にしてようやく死の運命から救うことができた幼馴染。まゆしぃのおばあちゃんのような暖かさは今作でも健在です。

前作では助けられる側のキャラクターでしたがゼロでは自らラボメンであることを自覚して岡部のために行動を起こします。後半のまゆり覚醒シーンは必見です!

アマデウス“紅莉栖”

2017-06-25-222556デジタル・クリスティーナ。紅莉栖の記憶を人格を持ったAIであり、死亡した紅莉栖本人とはあくまで別の存在です。ゲームではダブルクオーテーションをつけて“紅莉栖”と表記されています。

恋愛トークが好きで先輩の真帆と岡部を何かとくっつけようするなど、オリジナルの紅莉栖よりも茶目っ気が強い。痛々しい中二病をやめた岡部は自然に会話するので“紅莉栖”は前作のように岡部に対して必要以上にツンツンしておらず素直に彼の会話に応じる場面が多い。

かがり

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鈴羽と共に2036年から脱出してきた紅莉栖と顔がそっくりな少女。外見は紅莉栖だが言動はまゆりのような幼さが残る。アマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートとまゆりENDに至るルートでは立場や外見、性格が全くの別物になる。

声優の 潘めぐみさんの演技が圧倒的。叫びのセリフが凄いなどキャラの魅力は及第点だと思うけど、かがりは世界線に翻弄されまくりで犠牲者的な扱いなのが残念。パッケージ絵にもいる新キャラなのでそれなりの見せ場は欲しい。まあ活躍というか暴走するシーンあるんですけどね。

フブキとカエデ

2017-07-14-210626フブキ(左)とカエデ(右)はシュタゲ時代は設定だけあったまゆりのコスプレ友達ですね。ショートカットのフブキは気さくな性格のボーイッシュ女子高生。僕は活発な女の子が好きなのでフブキ押しです。ダルをHENTAIの危険人物とみなして警戒している(笑)しかしフブキ自身もまゆりのおっぱいを後ろからわしづかみするHENTAIなのでお前が言うな状態ですw

大人びた黒髪ロングヘアがカエデ。まゆりのコスプレ友達でフブキと仲が良い音大生。ゼロではアマデウス(モーツァルト)とサリエリの話が度々引用されるが音楽史に詳しい彼女がその解説をしたりします。ちなみにフブキとカエデはラボメンではないです。

由季

ダルとまゆりの友人であるコスプレイヤー。後にダルと結婚して鈴羽の母になる人。家庭的な性格でラボに通いつめダルやまゆり、鈴羽に世話を焼く。由季自身は鈴羽の母親という以上の役割らしきものがなくモブキャラ的な印象がある。ラボメンナンバー011を与えるならもっと見せ場を作ってほしかった。

鈴羽

父であるダルに厳しい娘。しかし父のことを信頼しておりダル鈴のシーンはほっこりします。一方で戦時下を生き抜いた戦士という側面を持つため前作のような明るさはなくクールで漢らしい性格。岡部を「シュタインズ・ゲート」の入り口に連れ出し第三次大戦を起こさない事が最大の使命。しかし手痛い失敗をして鬱になっている岡部は再チャレンジしてくれない。

同伴してきたかがりは行方不明になるわ、タイムマシンは燃料の問題があるのでいつまでも岡部を待つことはできないわ、父のダルは母と上手くいっておらず自分が生まれない危機に悩んだりとゼロ鈴羽は気苦労が多い。

▼鈴羽については以下で詳しく書いてます。

 2017年9月27日は鈴羽の誕生日!というわけで人物コラム002は『シュタインズ・ゲート』と 『シュタインズ・ゲート ゼロ』に登場するバイ...

るか

巫女さんで美人の男の娘という、アキバ文化そのものを擬人化したキャラクター。ゼロは立ち絵がさらに可愛くなって恐ろく可憐に見えて困る。とあるシナリオで、なんでに普通に鈴羽とかがり同じ部屋で寝てるんですかね????

フェイリス

アキバ文化を擬人化したキャラその2。ピンク髪の猫耳メイドでトランジスタ・グラマーなボディの持ち主。サービス精神溢れるエンターテイナーで、コスプレをしてメイドカフェの店員さんをやってるが実は店の経営者で鋭い洞察力を持つ知性派。

父が秋葉原の大地主のお嬢様であったり、精神年齢が高くて仲間に対する気配りも細やかな完全無欠のパーフェクトメイド。

萌郁(もえか)

無口でケータイの文字打ちが光速のごとき女性。前作で萌郁は敵キャラクターでしたがゼロではかがりと同様にルートによってが全然立場が異なってくるキャラクター。初登場でドス黒いBGMが流れたり。岡部がかなり怯えていたり扱いが悪いルートも当然のようにあります。萌郁はいつになったら許されるんだ…。

綯(なえ)

2016-05-04-194813萎えちゃんじゃないです。綯ちゃんです。ゼロでは立ち絵の可愛さがアップしましたね。前作のようなヤバさ見せつけませんが、お掃除になると人が変わるという新たな狂気を発揮(笑)。完全に脇役なのにコアな人気があるのか謎の見せ場を与えらているキャラ。ダルがナチュラルに綯ちゃんを「綯様」と呼ぶのは笑うからやめろw

なんだかんだ言って要所で盛り上がるシナリオ

シュタゲゼロは、序盤からシナリオが2つの大まかななルートに分岐する仕組み。アマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートまゆりENDに至るルートがあります。とどちらのルートでも言えることですが、簡単にまとめると以下のようになります。

①序盤:世界線に翻弄される岡部!ナゾがたくさん出てきてワクワク(・∀・)!

②中盤:ちょっとそれはどうなの?と首を傾げる展開がある。(前作の重要アイテムの設定が変わっていたり、やや無理のある話の運び方がある。)

③後半:ある一大イベント勃発でテンションマックスで大盛り上がり!!!!

④終盤:祭りの後。ちょっと強引に話を畳んでいる感じもして首をひねる。

ちなみにアマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートはアマデウスとかがりメインの話。これはゲーム用に新しく作られたシナリオです。こっちのシナリオはちょっと所々粗いかな~と思いますね。真帆個別ルートは傑作だと思いますし、クライマックスでラボメンの結束が描かれるのは燃えるのですが。

僕はもう一つの「まゆりENDに至るルート」のほうが好きですね!「シュタインズ・ゲートβ小説外伝」を元にゲーム化したものなのでプレイ前に小説を読んだ人は新鮮味がないとは思います。しかし下地となった小説の完成度が高くて面白いので小説既読の僕もすごく楽しめましたよ!

▼ルート分岐についてはこちらに書いています。

『シュタインズゲートゼロ』のシナリオの流れと分岐条件をわかりやすい図にまとめました。プレイの参考にどうぞ! 『STEINS;GATE 0』...

残念な点

RINEトリガー

2017-06-16-213441LINEじゃなくてRINEです。モバイル端末や連絡手段の主流が、ガラケーと携帯メールからスマホとLINEに変わったのでシュタゲもそれにならったというもの。RINEで選択肢を選んでラボメンたちとの会話を見ることができますがシナリオ分岐とは関係がないんですよねこれ。

チヨスタ作品の「○○トリガー」といえば、過去作でフォーントリガー、妄想トリガーなどはいずれもプレイヤーの選択で物語に介入してシナリオ分岐したのに対してRINEトリガーはゲーム進行上は特に意味のないシステムです。シナリオ上は重要なんですけどねRINE。

CG関連

立ち絵の一部使い回し

一部のシーンで前作の立ち絵を流用しているのが残念ですね。はじめは岡部が前作を回想するシーンであえて使用されているのかと思ったんです。あ~前の絵を使っているのは前作を懐かしむための演出なんだな。凝ってるね!と勝手に好意的に捉えていたのですが、

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回想シーンではないシナリオでも前作のCGが使用されていたので単なる流用でした。同じまゆりでも1枚目は日焼けしたようになってるけど2枚目の私服だと色白ですし違和感あるなあと。フェイリスは以前の立ち絵であり2枚目のシーンは絵が新旧混在しています。

僕は前のゲームの絵を使いますこと自体はダメだとは思わないんです。ただゼロの新しい立ち絵と前のグラフィックでは絵柄が違うので統一感がなくなるのがマイナスだと思います。

前作絵の独特なテクスチャをなくしたりして絵のすり合わせをしているようですが限界がありますね。

イベントCGの絵柄がバラバラ

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それとゼロで新規に書き起こされたイベントCGも担当しているグラフィッカーによって絵柄が全然違うというのも作品全体の統一感を損なっていてガッカリィな感じです。上の画像の真帆が立ち絵と別人のようなキャラに見えるのも「うーん?」な感じです。

謎を投げっぱなし?回収されない伏線がある

一言で言うとスッキリしないです。ゼロは序盤~中盤にかけていくつもの謎を散りばめてワクワクしたんですよ。いきなり世界線が変動して不穏な空気になったりして。あれって結局どういう理由なんだっけ?と後で考えると投げかけられていた謎の回答がない。

あるいはボンヤリとした回答に留まっているといるパターンでした。世界線が変動した理由は顕著ですね。前作のシュタインズ・ゲートはきれいな伏線の回収によって得られた気持ちの良さが魅力の一つだったと思いますのでゼロの釈然としない放置プレイ感はシュタゲらしくなくて残念です。

『シュタインズゲートゼロ』の総評

ゼロは前半の静寂と後半の爆発のギャップで魅せる

ぶっちゃけ『シュタインズ・ゲート』の奇跡のような面白さは超えていないです。しかし熱い小説「無限遠点のアルタイル」を下敷きにしてのゲーム化は素晴らしい!「無限遠点のアルタイル」での岡部役の宮野さんの魂の入った熱演はめちゃくちゃたぎりました!

シナリオのクライマックスまで長いタメがありますがタメてる間のシナリオは、落ち着いた雰囲気があって前半のしっとりとした静寂もまた良いものです。ゼロの序盤~中盤は季節に例えると冬でありオカリンも暗くて全体的にテンションが低い。

岡部は落ち着いた紳士ですしアマデウス“紅莉栖”もツンツンうるさくないので二人の関係はナチュラルで大人びた友人関係。前作の小学生みたいな夫婦喧嘩も面白いですが今作のフレンドリーなオカリン☓“紅莉栖”も好感が持てます。しっとりしたBGMたちも前半の静かな雰囲気を演出するのに一役買っていますね。

そして途中までのローテンションのから一気に爆発する後半!言うなれば真夏の夜空を彩る打ち上げ花火のようなクライマックスが用意されています。まあ伏線の放置プレイや、ちょっと首をかしげるような展開もあるけど、後半に熱量のある見せ場を上手く仕込んであるのできっと楽しめると思いますよ!

『もうひとつのシュタゲ!『シュタインズゲート ゼロ』ネタバレ控えめの感想・評価』へのコメント

  1. 名前:DFGNEXT 投稿日:2017/07/24(月) 14:43:37 ID:fd74e9191 返信

    世界線が変動した理由は明言されてはいますが、それがどうつながって世界線変動になったかが語られてないのはやっぱりもにょりとしましたね(ゼロのすべてのルートがトゥルーエンドに繋がっているという物語構成上、ヘタに過程を明言できなかったとは思いますが)。考察自体は好きなのでそれはそれで楽しめてはいるので、複雑な心境ではありますが……。

    トゥルーエンドの場面が予想より短かったのがゼロのなかでは一番不満な部分に入るのでしょうが、全体的にはかなり好きなゲームになってました。アニメ版では果たしてどのようなストーリーを歩むのかが楽しみです。

    もう一つのルートはかがりが紅莉栖に似ているという読者からの意見を参考にしたルートなので多少無茶面はありましたが、「Re-awake」が一番合ってたのは個人的にはこちらのルートでしょうか。萌郁さんの扱いがルートによって大分差はありましたが、真帆ルートの萌郁さんはアニメのネタとだーりんのネタをうまく混ぜて彼女を表現していたのでかなり良かったと思います。……ゼロのオカリンって萌郁さんを明確に許してないアニメのオカリンだったんだろうかw

    • 名前:モリミヤ 投稿日:2017/07/30(日) 12:18:40 ID:ce8ac9d9e 返信

      DFGNEXTさんコメントありがとうございます。タイムマシン理論が誰の手に渡ったかで世界線が変わってたんですよね確か。ただ説明がその程度にとどまっていて
      個別に突っ込んだ解説はなかったのでずっと引っかかってますねw

      トゥルーは僕らが期待してたようなグランドフィナーレじゃなくて後日談という感じのお話でしたね。
      せっかくアニメ化するならば、もろもろのシナリオの不満点を良い感じに改変してゲームを超えた!と言われる作品になってほしいと思います。

  2. 名前:匿名 投稿日:2017/10/01(日) 12:22:08 ID:573b57abf 返信

    前作でも岡部がタイムリープを繰り返す下りで、全てを語りきれないが”なんやかんや”
    色々な理由でまゆりは死んでしまったみたいな描写だったから
    今作でも”なんやかんや”色々な方法で敵が世界線変動を行った程度の認識なのかな

    ゼロはクリス死亡ルートの岡部がシュタインズゲートに辿り着くアナザーストーリー
    なのかと思っていたら「ゼロ岡部=前作の未来岡部」で結局自身はシュタインズゲートに
    到達しなかったのががっかりでした

    トゥルーEDで3人のその後が描かれてないのが不完全燃焼なのでアニメでその辺が
    描写されてほしいです

    • 名前:モリミヤ 投稿日:2017/10/02(月) 22:38:52 ID:73863be91 返信

      どこまでファンの要望に沿った内容になるかはわかりませんが、アニメはゲームでは分岐するルートを一本化して再構成するそうで、悔しいけどゲームより面白くなると千代丸氏が語ってたので動向を見守りましょう。