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【STEINS;GATE 0】かがりEND 感想|星の奏でる歌はループする

シュタインズ・ゲートゼロのかがりEND「相互再帰のマザーグース」のシナリオ解説や感想について書いています。

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かがりEND】はどんなストーリー?

椎名かがりの失った記憶を取り戻すために岡部、まゆりと一緒に記憶復活のカギとなる「星の奏でる歌」の謎に迫っていくお話です。

かがりEND】感想 地味ながらホロリと泣けるエピソード

かがりルートはやや地味なシュタインズゲートゼロのスピンオフエピソードです。派手な事件などは起きない日常シナリオ。

 

とはいえかがりとまゆりのイチャイチャが見られるので、かがまゆの百合展開が好きな人にはおすすめです。

 

また「星の奏でる歌」を巡ってシュタインズ・ゲートらしいSF要素が出てきたのが興味深かったです。「星の奏でる歌」は何処から来たのか?

 

考え出すと夜も眠れなくなります。

 

更に「星の奏でる歌」歌詞やまゆりが歌に込めた想いを語るシーンなどから

 

まゆりの岡部に対する秘めたる気持ちを感じ取る事ができとてもホロリとくる良いエピドードでした。

控えめに言ってまゆりマジ天使。

かがりEND】ネタバレ 相互再帰のマザーグース シナリオ詳細

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1.二律背反のデュアルの終盤でかがりに『記憶の上書き』を実行したことで世界線が変動した?

2.しかし、かがりはここ最近の事以外は何も覚えていなかった。

3.ラボでまゆりが歌っていた“歌”を聞いて動揺し一時、気を失うかがり。

4.かがりは、この“歌”を子供の頃に聞いた事があるという。

5.まゆりに訊くと、ラボで鈴羽が口ずさんでいたのを聴いたという。

6.鈴羽は未来で母から、つまり由季に教えてもらった。

7.由季は、バイト先の料理教室の生徒さんが口ずさんでいたのを聴いた。

8.由季が告げたその生徒の名は、岡部の母のものだった。

9.岡部母は、まゆり祖母が死去した頃に、オカリンから聴いたという。

10.憶えがない岡部。手がかりに、まゆり祖母の霊園に行くかがりたち。

11.霊園から出ると、雨がトリガーとなりかがりが急に車道に飛び出す。

12.トラックに轢かれそうになるかがり、反射的に飛び出すオカリン。

13.かがりの回想。98年に鈴羽と別れ、研究施設に軟禁されていた。

14.施設から逃げ出した彼女は、路面電車のホームで岡部少年に出会う

15.少年が悲しそうだったので、“歌”を歌って聴かせるかがり      

16.2011年。病院のベッド。岡部のおかげでケガはなかった。

17.意識を失っている間に記憶が戻ったかがり。まゆりに抱きつく。

18.それから半年。まゆりやラボの仲間と平和で楽しい日々を送るかがり。

19.七夕。過去に旅立つまゆりと鈴羽。まゆりはかがりに別れを告げる。

20.強引にタイムマシンに乗り込み、岡部を何とかする、というかがり。

21.鈴羽とかがり、ふたりの過去への旅が再び始まる!

【STEINS;GATE 0】かがりEND 解説

紅莉栖の記憶消去で“世界線”が変わった理由

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オカリンの推測によれば、世界線が変わったのは紅莉栖のタイムマシン理論が、かがりの記憶から消去されたから。ただ、書き変えたのは現在のかがりの記憶で、過去改変ではないんですよね。

 

ちょっと腑に落ちない感じですが、前作でβ世界線に戻っった時と同じパターンだと考えると納得できるかも。『STEINS;GATE』で最初に送ったDメール『SERN』のデータベースから消すことで、世界線はα→βに変動しました。

 

まず、Dメール自体が世界にとってイレギュラーな存在。そして、未来のSERNが2010年に送信されたDメールの存在を発見。(という解釈です)これをヒントに
タイムマシン開発に成功。時空を改変。2036年のディストピア支配を確定させた。

 

したがってDメール消去は、確定した未来を崩す力があった。タイムマシン理論も、世界にとってイレギュラーなので、その存在自体が、未来を確定させてしまう力があるのでしょう。

『星の奏でる歌』は何処から来た?

「さーがーしもの ひとつー♪」

かがりの記憶探しのカギ。『星の奏でる歌』。かがりはこの“歌”を未来のまゆりから教わった。2011年、まゆりは鈴羽がトレーニングの後にラボで歌っているのを聴いた。

 

鈴羽は、未来の由季から教わった。2011年の由季は岡部の母が口ずさんでいるのを耳にした。岡部の母は、中学生時代のオカリンから。そして     

 

中学生時代のオカリンは未来から来た、“かがり”に歌って聴かせてもらった。

 

??????????

 

つまり…どういうことだってばよ??


かがりが過去に干渉した結果、“歌”を最初に伝えた人物、始点の存在が消えた。たぶん1週目の一番最初は未来のまゆりが始点だったように思いますが。

 

因果のループはさておき『星の奏でる歌』自体は凄くいい曲です。何だか学校の教科書に載りそうな雰囲気の癒しソング。それと星の奏でる歌ってまゆりが、紅莉栖の
救出に失敗したオカリンを励ますための歌なんですよね。

 

“探しもの”は紅莉栖。1番の最後のフレーズ「優しい君が〜笑え〜るように〜」って歌詞が琴線に触れました。

 

『星の奏でる歌』のレビュー記事はこちらに記載しました。

椎名かがり 時を越えた恩返し

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シナリオの終盤で中学生の岡部と施設を逃げ出したかがりが、路面電車のホームで出会うシーン。映画・負荷領域のデジャブを見た人なら「おおっ」と思シーンでしたよ。

β世界線では岡部を励まして“鳳凰院凶真”誕生のきっかけを生んだのはかがりだった。

 

祖母の死でふさぎ込んだまゆりを間接的に救う事になり、未来でママに世話になったかがりの恩返しと言えますね。ここで思い出すのは鈴羽(橋田鈴)のセリフ。

鈴羽「巡り巡って人は誰かに親身にしてもらう事になっている」
「だから君も、いずれ誰かに親身にしてあげなさい。」

このセリフとても好きなんですよ。Mr.ブラウンに世話になった鈴羽は過去に跳び、橋田鈴として若き日のブラウンにまるで親のように世話を焼く。奇妙だけど、とても心温まる鈴羽とブラウンのエピソードです。

 

ダル&鈴羽の優しい父とスパルタンな娘の親子関係も大好きですが、鈴羽とブラウンの師弟関係も熱く涙なしには語れないです。

 

その辺はコミック『恩讐のブラウニアンモーション』で描かれてます。

やや脱線しましたが『相互再帰のマザーグーズ』の感想・解説は以上です。

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