シュタインズ・ゲートの続編であり裏話の『シュタインズゲートゼロ』の感想・評価について詳しく書いた記事です。目次の1から5まではなるべくネタバレを避けました。目次の6は完全ネタバレ記事です。
この記事の目次
シュタインズゲートゼロは面白いの?
結論から言うとシュタゲゼロのストーリーは面白いです。前作シュタゲのアニメを全話見た、またはゲームをクリアしたという人にはもれなくオススメできる作品です。
ゲーム単体の完成度はシュタゲには及ばないものの、シナリオ後半の熱量のあるクライマックスは必見です。
シュタインズ・ゲートゼロを一言でいうと、粗い点も多々あるけどストーリーの要所要所で凄く面白い尖った作品です。
逆に『シュタインズゲート』を知らない方がゼロに手を出すのはすすめられません。その理由はゼロがシュタゲの物語を知っていることを前提に作られた作品だからです。
ですからゼロに興味あるけどシュタゲを知らないって人は前作から触れてみてください。面白すぎてハマりますから。
▼アニメ「シュタインズゲート」1話を見る
▼ゲーム「シュタインズゲート」をプレイする
「シュタインズゲート ゼロ」ってどんなストーリー?
小説を元にしたβ世界線の物語
ゼロは『STEINS;GATE』 β外伝小説を元に作られたゲーム。ストーリーは前作『STEINS;GATE』とつながっています。
世界線って何だっけ?????思うかもしれませんが、簡単に言うと可能性として存在する歴史です。シュタゲの世界線は常に1つでタイムマシンの過去改変で世界線はスイッチします。
そして、β世界線は紅莉栖が死亡し第三次世界大戦が起きてしまうかなりハードな可能性世界。
ゼロはシュタインズ・ゲート終盤から分岐する
シュタゲゼロの分岐ですが、具体的にはシュタゲ終盤(ゲームの11章/アニメ23話)から分岐した新たなルートを描いています。
■前作シュタインズ・ゲート
岡部は紅莉栖救出に失敗する
→シュタゲの最後の方で岡部がまゆりにビンタされる
→未来の岡部からムービメールが届き最終ミッションに突入
→紅莉栖を助けてゲームのTURE END(アニメ24話)に到達
■シュタインズ・ゲート ゼロ
岡部は紅莉栖救出に失敗する
→まゆりがビンタしない
→未来の岡部からムービメールは送られない
→岡部が諦めたままシュタインズゲートゼロのルートへ
シュタインズゲートゼロの簡単なあらすじ
岡部は紅莉栖を救うために、2010年8月21日から同年“7月28日”にタイムトラベルするが紅莉栖を助けるどころか誤って刺し殺してしまい、言いようのない絶望と激しい自己嫌悪に心が塗りつぶされてしまう。
岡部が
「もう疲れた。だからもういいよ」
と呟くと、この後まゆりがオカリンを引っ叩くことなく優しく慰めることで物語は新たなゼロのゲートを開くことになります。
半年後に失敗のトラウマから立ち直りかけた岡部は、ATF(アキハバラ・テクノ・フォーラム)で紅莉栖の先輩である比屋定真帆と出会う。
真帆たちの開発した人工知能・アマデウスと死んだ牧瀬紅莉栖の記憶を巡って様々な機関が陰謀を巡らせる世界で、ハードすぎる世界線の収束に翻弄されながらも必死に抗い、再び立ち上がる岡部と仲間のラボメンたちの物語です。
ハードな戦争モノ!
ゼロの世界線は近い将来タイムマシン開発競争のせいで第三次世界大戦が起こるという悪夢のような未来が確定しているため、ほぼアクションシーンがなかった前作シュタインズ・ゲートに比べるとドンパチやってるシーンがけっこうあります。
タイムマシンの情報を探して秋葉原にもどこぞの国の軍隊や特殊部隊がなだれ込んでくるので岡部たちは戦火の渦に巻き込まれていきます。銃器や戦闘ヘリ、ナイフや軍用ナタなどの戦闘描写や世界大戦後に瓦礫の山になった秋葉原が描かれています。
科学アドベンチャーシリーズは現実世界を舞台にしてリアリティを追求をしてるのでタイムマシンを狙う組織に襲撃されるシーンも迫力があって怖ぇぇぇぇ((((;゜Д゜)))という感じでした。
戦争モノが苦手な人にはショッキングな描写やシーンが多いかも….。あとアドベンチャーゲームだから一枚絵で済んでるけどアニメになったら作画めちゃくちゃ大変そうです。
▲シュタゲゼロの壊滅的未来を描いたCG。ビルに突き刺さった巨大物体はタイムマシンではなく最新作、アノニマス・コードに登場する人工衛星だったりします。
データ化された記憶と人工知能アマデウス
ゼロは「記憶データ」や「人工知能」というテーマを大きく扱っています。新ヒロインである研究者・比屋定真帆(ひやじょう まほ)が開発した「Amadeus(アマデウス)」はデジタルデータに変換した人間の記憶を用いて動作する自分で考えて判断ができるAI。なんという未来ガジェット!
そして「アマデウス“紅莉栖”」は死んだ前作のヒロイン・牧瀬紅莉栖の記憶データと人格を持った人工知能。人工知能になったアマデウス“紅莉栖”はまさにPCの中に存在する肉体のない紅莉栖そのもの。
岡部は真帆との出会いをきっかけにアマデウス“紅莉栖”と接することになるが救えなかった紅莉栖のことを思い出しトラウマに心を責め続けられます。
シュタインズゲート “ゼロ”の意味は?
考察が好きな人は楽しいかな?と思います。シュタインズ・ゲートゼロのゼロって何?ってことで色々と妄想混じりで書いてみました。
①合法ロリっ子の比屋定真帆の女子力がゼロ(笑)
真帆は性別こそ女子ですが中身が8割型おっさんであり女子力が皆無なので。これはさすがにジョークですけどw
②岡部の心の温度が0℃
岡部は紅莉栖救出に失敗してPTSD(トラウマ)になっており後半までずーーーっとテンション低いんですよね。岡部の心が凍りついているわけです。ゼロってそういうこじつけもできるかなと。
③ゼロは数字ではなく輪の例えである。
③シュタゲゼロはシュタゲ11章から分岐してゼロの物語を経て再びシュタゲ11章に戻ってくるお話でその軌跡は輪を描いている。その輪を0と言い換えているのでは?
以下の引用は公式見解です。
『STEINS;GATE 0』のテーマである人工知能や,「記憶のデータ化」、つまり0と1のバイナリー世界(デジタル)を表しているんですが、さらにさらに!「0」はその名の通り『STEINS;GATE 0』を1は『STEINS;GATE』無印の事を予言していたんです。
▲『The Sound of STEINS;GATE 魂』ブックレットの志倉千代丸さんのインタビューより。
上記引用の前半をまとめると
④テーマが「人工知能」や「記憶のデータ化」なのでデジタルデータを構成する0と1からの着想。
ということになるでしょうか。
⑤ゼロは「シュタインズ・ゲート」に辿り着くために切っても切り離せない密接な裏話。1(シュタゲ)に対する0(シュタゲゼロ)という関係性の暗示。
⑤は上記の公式見解を踏まえて僕なりのこじつけです。ゼロの岡部の頑張りがないとシュタインズ・ゲート世界線にたどり着けないんですよね。
デジタルデータが「0と1」で成立しているようにシュタゲもゼロと無印両方が必須というわけです。
【シュタインズゲートゼロ】の良い点
美麗で万人向けになった立ち絵
前作のアートのような重厚な塗りの絵は素敵でしたが人を選ぶタイプ絵柄ではあったと思うんですよね。一方でゼロの絵は個性が薄くなってライトなテイストになっていますが万人向けでクセの少ない感じの塗りになったのは改良点だと思います。
線画も前作のように尖った感じではなくてバランスが良くなったと思います。顔のパーツ配置や体のプロポーションが前より自然に見えます。絵が良くなった!と思うのは僕の主観ですけどね。
▼ルカ子は明らかに絵が可愛くなったかと思います。まさに可憐な美少女()
▼鈴羽もより女の子っぽく上品な仕上がりになった。
▼フェイリスはシャープでキツイ感じでしたが丸っこく柔らかい印象になりました。
悲哀と熱量のある音楽
ゼロは紅莉栖が死んだβ世界線のお話。主人公である岡部の心情を反映しているのか、悲しい感じのしっとりした曲が多めとなっております。シュタインズ・ゲートゼロサウンドトラックのレビューも書いてます。
▼メインテーマ「Messenger」をピアノアレンジした曲。悲しみに満ち溢れた音色は心を奪うような美しさがあります。
▼タイトル画面で流れる「Messenger」はかなり格好良いナンバーでそのイントロには戦慄を感じます。戦火に包まれる世界線のループの中でもがこうとする岡部の悲しみと執念を感じる曲となっています。
ゲーム起動後のデモ映像で「Messenger-Piano」でめちゃくちゃ悲しい空気を出した直後にタイトル画面の「Messenger」のイントロで相当不穏なイントロからゲームが始まる演出は神がかってると思います。
▼まゆりの岡部に対する気持ちを歌った曲。涙腺崩壊ソング。
▼優しい日常曲です。「Fellowship」は仲間意識というニュアンス。ボロボロになったオカリンをいたわる仲間たちの優しさが染みる温かいナンバーです。
▼オープニングテーマです。艶のある悲しい曲調ながらサビは熱く盛り上がる緩急のある傑作。
▼シュタゲゼロのサントラは上記で紹介した曲を始めゲームのサウンドモードでは聞けない4つのBGMを収録しています。またボーカル曲4つは全てフル収録されています。
ゼロは女性キャラ11人+1で華やか
シュタゲゼロは前作に比べて女の子キャラが増員しており11人もいるのでとても華やかな印象です。+1はるか子。男だけど可愛い(真顔
真帆
比屋定真帆は最も光っていた新キャラクター!紅莉栖の先輩で残念系ファッションのロリっ子(成人)。背丈は小さいけど気は非常に強い。
人工知能と脳科学のスペシャリストでガチガチの理系人間。PCパーツ好きとかプラモデル作るの好きだとか中身が男の子(笑)
理屈屋の彼女だが紅莉栖の事になると感傷的になって取り乱してしまう。紅莉栖が大好き!という友情や愛情、または崇拝とも取れる想いと彼女の天才性に嫉妬し劣等感に悩むという2つの相反する感情に心をかき乱される。
….と真帆は魅力的な要素てんこ盛りでした。新ラボメン(ナンバー009)なのに既存キャラたちに上手く溶け込んでいるのもグッドです。
▼真帆についてはこちらにも記事を書きました。
まゆり
「トゥットゥルー」が口癖の太眉の癒し系。前作でオカリンが何度も世界線を漂流した果てに紅莉栖を犠牲にしてようやく死の運命から救うことができた幼馴染。
まゆしぃのおばあちゃんのような暖かさは今作でも健在です。前作では助けられる側のキャラクターでしたがゼロではラボメンであることを自覚して岡部のために行動を起こします。後半のまゆり覚醒シーンは必見です!
アマデウス“紅莉栖”
アマデウス紅莉栖は一言でいうとデジタル・クリスティーナ。紅莉栖の記憶を人格を持ったAIであり、死亡した紅莉栖本人とはあくまで別の存在です。ゲームではダブルクオーテーションをつけて“紅莉栖”と表記されています。
恋愛トークが好きで先輩の真帆と岡部を何かとくっつけようするなど、オリジナルの紅莉栖よりも茶目っ気が強い。
痛々しい中二病をやめた岡部は自然に会話するので“紅莉栖”は前作のように岡部に対して必要以上にツンツンしておらず素直に彼の会話に応じる場面が多い。
かがり
椎名かがりは鈴羽と共に2036年から脱出してきた紅莉栖と顔がそっくりな少女。外見は紅莉栖だが言動はまゆりのような幼さが残る。
マイナス思考の岡部に対して二律背反のデュアルというシナリオでは
「その考えは、だめ。バッテンなのだ」
と発言するなど子供っぽくてかわいい。また、母であるまゆりにデレデレしたり、大人びたボディに対して、甘えん坊キャラというギャップは面白いです。
アマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートとまゆりENDに至るルートでは立場や外見、性格が全くの別物になる。
声優の 潘めぐみさんの演技が圧倒的です。叫びのセリフが凄いなどキャラの存在感は強い思うけど、かがりは世界線に翻弄されまくりで犠牲者的な扱いなのが残念。シナリオの都合で酷い目に合いまくってるのが何とも可哀想ですね。
パッケージ絵にもいる新キャラなのでもっと見せ場や強い個性が欲しい。
フブキとカエデ
フブキ(左)とカエデ(右)はシュタゲ時代は設定だけあったまゆりのコスプレ友達ですね。まゆりがコスプレを作る人でフブキとカエデは着る人。つまりレイヤーさんですね。
ショートカットのフブキは気さくな性格のボーイッシュ女子高生。僕は活発な女の子が好きなのでフブキ押しです。ダルをHENTAIの危険人物とみなして警戒している(笑)しかしフブキ自身もまゆりのおっぱいを後ろからわしづかみするHENTAIなのでお前が言うな状態ですw
大人びた黒髪ロングヘアがカエデ。とても大学生に見えない人妻のようなオーラを醸し出していると思うのは気のせいでしょうか?
音大生のカエデはゼロでアマデウス(モーツァルト)とサリエリの話が度々引用されるシーンで音楽史に詳しい彼女がその解説をしたりします。
ちなみにフブキとカエデはラボメンではないです。
由季
ダルとまゆりの友人であるコスプレイヤー。レイヤーだけあってものすごくスタイルは良いです。
後にダルと結婚して鈴羽の母になる人。家庭的な性格でラボに通いつめダルやまゆり、鈴羽に世話を焼く。
由季自身は鈴羽の母親とシナリオ上のとあるギミック以外に役割らしきものがなくモブキャラ的な印象がある。シュタゲでは珍しく変な特徴がなくて普通に美人でスタイルがいいという没個性キャラ。
ラボメンナンバー011を与えるならもっと濃ゆくしてほしかったなあ。
鈴羽
阿万音鈴音は、前作から登場しているバイト戦士。ゼロでは父であるダルに厳しい娘。ダルとの親子漫才のようなやりとりは笑える上に父のことを信頼しているのが描かれてリダル鈴のシーンはほっこりします。
一方で殺るか殺られるかの戦時下を生き抜いた戦士という経歴を持つため前作のような明るさはなくクールで漢らしい性格。はっきりいってゼロ鈴羽は女ゴリラ。超強い。
岡部を「シュタインズ・ゲート」の入り口に連れ出し第三次大戦を起こさない事が最大の使命。しかし手痛い失敗をして鬱になっている岡部は再チャレンジしてくれないので鈴羽さんはキレ気味。
父のダルが昼頃に起きてネット三昧エロゲ三昧でカップラーメンやお菓子ばかり食べる自堕落生活をしてる事にもキレてます。そりゃスズさんおこだよ(笑)
同伴してきたかがりは突然豹変して行方不明になるわ、タイムマシンは燃料の問題があるのでいつまでも岡部を待つことはできないわ、父のダルは母と上手くいっておらず自分が生まれない危機に悩んだりとゼロ鈴羽は気苦労が多い。
▼鈴羽については以下で詳しく書いてます。
ルカ子
巫女さんで美人の男の娘という、アキバ文化そのものを擬人化したキャラクター。ゼロは立ち絵がさらに可愛くなって恐ろく可憐に見えて困る。
アマデウス紅莉栖ルート側の「軌道秩序のエクリプス」で女性である鈴羽とかがりと同じ部屋で寝ていたので笑いました。突っ込み不在の空間かよ!! 作中でも当然のように女扱いされてて草しか生えないですね。
そんなルカ子ですがゼロでは男性らしさがアップした声に変わる“るか兄さん”と呼ばれる姿で活躍するのも見どころです。
フェイリス
アキバ文化を擬人化したキャラその2。ネコミミ芸人ですね。トークがキレッキレのノリノリで面白い。
ピンク髪の猫耳メイドでトランジスタ・グラマーなボディの持ち主。サービス精神溢れるエンターテイナーで、コスプレをしてメイドカフェの店員さんをやってるが実は店の経営者で鋭い洞察力を持つ知性派。
父が秋葉原の大地主のお嬢様であったり、精神年齢が高くて仲間に対する気配りも細やかな完全無欠のパーフェクトメイド。
▲シュタゲゼロのRINEのメッセージ。フェイリスは相変わらずの中二病も健在。「ファティマ314番目の予言」とは。シュタゲゼロアニメのOPかな?
萌郁(もえか)
無口でケータイの文字打ちが光速のごとき女性。前作で萌郁は敵キャラクターでしたがゼロではかがりと同様にルートによってが全然立場が異なってくるキャラクター。
最初のシナリオである零下域のミッシングリンクで初登場でドス黒いBGMが流れて笑いました。
岡部がかなり怯えていたり扱いが悪いルートも当然のようにあります。萌郁はいつになったら許されるんだ…。
真帆ルートの存在証明のオートマトンだとかなり扱いが良いので萌郁ファンは必見です。口下手なライターで友情に熱い萌郁とか最高かよ!
綯(なえ)
萎えちゃんじゃないです。綯ちゃんです。ゼロでは立ち絵の可愛さがアップしましたね。前作のようなヤバさ見せつけませんが、お掃除になると人が変わるという新たな狂気を発揮(笑)。
完全に脇役なのにコアな人気があるのか謎の見せ場を与えらているキャラ。ダルがナチュラルに綯ちゃんを「綯様」と呼ぶのは笑うからやめろw
▼シュタゲゼロのラボメン10人がラインナップされた「アクリルスタンドキーホルダー」が6月リリースされます。ラボメンじゃない「綯様」がいないのはともかくダル嫁の由季は?
要所でアツく盛り上がるシナリオ
シュタゲゼロは、序盤からシナリオが2つの大まかなルートに分岐する仕組み。アマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートとまゆりENDに至るルートがあります。とどちらのルートでも言えることですが、簡単にまとめると以下のようになります。
①序盤:突然変動する世界線に翻弄される岡部!世界線が勝手に変わるのは怖すぎるし、疑問がたくさん出てきてワクワクします。
②中盤:ちょっとそれはどうなの?と首を傾げる展開がある。(前作の重要アイテムの設定が変わっていたり、やや無理のある話の運び方がある。)
③終盤:ある一大イベント勃発でテンションマックスで大盛り上がり!!!
④エピローグ:祭りの後。正直物足りない終わり方。もっとテキストにボリュームが欲しかったところ。
ちなみにアマデウス“紅莉栖”ENDに至るルートはアマデウスとかがりメインの話。これはゲーム用に新しく作られたシナリオです。
アマデウス紅莉栖側のシナリオは所々粗いかな~と思いますね。アマデウスルートから分岐する真帆個別ルートは傑作だと思いますし、クライマックスでラボメンの結束が描かれるのは前作にはない展開ですし燃えるのですが。
僕はもう一つの「まゆりENDに至るルート」のほうが好きですね!「シュタインズ・ゲートβ小説外伝」を元にゲーム化したものなのでプレイ前に小説を読んだ人は新鮮味がないとは思います。
しかし下地となった小説の完成度が高くて面白いので小説既読の僕もすごく楽しめましたよ!
残念な点
RINEトリガーシステム
LINEじゃなくてRINEです。モバイル端末や連絡手段の主流が、ガラケーと携帯メールからスマホとLINEに変わったのでシュタゲもそれにならったというもの。RINEで選択肢を選んでラボメンたちとの会話を見ることができますがシナリオ分岐とは関係がないんですよねこれ。
チヨスタ作品の「○○トリガー」といえば、過去作でフォーントリガー、妄想トリガーなどはいずれもプレイヤーの選択で物語に介入してシナリオ分岐したのに対してRINEトリガーはゲーム進行上は特に意味のないシステムです。シナリオ上は重要なんですけどねRINE。
CG関連
立ち絵の一部使い回し
一部のシーンで前作の立ち絵を流用しているのが残念ですね。はじめは岡部が前作を回想するシーンであえて使用されているのかと思ったんです。あ~前の絵を使っているのは前作を懐かしむための演出なんだな。凝ってるね!と勝手に好意的に捉えていたのですが、
回想シーンではないシナリオでも前作のCGが使用されていたので単なる流用でした。同じまゆりでも1枚目は日焼けしたようになってるけど2枚目の私服だと色白ですし違和感あるなあと。フェイリスは以前の立ち絵であり2枚目のシーンは絵が新旧混在しています。
僕は前のゲームの絵を使いますこと自体はダメだとは思わないんです。ただゼロの新しい立ち絵と前のグラフィックでは絵柄が違うので統一感がなくなるのがマイナスだと思います。
前作絵の独特なテクスチャをなくしたりして絵のすり合わせをしているようですが限界がありますね。
イベントCGの絵柄がバラバラ
それとゼロで新規に書き起こされたイベントCGも担当しているグラフィッカーによって絵柄が全然違うというのも作品全体の統一感を損なっていてガッカリィな感じです。
上の画像の真帆が立ち絵と別人のようなキャラに見えるのも「うーん?」な感じです。
アマデウス“紅莉栖”の出番があまり多くない
アマデウスの“紅莉栖”が登場するシーンが思ったより多くないです。オリジナルである牧瀬紅莉栖は死亡している世界線なので回想など一部でしか出てこないのはわかりますが、
ゼロで特徴的なAIの“紅莉栖”があまり出番がないというのは勿体無いと思います。“紅莉栖”が目立って活躍してるのはバッドエンドの私秘鏡裏のスティグマと真帆ENDの存在証明のオートマトンくらいですかね。
またシナリオで必ず読む台詞と異なりアマデウス“紅莉栖”にプレイヤーが電話をかけると聞くことができる任意会話パターンがいくつか存在するのですが、任意会話も全10パターンと多くないです。
もしシュタインズゲートゼロのアップデート版なりが発売されるならば任意会話のパターンを増やして欲しいなと思っています。
アマデウス“紅莉栖”との会話が発生するポイントはこちら
謎を投げっぱなし?回収されない伏線がある
一言で言うとスッキリしないです。ゼロは序盤~中盤にかけていくつもの謎を散りばめてワクワクしたんですよ。いきなり世界線が変動して不穏な空気になったりして。
あの世界線が変わったのって結局どういう理由なんだっけ?と後で考えると投げかけられていた謎に明確な回答がない。
あるいはボンヤリとした回答に留まっているといるパターンが多かったです。
前作のシュタインズ・ゲートはきれいな伏線の回収によって得られた気持ちの良さが魅力の一つだったと思いますのでゼロの釈然としない放置プレイ感はシュタゲらしくなくて残念です。
【シュタインズゲートゼロ】 ネタバレなしの評価|クライマックスの熱量が見どころ!
ゼロは『シュタインズ・ゲート』と比べて全体的なシナリオの完成度は劣ります。でも要所要所で盛り上がってプレイヤーを熱くさせるのがゼロです。
僕が良かったと思うポイントを箇条書きすると、
- まゆりルート「無限遠点のアルタイル」クライマックスのものすごい熱量
- 新キャラ比屋定真帆の可愛さ・人間らしい弱さ
- 不意に変わる世界線に翻弄されるサスペンス感
- 深い悲しみをたたえた美しい音楽・BGM
ゼロの序盤~中盤は季節に例えると冬。最愛の紅莉栖が死んでいるためオカリンが暗くて全体的にテンションが低い。あの痛いけど超カッコイイ鳳凰院凶真はいない。
展開は突然世界線変わったりしてめちゃくちゃ不穏ですし怖いです。このサスペンス展開はぞくぞくして面白い。加えてシナリオに登場するトピックもかなり重い。
タイムマシンをめぐる危険な機関の暗躍、どす黒すぎる戦争の描写、記憶や脳をいじられる悲惨なキャラたち……とかなりブラックオブブラック。ハードな雰囲気は前作以上です。BGMのダークさもアップしまくりです。
そんな途中までの重すぎる空気を打ち破るように一気に爆発する後半が見どころです。「無限遠点のアルタイル」での岡部役の宮野さんの魂の入った熱演はめちゃくちゃたぎりました!
確かにゼロは伏線の放置プレイや、一部設定もおかしい。ちょっと首をかしげるような展開もあります。かがり関係の設定や話の運びはちょっと無理があります。
しかし必ずしも全体的に出来が良いから名作、粗があるから駄作と決めつけるのは早計です。
たとえ作品全体で見たら完成度が高くなくてもシナリオを読んだ人にとって刺さるシーンや興味深い要素があればその作品は良い作品だと言えます。
僕にとっては面白い点が多々あって楽しめたシュタインズ・ゲートゼロ。あなたも一般的な評価で決めつける前に興味があるなら一度、ゲームをプレイしてみることをオススメします。
【ネタバレ】全ルートのあらすじ・ 感想・評価ランキング
シュタインズゲートゼロの全ルートをランキング形式で紹介します。
これより下は具体的なネタバレを遠慮なく書いているのでネタバレが嫌な方は以下の記事を見ないようにお願いします。
【1位】 まゆりエンド「無限遠点のアルタイル」
■あらすじ
物語は前作で岡部が“失敗”してから約1年後の2011年の七夕からスタート。ラジ館のタイムマシンが原因でまゆりと鈴羽が取り返しのつかない事態に陥いってしまいます。
“失敗”のトラウマで今まで動けなかった岡部でしたがまゆりと鈴羽を助けるために再び立ち上がり、ダルや真帆の力を借りて完成させた電話レンジ弐号機でタイムリープするシュタゲらしい熱いエピソードです。
まゆりと鈴羽はタイムマシンで過去に飛んで「紅莉栖救出を諦めた8月21日の岡部」をビンタしに行くことが目的ですが、2人が飛ぶ直前になってマシンを欲する軍隊や特殊部隊がアキバに大挙してラジ館が血で血を洗う戦場になってしまいます。
■感想・評価
一番シュタゲっぽいストーリ展開で僕は好きなルートです。やっぱりタイムリープする岡部には燃えます!
そして散々な目に合わせてくれたレスキネン教授や軍の兵士を前にして甦った鳳凰院凶真が偉そうに大見得を切るシーンは最高にスカッとしました。
また未来のダルの使者である鈴羽が自ら「オペレーション・アークライト」を考案し、まゆりが「まゆしぃにそのオペレーションをやらせて!」と自らシュタインズゲートを目指す展開は胸熱です。
あまり良くない点としては、ゼロのメインキャラであるアマデウス紅莉栖が直接登場しないこと。
このアマデウス、タイムマシン情報漏えいの原因であるため岡部がためらいもなく「アマデウス紅莉栖を完全破壊しろ」とダルに命じるシーンには違和感がありました。オカリン……ゲーム序盤だと人工知能の“紅莉栖”と仲良かったやん?
まゆりと鈴羽を助けるためとは言え葛藤の一つもないのかと。岡部だけでなく紅莉栖の親友である真帆もアマデウス紅莉栖消去を全く意に介していないのも疑問が残ります。
真帆だったらアマデウスの消去には抵抗するはず。
【2位 】真帆エンド「存在証明のオートマトン」
■あらすじ
人工知能アマデウスを奪って軍事転用するという野望を秘めたレイエス教授の策略に立ち向かうため比屋定真帆とアマデウス紅莉栖が息の合ったタッグで痛快に撃退するスピンオフエピソード。ちなみにオカリンはあまり出てきません。
また他のルートでは扱いの悪いシャイニングフィンガーこと桐生萌郁が頼もしい味方であり真帆との友情も描かれるため、「存在証明のオートマトン」は真帆と紅莉栖、真帆と萌郁のフレンドシップたっぷりのエピソードです。
■感想・評価
女の友情てんこ盛りのキャッキャウフウフなシナリオでした!
アマデウス紅莉栖がオリジナルの紅莉栖とは異なる「イタズラな子供っぷり」とAIらしさを遺憾なく発揮しているチャプターで“紅莉栖”はレイエス教授に乗っ取られたふりをしつつ
、親友の真帆と連携して逆転。ねらー節全開でレイエスを煽りまくる“紅莉栖”のシーンは爆笑しました。
また、アマデウス紅莉栖は他のルートと同じく最後は消える事になるのですが“紅莉栖”が消えてゆく別れのシーンを一番ちゃんと描いたシナリオです。真帆が大泣きしながら親友が消えてゆく様を見守るのは涙腺崩壊モノでした。
それに前作やゼロのまゆりルート側では悪役だった萌郁が真帆のためにSERNのラウンダーとして救出に現れ、身を呈して闘う姿は萌郁の姿が好印象。他にも
- フェイリスと萌郁と真帆で女子会をする話
- 真帆と萌郁の汚部屋にドン引きするフェイリスや岡部
- 汚部屋の掃除で呼ばれた綯ちゃんが豹変する話
- 真帆パイセンの人工知能講座
など内容が濃くて充実したシナリオだと言えるでしょう。主人公の岡部がレイエス教授と対峙するシーンで絡まないので2位としましたが1位でもいいくらいの面白さです!
【3位 】アマデウス紅莉栖エンド「盟誓のリナシメント」
■あらすじ
ストーリーは第三次世界大戦によって壊滅した2036年の秋葉原から始まります。過去にストラトフォーに拉致された岡部は、拷問で精神崩壊しており2025年にダルたちに助け出された後、2036年になって目を覚ます。
戦争後で破壊され尽くした残酷過ぎる世界をリアルに体験した岡部はダルたちの協力で2011年までタイムリープ。第三次大戦を阻止するため自ら封印した鳳凰院凶真を復活させる!
真帆とかがりを新たなラボメン認定し、世界大戦の原因となる牧瀬紅莉栖のタイムマシン論文と人口知能アマデウス紅莉栖をこの世から葬り去るオペレーションを始動させます。
■感想・評価
序盤から衝撃の2036年編ですが、2036年のシナリオがとても短いのが気になります。話が短い上にまともに絵が出てくるのがダルと鈴羽だけで物足りない。もっとじっくりやっても良かったんじゃないでしょうか?
中盤の鳳凰院凶真復活のシーンはゼロの中でもかなり盛り上がるワンシーン。ダルやまゆりやフェイリスが大喜びなのに対して、真面目な岡部しか知らない比屋定真帆がドン引きしているのは相当笑えます。
開き直ったオカリンが真帆を「そこのロリっ子ォ!!!」と煽るのもめちゃちゃ面白いw
それと、このチャプターをクリアするとアマデウス紅莉栖の画像がクリアーリストに表示されるため【盟誓のリナシメント】は通称“紅莉栖”エンドなのですが
アマデウス紅莉栖自身がシナリオの本筋に直接絡んでこないのがモヤモヤします。出るには出るけど明確に台詞がないし間接的なんですよね。“紅莉栖”エンドなのに本人がシナリオの大事な場面でちゃんと登場しないっておかしくないですか?
さらには戦争を防ぐという岡部たちの目的のためにアマデウス本人が知らぬ間に消されてるし。
アマデウス紅莉栖は存在するだけで悪用されてしまうのでどのルートでも消滅する運命なのですが「存在証明のオートマトン」以外のシナリオではアマデウス紅莉栖の死が雑に処理されているのも気になります。
【4位】 かがりエンド「相互再起のマザーグース」
■あらすじ
椎名かがりが失った記憶を取り戻す過程を描いたスピンオフ。“星の奏でる歌”の謎を巡ってかがり、まゆり、岡部がアキバを散策します。
■感想・評価
大きな事件が起こらない日常チャプターですが星の奏でる歌の発生がSF的なメビウスの輪になっている点が面白いです。
また、まゆりとかがりの話でありつつの岡部とまゆりの幼馴染の絆も描いており「相互再起のマザーグース」もまた涙腺を殺しに来るストーリーです。
星の奏でる歌の歌詞の意味を考えると、なんてシュタゲの内容に沿ってて泣ける歌詞を作るんだ!と感動しっぱなしでした。
【5位 】トゥルーエンド「交差座標のスターダスト」
■あらすじ
前作シュタゲのラストで未来の岡部からムービーメールが来たじゃないですか?あのメールを送った2025年の岡部たちの話です。
シナリオは2025年の未来ガジェット研究所が舞台。岡部は過去の自分宛てに「オペレーションスクルド」の概要を伝えるムービーを送信。その後すぐにタイムマシン試作機に乗って過去に旅立つまでを描いたショートストーリー。
岡部の目的は「無限遠点のアルタイル」においてタイムマシンで消えた鈴羽とまゆりを助けることです。
■感想・評価
とにかく短い。いわゆる執念岡部がムービーDメールを過去に飛ばし前作シュタインズゲートの終盤に繋がるのでループものとしては正しい終わり方ですがあっさりしすぎです。
すぐエンディングにたどり着いたので、え?もう終わり????という感じでした。気分的にはトゥルーエンドというより、ちょっとした後日談です。テキストがほぼ「小説シュタインズゲートβ外伝」のままなのですが、小説ベースだとしてももっと盛ってほしかった。
話が繋がってる「無限遠点のアルタイル」のラストは2011年ですから2025年まで色々あった事を描いたっていいと思うんですよ。
タイムマシンで旅立つラストはシュタゲゼロっぽくて好みですしエンディングへの入り方はとてもいい雰囲気。曲の「Gate OF STEINER(ボーカル版)」も神秘的かつスケール感のある曲で最高です!ラストがいいだけにシナリオの短さがもったいないです。
【6位 】バッドエンド「私秘鏡裏のスティグマ」
■あらすじ
岡部は影のCIAとも呼ばれる「ストラトフォー」の構成員だったレスキネン教授の罠で洗脳された比屋定真帆をけしかけられ拉致されてしまうという悪の大勝利エピソード。
■感想・評価
超バッド展開全部盛りチャプターです。
シュタインズゲートゼロで考えうるあらゆる最悪な展開が全部おこっちゃいます。しかしシナリオの100%全部悪い展開ではなく、アマデウス紅莉栖と真帆センパイの絡みがあるシーンは、笑えたり、尊かったり、熱かったりで見どころもあります。
アマデウス紅莉栖と真帆の絡みが好きな人はオススメです。
それと、いわゆる機関の人間であり目的のためなら手段を選ばないマッドサイエンティストのレスキネンの本性が発揮されたシナリオです。
可愛がっている助手である真帆の脳ミソをいじくって操るという外道っぷりを発揮しました。
しかし、レスキネンなりに人類の平和のためにやったことであるようで手段は許しがたいですが教授なりの正義や信念あるのは見て取れます。
だからかえって悪役としては中途半端で魅力に欠けていると思います。
レスキネン教授は裏の顔よりも、真帆に
「イタズラな子供」
と呼ばれるお茶目なおじさんっぷりのほうが好きですねえ。
▼アニメ序盤を見た印象だとレスキネンは面白外人さんですが、本性を表わす後半ではもっと振り切った悪役っぷりを描いてほしいと思います。
シュタインズゲートゼロのアニメは原作を上手く再構成・超補足したデキでした
シュタインズゲートゼロのアニメを最終回まで見ました。アニメは原作の3倍くらい良かったです。原作の破綻している部分の再構成と原作で描写が明らかに足りない部分の愛のある補足が素晴らしい。
更にラストの21話・22話・23話が気合の入った神回ラッシュで面白すぎて目が離せませんでした!
気合の入った21~23話が収録された最終巻はTV未放送の24話も付属しますしお得です。
コメント
世界線が変動した理由は明言されてはいますが、それがどうつながって世界線変動になったかが語られてないのはやっぱりもにょりとしましたね(ゼロのすべてのルートがトゥルーエンドに繋がっているという物語構成上、ヘタに過程を明言できなかったとは思いますが)。考察自体は好きなのでそれはそれで楽しめてはいるので、複雑な心境ではありますが……。
トゥルーエンドの場面が予想より短かったのがゼロのなかでは一番不満な部分に入るのでしょうが、全体的にはかなり好きなゲームになってました。アニメ版では果たしてどのようなストーリーを歩むのかが楽しみです。
もう一つのルートはかがりが紅莉栖に似ているという読者からの意見を参考にしたルートなので多少無茶面はありましたが、「Re-awake」が一番合ってたのは個人的にはこちらのルートでしょうか。萌郁さんの扱いがルートによって大分差はありましたが、真帆ルートの萌郁さんはアニメのネタとだーりんのネタをうまく混ぜて彼女を表現していたのでかなり良かったと思います。……ゼロのオカリンって萌郁さんを明確に許してないアニメのオカリンだったんだろうかw
DFGNEXTさんコメントありがとうございます。タイムマシン理論が誰の手に渡ったかで世界線が変わってたんですよね確か。ただ説明がその程度にとどまっていて
個別に突っ込んだ解説はなかったのでずっと引っかかってますねw
トゥルーは僕らが期待してたようなグランドフィナーレじゃなくて後日談という感じのお話でしたね。
せっかくアニメ化するならば、もろもろのシナリオの不満点を良い感じに改変してゲームを超えた!と言われる作品になってほしいと思います。
前作でも岡部がタイムリープを繰り返す下りで、全てを語りきれないが”なんやかんや”
色々な理由でまゆりは死んでしまったみたいな描写だったから
今作でも”なんやかんや”色々な方法で敵が世界線変動を行った程度の認識なのかな
ゼロはクリス死亡ルートの岡部がシュタインズゲートに辿り着くアナザーストーリー
なのかと思っていたら「ゼロ岡部=前作の未来岡部」で結局自身はシュタインズゲートに
到達しなかったのががっかりでした
トゥルーEDで3人のその後が描かれてないのが不完全燃焼なのでアニメでその辺が
描写されてほしいです
どこまでファンの要望に沿った内容になるかはわかりませんが、アニメはゲームでは分岐するルートを一本化して再構成するそうで、悔しいけどゲームより面白くなると千代丸氏が語ってたので動向を見守りましょう。