この記事では【二律背反のデュアル】の感想・ストーリー解説について詳しく書いてあります。このチャプターは【軌道秩序のエクリプス】の続きです。
【二律背反のデュアル】ネタバレなし感想
このチャプターでゲスト的に登場する紅莉栖の話とかがりの話があるのでそれぞれの感想について触れます。
紅莉栖の圧倒的ヒロイン力!アマデウスとは全然別物だった
やっぱり紅莉栖はいいですね。岡部のブレーンであり精神的パートナー。迷う岡部を優しく、厳しく導いてくれる圧倒的ヒロインパワー。これぞ助手。助手マジ助手。
紅莉栖はアマデウス紅莉栖とは似ているようで全然違うなと。オリジナルとアマデウスの違いは岡部との関係に注目するとクッキリと見えてきます。
アマデウスと岡部の関係は仲の良い友達同士に留まっているのに対して紅莉栖と岡部の関係はまゆりを助けるという強い目的を共有して共に頑張った戦友であり両思い同士。
この違いは歴然です。こういった理由からアマデウスと紅莉栖では岡部との間に作り出だす空気感が全く別物だなと実感しました。
決してアマデウス紅莉栖をディスってるわけじゃないんですけどね。アマデウスの紅莉栖は紅莉栖とは異なる魅力を持っているので。
イマイチ乗れないかがり関係のシナリオ
一方でメインで尺を取っているかがり関係の話ですがこっちはイマイチ。前作シュタゲで紅莉栖が言っていた、「もしタイムリープに失敗して他人の脳に自分の記憶データを上書きしたら」というネタをやりたいのはわかるんですが、
話の進み方の都合が良すぎて不自然さを感じました。また、次のシナリオへの繋ぎ方がとりあえず世界線を変えてしまえば問題解決できると言わんばかりの締め方でちょっと雑じゃないかと思います。
ネタバレ【二律背反のデュアル】はどんなストーリー?
「二律背反のデュアル」は「軌道秩序のエクリプス」の続きのシナリオで、かがりがストラトフォーによって紅莉栖の記憶(タイムマシン理論)を移植する実験を受けた世界線の話です。
岡部や真帆たちはラボメンはかがりを狙う襲撃者を退けつつ紅莉栖の記憶の侵食で苦しむかがりを助けるべく奮闘するストーリー。
かがりを巡る騒動がメインですが、シナリオ冒頭はアマデウス“紅莉栖”ではない紅莉栖本人がちょこっとだけ登場するファンサービス付きのチャプターでもあります。
『二律背反のデュアル』シナリオ詳細(長文です)
0.Amadeus“紅莉栖”から着信が入り岡部が応答すると突然世界線が変動!
1.【α世界線】のラボへ。開発室にいたのは…『牧瀬紅莉栖』だった!
2.全てお見通しの紅莉栖。世界線を戻す為、彼女が【Dメール】を送信。
3.【アトラクタフィールドβ】にリターン。しかし世界線が前と少し違う。
4.『改変1』かがりとまゆり当人が親子関係を知っていた。
5.『改変2 』 正月パーティの襲撃事件は起こらなかった。
6.『改変3 』『Amadeus』は半年前に開発が凍結されていた。
7.TVで脳科学のレポート。なぜか脳科学の知識をスラスラ言えるかがり。
8.岡部は、再びMr.ブラウンに、かがりのボディーガードを依頼。
9.『紅莉栖の記憶データ』が、かがりに移植された仮説に行き着く。
10.翌日のラボ。真帆も仮説を否定できないほど、証拠が揃う。
11.数日後、岡部は、かがりを買い物に誘う。記憶の断片?が蘇る。
12.タイムマシン理論を狙う輩が、かがりに紅莉栖の記憶を移植した?
13.彼女の人格崩壊を防ぐ為、過去のかがりの記憶データ上書が必要。
14.真帆は装置の開発。岡部はかがりの記憶データを持つ連中を探す。
15.真帆が開発に必要な物を取りにオフィスに戻ると、荒らされていた。
16.記憶データ圧縮の為ダルは『SERN』ハッキング。記憶の浸食が悪化。
17.気分転換に外に彼女を連れ出す岡部。かがりと紅莉栖を重ねる岡部。
18.雨にやられた2人は柳林神社へ。かがりは頭痛で意識を失う。
19.装置開発&ハッキング完了。真帆のホテルも荒らされたと連絡。
20.かがりを探す連中が、紅莉栖のノートPCも嗅ぎ付けて狙った?
21.萌郁に情報を流させる『かがりが、毎日同じ時間、同じ路地を通る』
22.罠にかかった連中が、かがりに変装した鈴羽を取り囲む。
23.鈴羽、ブラウンがこれを撃退。男達の一人を拘束。
24.ブラウンが拷問。かがりを狙うのは『ストラトフォー』と判明する。
25.『ストラトフォー』にハッキング。かがりの記憶データを発見!
26.ラボが『ストラトフォー』に囲まれた。今にも突入されてしまう!
27.記憶データをかがりの脳に上書きすると、世界線が変動を起こした!
世界線が逆戻りした理由
ゲーム版
世界線が変わった時、ダイバージェンスメータが0%台になっていたのに絶句しました……。うわああああ!まゆしぃが!!
オカリンがあれだけ苦労して『β世界線』に辿り着いたのに、『α世界線』に逆戻りしてしまった。
α世界線に戻った理由はゲーム中では説明がありませんが想像はできます。α世界線はSERNがタイムマシンを完成させることで未来でディストピア支配を確立させた可能性世界。
そのため、おそらくラウンダーなどのSERNの関係者が何らかの手段でアマデウス紅莉栖を我が物にしたのでしょう。紅莉栖の理論を入手したSERNは不完全だった自分たちのタイムマシンを完成させたのではないかと。
前回のシナリオ「軌道秩序のエクリプス」で真帆がアマデウスが乗っ取られたという話をしていましたし、その犯人がSERNの可能性があります。
アニメ版の別解釈
SERNがアマデウスを奪いタイムマシンを完成させたので、α世界線に移動した…..というのはよく考えると少しおかしな所がありまして、
実はアマデウスからタイムマシンに関する理論を抜き取るのはほぼ不可能なんですよね。その理由は割愛しますが、当シナリオ「二律背反のデュアル」や真帆ルートの存在証明のオートマトンをプレイするとわかります。
じゃあどうやってSERNはタイムマシンを完成させたか別の理由を推測してみます。アニメのシュタゲゼロでは7話で「ロシアで地震が発生した」というニュースが流れていました。
この地震はロシアのタイムマシン実験だと思われます。ロシアのタイムマシンは亡命した中鉢にもたらされた紅莉栖のタイムマシン論文が元になっています。
もしロシアのタイムマシン技術が何らかの理由でセルンに渡ったとしたら?一応無理なくα世界線に戻った理由の説明がつきそうです。
牧瀬紅莉栖
世界が再構成された。ラボにいた岡部だが、今そこにいた、まゆりがいない。ダルのPCには埃が被っている。ふと、開発室のほうから椅子が軋む音がした…。誰かが……居る。恐る恐る開発室を覗いたオカリンは、驚愕する。
そこにいたのは『紅莉栖』だった…。『Amadeus』ではない、生きている『牧瀬紅莉栖』だ。ここは、岡部が『最初のDメール』をSERNのデータベースから消すかどうか悩み続けた結果、紅莉栖を犠牲にできなかった世界線。
紅莉栖に再び会えた岡部は、言葉を発する事もできず、ただ泣きながら抱きつく。
しかし、喜びもつかの間、すぐに気がついてしまう。紅莉栖とまゆりの生存は、二者択一だという事実に。まゆりは、また死んでしまった。その事を想像した岡部は過呼吸を起こし、パニック状態になってしまう。
岡部は深い悲しみを、数えきれないほど繰り返し経験したため、常に精神が摩耗しきっている状態。この『まゆりを救う事を諦めた世界』でも岡部のポケットには精神安定剤が入っていた。服装も『全身黒』で変わらない。
オカリンといえば白衣だったのに、一転して黒づくめの服装でいるのって、紅莉栖や、まゆりの死に対して喪に服しているから…なんでしょうか。
【電話レンジ(仮)改】を開発していた彼女。紅莉栖は『Dメール』を送るからβ世界線に戻りなさいと言う。ここに留まっても誰も幸せになれないから…と。少なくとも、『β世界線』なら、まゆりは幸せでいられる。
まゆりの幸せは岡部の願いであるし、紅莉栖の願いでもある。向こうの彼女は紅莉栖とは面識がなく、紅莉栖が死んでも思う所はない。確かに、『β世界線』は以前、紅莉栖が言っていた『相対的ベスト』かもしれない。
「しっかりしなさい!岡部倫太郎!」
と激を飛ばす。電話レンジのターンテーブルが回り出し動作音が鳴る、青い稲光が縦横無尽に走り、開発室を埋め尽くす。笑顔で彼を送り出す紅莉栖。
「岡部、よい目覚めを
」
β世界線に戻った理由
ゲーム版
ゲームでは実は紅莉栖がこっそり作っていた電話レンジ(改)でDメールを送って世界線を戻しましたが、誰にどんなDをメールを送ったかは全く説明がありませんでした。
アニメ版:「ハイルナ」
ゲームでモヤモヤしていた「β世界線に戻れた理由」をアニメ8話で丁寧に補足しており非常に大満足な出来でした!
そもそもアニメ8話は「岡部がSERNのデータベースから最初のDメールを削除しないことを選んだ世界線」に改変されていました。
岡部がDメールを削除するためエンターキーを押すか否かのタイミングで、紅莉栖が岡部に告白すべくラボに駆けつけました。
ここで紅莉栖の顔を見た岡部はエンターキーを押せなくなってしまったようです。そのためα世界線を脱出できないまま、まゆりが死亡し紅莉栖が生きているゼロアニメ8話の世界線に至っています。
そこで紅莉栖は岡部がセルンのクラッキングを躊躇しないように過去の紅莉栖のケータイ宛てに「ハイルナ」というDメールを送信。
このメールを過去の紅莉栖に読ませることでラボの扉を開けるタイミングをワンテンポ遅らせることに成功。
岡部がエンターキーを押した後に紅莉栖が告白を言いかけて世界線変動で消えるという、無印シュタゲアニメの22話「存在了解のメルト」と同じ展開をDメールで再構成したという訳ですね。
ちなみにアニメ8話の岡部と紅莉栖のキスシーンで流れたエンディング曲はゲーム版の「ライア」でした。
▼ライアはフル尺でシュタゲゼロのサントラに収録されていますよ。
“紅莉栖の記憶”を持つ『椎名かがり』
β世界線に帰って来た岡部。まゆりの姿があって一安心する。かがりも一緒だ。だが妙だ。まゆりの事を『ママ』と呼んでいる。
親子であることは報せていなかったのに。また、かがりの性格が以前よりずっと子供っぽくなっている。
顔は紅莉栖そっくりだが、言動はまゆりによく似ている。紅莉栖とまゆりのハイブリッドですね、かがりたん。ここは【アトラクタフィールドβ】には違いないものの、以前とは異なる世界線のようだ。
後日、ルカ子がかがりを連れてラボを訪れる。かがりの記憶探しのヒントになるかもと、ある事を報せに来た。かがりは『ヴィクトルコンドリア大学』や脳科学の専門知識に詳しいようなのだ。
真帆を呼んでいたオカリン。ふと、真帆の事を“先輩”と呼ぶ、かがり。真帆を先輩と呼んでいたのは同じ日本人の紅莉栖だけだ。アメリカ人に先輩後輩と呼び合う習慣はない。
他にも質問をぶつけてみる。するとかがりは、紅莉栖が以前、『ATF』の講演で話していた『タイムトラベル11の理論』を正確に列挙。また、紅莉栖のハンドルネーム『栗悟飯とカメハメ波』を知っていた。紅莉栖はひた隠しにしており、
本人以外で知っているのは、『ねらー』だと見破ったオカリンくらいだ。更に紅莉栖と同じく「マイスプーンを持っている」と言い、ヴィクトルコンドリア大学の研究室のことも知っていた。
オカリンは、ある恐ろしい仮説を提示する。かがりには“紅莉栖の記憶”が移植されている可能性がある…!
かがりとアキバでお買い物
アキバに来て日が浅いかがり、案内も兼ねて買い物に付き合わないかと誘う岡部。かがりもちょうど、日用品が欲しかったということで2人で出かける。
街に出たかがりは、とても無邪気に外出を楽しんでいる。
買い物の帰り、いつもの陸橋でさっき買った「マイスプーン」をプレゼントする岡部。子供にように喜ぶかがり。前からスプーンを欲しかった…と言うが、
「あれ?これって紅莉栖さんの記憶かな?」と、かがり。
かがりを紅莉栖と同一視するオカリン…。彼は思う。かがりの中で紅莉栖の記憶が完全に再現できたとしたら、彼女は牧瀬紅莉栖になるんだろうか。
そんな黒い考えに浸っていたオカリンだが
かがりの様子がおかしい。「頭が…頭が……!」突然、何かを思い出したように大声を上げる。「助けて!誰か、ここから出して!!」失われた、かがりの記憶の断片がよみがえった?彼女を何とか落ち着かせてラボに連れて戻るオカリン。
『二律背反のデュアル』の意味は?
サブタイの意味を想像してみます。厳密には違いますが、ここでは『二律背反』を“両立できない2つの事柄”くらいのニュアンスで捉えてみます。本シナリオでは、以下の2つを指していると思います。
- “世界線の収束”で、紅莉栖とまゆりの2人の生存は同時に成立しない。
- 紅莉栖の記憶と、かがりの記憶または人格は、かがりの脳で同時に成立しない。
『デュアル』は『二者、二重』の意味。②について、真帆たん曰く人の脳の容量的には、20歳くらいの女性2人分の記憶は入るそうですが記憶と人格は密接に結びついている部分も大きく、紅莉栖の記憶がかがりの記憶を浸食し、かがりの人格が崩壊しそうになってしまいます。
前作で、もしタイムリープが失敗して、別人の脳に記憶が上書されると、人格の崩壊を起こす、というくだりがありましたが、前作で拾いきれなかったので、引用してきて『ゼロ』に組み込んだ要素のひとつでしょうか。
岡部「かがりの記憶が完全に紅莉栖になったら…」
かがりの人格崩壊を防ぐため、脳科学のスペシャリスト、真帆に相談する岡部。『かがりの過去の記憶データ』を見つけ出し、彼女の脳に上書きする事になった。
真帆は装置の開発。岡部は記憶データを保持している連中を突き止めるために行動を開始する。
装置開発も大詰めになった頃、かがりの記憶浸食が悪化。オカリンは、気分展開のため彼女を外に連れ出す。かがりが、「オカリンさんと紅莉栖さんが、初めて会った場所に行きたい」と言うので、ラジ館の踊り場に赴く。
かがりと話しながら、岡部は、また紅莉栖と彼女を同一視する。このまま記憶の
浸食が進んで、かがりの脳で紅莉栖の記憶が全て再現されたら
「私が…紅莉栖さんになったら嬉しい?」
かがりは、岡部の本音を見透かしたようにつぶやく。岡部はハッキリと否定できない。オカリンェ…。いくら顔が紅莉栖にそっくりだって言ってもね…その扱いはひどいな。
だいたい紅莉栖によく似てるって言うけど、全然似てない部分もあるじゃないか!胸とかバストとかおっぱいとか。かがりは、子供っぽい言動がチャームポイントなので、ここのままがベストですよ。
迫るストラトフォーの襲撃とかがりの記憶上書き
ブラウンが拘束した男が吐いた。かがりを狙っていた連中は『ストラトフォー』と判明。ダルがハッキングに取りかかる。『ストラトフォー』がラボの周りに集まって来た!ここままでは、すぐにでも突入される!
『スーパーハカー』ダルは超短時間でハッキング完了。『Amadeus』関連の
記憶データが入っているフォルダを見つけるが、ファイルがたくさんある。
「『K6205』がかがりの記憶だ、ダル!」とオカリンが教える。
別の世界線。正月パーティの襲撃の際に、仮面の男が口にしていたキーワードです。
この記憶データにデコードプログラムを仕込んで、『SERN』に転送。『LHC』でデータを圧縮。これをラボに戻して、スマホに飛ばす。着信に出る事で、記憶データはかがりの脳に上書きされる。(ちょっと疑問なんですが、過去には飛ばさないのに、データ圧縮は必要なんですかね?)
すでに限界に近い様子のかがりが
「彼女の中から、私を……消して…」
と口にする。まるで紅莉栖がかがりを助けてあげて、と言っているかのように。
岡部は「ストラトフォー襲撃が迫ってるから早くかがりの記憶データをハッキングで探せ!」と言わんばかりにダルに催促しますが、この流れは
????????????????
記憶データ上書きでかがりの中から紅莉栖の記憶が消えたらストラトフォーがかがりを狙う理由がなくなるってことですか?本当に?
たとえ紅莉栖の記憶を消しても、連中にとってかがりは紅莉栖の記憶のダウンロードに適合した利用価値のあるモルモットのはずです。紅莉栖の記憶を消したらまた捕まえてタイムマシン理論をぶっ込もうとしますよ。
だから記憶消去くらいじゃ諦めないはずです。結果的には紅莉栖のタイムマシン理論が消えることで別の世界線に移動して襲撃から逃れますが、オカリン達は世界線を変えようと思って記憶上書きをしたわけじゃないですよね。
ラストの無理矢理感が原因でどうにも腑に落ちないシナリオでした。
▼アニメはかがり関係のシナリオ改善してくれたら嬉しいですね。
ストーリーの分岐は、着信を『拒否』する。(かがりの指が遮り、応答しますが。)
→かがりEND【相互再帰のマザーグース】へ向かい
迷わず着信に応答する。
→アマデウス紅莉栖END【盟誓のリナシメント】へ向かいます。
コメント
人格崩壊を防ぐためにかがりの記憶を取り戻したいのもわかる。
かがりからタイムマシン理論を含んだ牧瀬紅莉栖の記憶を消すことで世界線が変動するのもわかる(タイムマシン理論自体、鈴羽たちを含んだ様々な勢力がタイムトラベルして世界線を変動させまくっているβ世界線では劇薬みたいなものですからね)。
α世界線に行った理由、βに戻った理由もいろいろと推測はできますが、こちらは物語的にも制作サイド的にも明言するのは無粋でしょう。
文字通りオカリンの夢でも成立はしますし(αでのDメールがγやδへつながる場合もありますから、削除無しでβに行くのも絶対に不可能ではないはず)。
ただストラトフォーに襲われている状況下での世界線改変を前提としていないかがり救出はやはり無理がありますよね。ここだけは資料集でも制作サイドの意見がかかれていない以上、ピンチ演出・緊迫感のため、という感想が真っ先に来てしまいます。
まあ、「とりあえずかがりは助けるから急ぐ」「ストラトフォーとのかかわりを考えるのはそのあと」と考えることもできなくはないですが、変動後のオカリンは捕まること前提の思考だったので難しいところですかね……。
αに飛んだのはシュタゲファンへのサービスみたいなものだと思いますが、いきなり飛ばされてさらにβにあっさり戻れた理由はファンで考察してってことですかね。
オカリンがあれだけ苦労して辿りいたβに紅莉栖はさらっと移動させるという。
紅莉栖天才!じゃ済まないですよ。考えるだけムダな気がしますが(笑
やっぱり、かがりの件は変ですよね。
かがりに記憶をダウンロードして助けてもストラトフォー襲撃は防げない件は
たぶんアニメやノベライズで描かれる場合は話の流れを変えてくると思います。
放送時間の差を考慮して詳しい部分のネタバレは避けますが、アニメ版の8話ではβへの世界線変動の理由が実にわかりやすく改変されていました。
ゲーム版とは事情が違う可能性もなくはないでしょうが、アニメ勢の方にも優しくゲーム勢にもすんなりと頭に入ってくる展開だったと思います。
ネタバレの配慮ありがとうございます。僕はBSの録画を待ちきれずAbemaで8話見ちゃいましたが。DFGNEXTさんの言う通りβに戻った説明は良い改変でしたね。
またシュタゲ好きには涙腺崩壊の神回でした。ひたすら鬱で何もできないゼロリンに対して、完璧なリードをしてくれる紅莉栖の圧倒的ヒロイン力がすさまじかったです(笑)
いやぁ、8話は劇場版などの要素もあって実に神回でしたね。
そういえば、今回の話とファティマの歌詞を考察している人がいました。
今回の件は岡部は知らないけど紅莉栖は大事な場面だと気づいている部分を改変した、ということで
こんにちは。ノスターライトさん。
今回劇場版のBGMが使われていたそうですね。
>今回の話とファティマの歌詞を考察している人がいました。
>今回の件は岡部は知らないけど紅莉栖は大事な場面だと気づいている部分を改変した
“二律背反、パラドクスさえ、限りのない世界線で欺き”
この歌詞ですかね。
僕としては、岡部が紅莉栖との出会いについて思い出した時「待てよ?」と違和感を覚えていたシーン
が気になりますね。これ今後の伏線じゃないですかね?
そういえばあの理由で世界線が分岐したのだとしたら、助手は『哀心迷図のバベル』は経由しているはずですよね。
父親の気持ちを知り、秋葉留未穂という友達もでき、自身がオカリンがまゆりも自分も死なない夢の世界線に向かうことができると信じて告白しに行ったら、オカリンにトドメ指してしまった紅莉栖の気持ち…想像する必要もなく恐ろしいメンタルダメージでしたでしょうね。
そう考えると(まだ)確実性のあるハッキングではなく、それでもDメールにしたのも納得ですよね。
だって、あそこを変えないとお互いにボロボロのまま進むことになってしまいますから。
岡部がまゆりを見殺しにした、クラッキング中止はなかったことにして良かったと思います。
まゆりがいないと岡部は死人同然ですし紅莉栖も辛いですからね。
ムードメーカーのまゆりがいないとラボも解体寸前でしたしαは悲しみが大きすぎますね。
αとβを比べると
・紅莉栖がいない岡部のHP1
・まゆりがいない岡部のHP0
こんな感じだと思います。やっぱりβは紅莉栖の言う通り相対的ベストかと。
それにしても、まだ8話なのにオカリンのメンタルダメージが限界を超えている気がします。
まだまだオカリンが発狂するイベントが残っているのですが大丈夫でしょうか。