2018年12月に有名な流星群の一つである「ふたご座流星群」を見ることができます。この記事ではふたご座流星群をウォッチングに適した日時や観測のポイントなどをお伝えさせていだたきます!
この記事の目次
ふたご座流星群って?
ふたご座流星群はふたご座のα星カストルあたりから星空一面に向かって流れ星が出現する天体現象です。
1月のしんぶんぎ座流星群と8月ペルセウス座流星群の並ぶ3大流星群の一つで、毎年12月になると注目を集めています。
ふたご座流星群の特徴は
- 毎年出現数が安定しており一時間ごとに30個以上の流星が観測されている。
- 一晩中見ることができる
このように観測しやすい特徴を備えているため、条件が合えば一晩で観測できる数が最大クラス流星群です。
▼参考:国立天文台の流星群解説動画
ピークはいつ?
ふたご座流星群の活動がピークを迎えるのは12月14日21時頃と予想されています。
ですが、あいにく21時頃は月が夜空を照らしてるため月明かりで流星群が見えづらくなります。月が出ている時間帯に流星群を見る場合は、月明かりを建物や木で遮って直接目に入らないようにすると良いです。
また、流星群観測の妨げになる月は深夜に沈みます。そのため月が沈む23時間以降から14日明け方にかけての時間帯がふたご座流星群をウォッチングに絶好のタイミングとなります!
見える場所や方角は?
ふたご座流星群は北海道や東京や大阪など、日本のどこにお住まいでも夜空を見上げれば見ることができます。
ただし街明かりがある市街地は観測がしづらくなるので、なるべくなら街明かりの少ない暗い場所が良いです。例を挙げますと
- 広い公園
- 河川敷
- 運動場
- 海沿い
こういった暗く視界が開けた広い場所が望ましいですね。僕は中学生の頃に深夜から明け方にかけて流星群を友達と海沿いに見に行った事がありました。
結局空け方空が明るくなりすぎて流星があまり見えなかったのですが笑。夜中2時に起きて海岸目指してチャリを2時間漕いだのは新鮮でした。
話を戻しますと、方角はどの方角をご覧になってもかまいません。
その理由を説明しますと、流星が出現する場所(放射点)はふたご座のα星カストル付近と決まっていますが、流れ星は放射点から星空のあちこちに飛ぶのためです。
ふたご座流星群の出現位置の見つけ方!
ふたご座流星群は、一時間に見える数が30個以上で、かつ一晩中流れるので闇雲に空を見ていても見つけやすいのですがやっぱり、流星が出てくる放射点を見つけたほうがより発見しやすいです。
というわけでふたご座の位置の探し方を解説いたします。
ステップ1:オリオン座を探す
今回は冬の星座の中の代表格のオリオン座からふたご座流星ン郡に迫っていきたいと思います。
12月の南東の空を見ていただくと、リボン、または砂時計のような形のオリオン座が見つかります。オリオン座は以下の5つの星のいずれかで探せます。
- 右上がりの3つの星(真ん中)
- 赤い星ベテルギウス(左上)
- 白く明るい星リゲル(右下)
このように5つの星からオリオン座は簡単に見つかりますよ!オリオン座が見つかったらこれを目印にふたご座を見つけます。
ステップ2:オリオン座からふたご座のカストル星をみつける
オリオン座の右下の白い星(リゲル)と左上の赤い星(ベテルギウス)を繋いだ線をそのまま左上に2倍弱延長しますと双子座のカストル星が見えます。
このカストル星がふたご座流星群が出てくる空の点(放射点)です。
ふたご座流星群をより確実に見つけるにはふたご座カストル星の付近を観察しましょう!
便利なアプリを使ってふたご座カストル星を見つけよう
上記で説明させていただいたオリオン座からふたご座流星群が出る場所を見つける方法は肉眼で見ても良いのですが、星座表という無料アプリを使うとよりカンタンです!
参考:星座表(StarChart)の動画
星座表は高機能なアプリでAR(拡張現実)モードという機能を備えています。
AR(拡張現実)モードってなに?と思われるかもしれませんが、ざっくり言うとスマホ越しに星空を見ると、現実の星空と連動して星の名前や星座の位置を画面に表示してくれる機能です。
星や星座を見つけるのにとても役立つアプリですし星を眺めるのが楽しくなるので星座表を是非使ってみてください!
ちなみに容量が大きいアプリため通信量が大きくなります。そのためダウンロードはWi-Fi環境で行いましょう。
アプリのリンクを張るプラグインの都合で名前がSternatlasになっていますがSternatlasはご紹介した星座表を指してます。
防寒対策をしっかりと!
12月ですし観測に適した23時以降は更に寒さも厳しくなります。風邪を引かないように厚手のコートなどを着てしっかりと寒さ対策をして流星群を見てみましょう!
まとめ ふたご座流星群2018
- 毎年安定して1時間に30個以上の流星が流れ、一晩中流星が流れるため観測がしやすい。
- ふたご座流星群の活動ピークは12月14日の21時。しかし21時は月明かりが邪魔になるため月が沈む23時~15日明け方にかけてが絶好の観測タイミング。
- 流星群が出てくる方角は、ふたご座α星付近だが流星は放射点から星空一面に流れるためどの方角を見てもOK
- アプリの星座表を使うとスマホ越しにふたご座流星群の出現位置が特定しやすい。
- 12月の深夜は寒さが厳しくなるので防寒対策をしっかりして風邪を引かないようにしましょう
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