【軌道秩序のエクリプス】の感想と解説をした記事です。この記事は『シナリオの簡単まとめ』+『気になったトピックの感想』で構成しています。
この記事の目次
前回までのあらすじ
前のシナリオ、亡失流転のソリチュード(アニメだと5話・非点収差のソリチュード)で鈴羽に
『お前は、椎名かがりなのか?』
と指摘されて気を失った、記憶喪失のカナ。目を覚ました彼女から事情を訊く岡部と鈴羽でした。
ネタバレ【軌道秩序のエクリプス】シナリオまとめ
①カナはかがりだった。まゆりは、彼女をラボの正月パーティーに招待。
②翌日、柳林神社。かがりらは正月に巫女さんバイトをする事に。
③初詣の後ラボで新年会。真帆がアマデウス“紅莉栖”を呼び出すがすぐに落ちる。
④『Amadeus』が落ちた直後、仮面の襲撃者たちが現れる。
⑤翌日。メイクイーン。岡部は萌郁が襲撃者の一人ではないか確認する。
⑥ブラウン管工房。岡部はブラウンに『かがり』護衛の交渉をする。
⑦襲撃者が口にした『K6205』は、K620番『魔笛』の5曲目と推測。
⑧モーツァルト繋がりで、真帆に連絡。『Amadeus』が乗っ取られた!
⑨直後、“紅莉栖”から着信!シナリオの【分岐ポイント】です。
【軌道秩序のエクリプス】の意味を妄想
『軌道秩序』は化学用語。遷移元素などの中にある局在した電子軌道が一定の周期で整列する状態の事。
つまり、普段はバラバラなラボ関係者がお正月に集まったことの比喩でしょうか?
エクリプスは『日蝕』などのことですね。お正月パーティに影を落とした『蝕』は仮面の襲撃者のことでしょう。
フブキ「橋田さん、ホントに『HENTAI』さんですね」
「橋田さん、ホントに『HENTAI』さんですね」
これはダルに対する『フブキちゃん』の突っ込みセリフです。
柳林神社の初詣でバイトで巫女さんの格好をしていた鈴羽を見たダル。
「妹属性の巫女さんキタコレ!」
「『お注射の時間だよ、お兄ちゃんっ』っていっておくれよ」
と暴走する。
また、ルカ子とまゆりが一緒に着替えている光景を妄想したダル。
「『やぁーんルカくぅん、背中のファスナーあげてーん』」
などと言い出す。完全にあたまのおかしい人です。ダルのHENTAI紳士っぷりに慣れていない真帆はドン引きする。
「ねえ岡部さん…この人(頭は)大丈夫なの?(困惑)」
「ダルは言動はああだが、害はない男だ」
と岡部。なんという優しいフォロー。オカリンの好青年化が止まりません!
まあ……確かにダルは変態じゃなくてHENTAI紳士ですからね。
■ホントどうでもいい!HENTAI紳士の定義!
HENTAI:実際に変態的行為を実践してしまう人間。
HENTAI紳士:口だけで行動には出ない人間。
話はそれましたが、初詣の後はラボで正月パーティーに突入する岡部たち。ダルのHENTAI紳士ぶりが止まらない。おせちの豆料理をつまみながら
「豆料理って響きにトキメクお年頃」
と口走る。その発言はギリギリアウトじゃないかw
「ハシダサン、ホントニヘンタイサンデスネ….(棒読み)」
だんだん突っ込むのもウンザリした様子になってくるフブキ。ダルのはっちゃけ具合には大爆笑しました。
覆面軍団がラボに影を落とす
お正月パーティーで真帆がラボの面々にアマデウス紅莉栖を立ち上げて紹介していると、急にアマデウスのアプリが落ちてしまう。その直後、
ラボに集団で押し入ってくる銃で武装した覆面軍団。顔が二重になってる気持ち悪いお面はカオスチャイルドの力士シールが元ネタです。
男たちに遅れてラボに入ってくるライダースーツとフルフェイスヘルメットで身を固めた黒尽くめの女。このライダースーツの正体は
前作と同じく桐生萌郁か??由季(ダル嫁)か??
両者ともラボの正月パーティにいなかったため岡部は2人を疑うことになります。
この襲撃はアニメ6話の同じシーンだと、
まゆり「あれ~?まゆしぃのカイチュー止まっちゃったよ」
という岡部のトラウマ回想シーンが挿入されてましたね。ここはいい感じに怖い演出でした。
前作においてSERNのラウンダーと萌郁が13日の金曜日に襲撃をかけ、まゆしぃがまゆ死いになってしまったシーンの彷彿とさせます。
僕は予備知識ゼロでシュタゲのアニメから入りましたがまゆりが銃撃でぶっ飛ばされてドサっと倒れるシーンの衝撃は今でも覚えてます。こんなあっさりヒロインが死ぬなんて思いもよらず、
え?まゆり死んじゃったよ….もう取り返しがつかない。この後どうするんだ……という絶望感でいっぱいになりました。
その直後に危険なので使わないと封印した禁断のタイムリープマシンを使って岡部が
「翔べよおおおおおおおおおお!!!!!」
と過去へジャンプするのはメチャクチャ燃えました。
シュタゲゼロだとタイムリープマシンは解体済みなので過去へ逃げることもできないしどうするんだ?と思っていましたが筋肉ダルマのMr.ブラウンと第三次大戦を生き抜いた・軍人鈴羽の超人的な格闘能力で覆面軍団を撃退。
激強!敵は5人で銃を持ってたのに丸腰の2人で倒すとは頼もしすぎる。
岡部はまたまゆりが殺されるとトラウマスイッチが入り怯えてました。シュタゲゼロの岡部は精神的に追い詰められるシーンが多すぎて辛い…..。
岡部の心配とは異なり連中の狙いは椎名かがりでした。かがりが襲われる理由は後のシナリオで徐々に明かされますが、
シュタゲゼロって今回の覆面軍団以外にもSERNを含めて色々な武装集団に襲われるシーンがありまして非常にデンジャラスな世界線となっております。
岡部、Mr.ブラウンと決死の交渉
襲撃の翌日。ブラウン管工房に訪れた岡部は、Mr.ブラウンこと天王寺に奇襲をかける。
「昨日のあれは貴方の差し金じゃないですよね?」
「なんで俺がおめぇらの所にあんな連中を遣んなきゃなんねぇ!」
声を荒らげる天王寺。ガチムチがドスの聞いた声で怒ると怖すぎる…….。
普段のオカリンなら「ひいっ!!!」てビビるところですが、ここでは怯まない。
「それは貴方が【SERN】のラウンダーだからですよ『FB』」
いきなり秘密を暴露する岡部。虚をつかれた天王寺。オカリン無茶しやがって…。だがブラウンはシラを切ろうとする。その情報の出所はどこだと訊く。
「どうせ貴方は信じない」
と前置きをしつつ、別の世界線の出来事を話す。
世界線の話など信じられないが岡部は自分しか知らないはずの『SERN』の機密を知っていた。やむなく天王寺は【ラウンダー】の『FB』であることを認めた。岡部が、無茶をしたのは、かがりのボディーガードの依頼のため。
暗に『ラウンダー』の機密をバラさない代わりに協力してくれと脅迫してますね。
「機密は漏洩していない」
「俺は初めから知っていたにすぎない」
と岡部。
「詭弁だな」
「だが、おめえが喋らなきゃ何も問題はねえ」
と天王寺。
連中が娘の綯(なえ)を襲わないとも限らない。鈴羽、かがりをバイトで雇い、天王寺と鈴羽の2人でかがりと綯を守ることに。
相変わらずブラウンのおっさんはドスが効き過ぎですね。信じられない事に、このムキムキおじさんは33歳、貫禄ありすぎでしょw
『K6205』仮面の襲撃者が口にした暗号が意味するのは?
かがりを拉致しようとしてきた不気味な仮面の襲撃者たち。連中は『K6205』という暗号のような妙な数字を口にしていた。カエデが『ケッヘル番号』では?と口にする。
これはモーツァルトの死後、彼の曲に時系列順に付された番号。しかし、かの天才モーツァルトでもK626が最後の曲。
だったらK620『魔笛』の5曲目では?とオカリン。5曲目は、五重唱『ウ! ウ! ウ! ウ!』口に鍵をかけられた、『鳥刺しパパゲーノ』が鍵を取ってくれと歌う。
ちなみに、この『K6205』の謎が明かされるのはもっと後のシナリオ、“紅莉栖”END『盟誓のリナシメント』の後半となります。
モーツァルトのミドルネーム『Amadeus』それに『魔笛』という不穏な曲名。『口に鍵をかけられた』…というワードも穏やかじゃない状況を想起させます。
また、襲撃の際に現場にいなかった『阿万音由季』の左腕にケガが。襲撃者『ライダースーツの女』も鈴羽に蹴りを喰らい左腕を負傷したが、まさか…。
アマデウス“紅莉栖”からの着信は罠?『シナリオ分岐ポイント』
真帆から電話で『Amadeus』にアクセスできず、何者かに乗っ取られた可能性があると告げられた岡部。その直後
岡部のスマホの着信音が鳴り響く。かけてきたのは…
『Amadeus』の“紅莉栖”だ!どうして…?乗っ取られたはずでは?突然の着信に出るべきかどうか……。
着信をスルーする⇒【存在証明のオートマトン】へ
着信に出る⇒『レビュー18』【二律背反のデュアル】へ
アニメはかなり面白いので先が気になると思います。次の放送が待ちきれない人はゲームのプレイをおすすめします。
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