2017年秋から3部作で『エウレカセブン 』が再映画化して帰ってきます!映画を見る前にエウレカセブンってどんなアニメだっけ?と思い記事を書きました。
この記事の目次
『エウレカセブン 』とは?
『交響詩篇エウレカセブン』は2005年にTBS系でニチアサに放送されたアニメ。一言で言うとガッツリ作り込まれたボーイミーツ・SFロボットアニメです。1年間で50話も放送された大作です。
ロボットがヌルヌルアニメーションしますし、よくこういった予算も労力もかかるアニメを4クールも連続でやったなあ…と驚きます。
▲当時では珍しいアニメDVD付きのマンガが出まして、本屋に走った記憶があります。(上記はAmazonリンク)
ボーイミーツ・ガール
少年レントンと謎めいた美少女エウレカの出会いから物語が始まる「ボーイミツーガル」もの。王道ですね。レントンに対する恋人ポジションが初期から固定されていて、レントンとエウレカのカップリングが好き!ってファンも結構多い作品です。
僕としてはレントン☓エウレカよりも主人公ヒロインと対になるカップルの天然の入った軍人ドミニクとツンデレ(?)のパイロット・アネモネが微笑ましくて好きでした。
オシャレな音楽
1年放送されたエウレカはOPテーマが4つあって非常にバラエティに富んでいて視聴者を飽きさせなかったですね。今考えると3回も主題歌チェンジするのはお色直ししすぎな気もしますが…。
『DAYS』
1stオープニング『DAYS』。ヌルヌル動きまくるロボ戦闘の映像のクオリティも高くかなり期待させる1stオープニングでした。さわやかなイントロのメロディも好印象。
「あの日交わした約束は砕けて散った」
また、上記のサビの歌詞が良いのです。
「少年ハート」
2ndOPが少年ハート。ラップですね。「 口ずさむメロディーが思い出させてくれる♪」このフレーズ記憶に残りすぎ!
『STORYWRITER』
『STORYWRITER』は挿入歌です。26話「モーニンググローリ」のレントンとエウレカのハイライトで流れたのが最も印象的です。開放感に溢れたメロディと洋楽のようなクールさが魅力!一見すると海外バンドぽいですがスーパーカーは日本人のロックバンドです。
『sakura』
最後のOPテーマが「sakura」です。中盤の鬱展開を払拭するようにハッピーエンドに向かって行く感じの爽やかな女性ボーカルで締めているのが良いです。
ロボットが空中サーフィン!
NEWS更新
『映画公開記念!TVシリーズ「交響詩篇エウレカセブン」Blu-ray BOX&DVD BOXが緊急発売決定!』https://t.co/o5M65rmIAf#エウレカ #eureka_HE pic.twitter.com/JHqTsCEe2g— エウレカセブン ハイエボリューション公式 (@EUREKA_HI_EVO) 2017年4月17日
舞台はとある惑星でトラパーと呼ばれる謎の粒子を利用することで空中を駆け回るリフというスポーツが流行している世界。
人間のみならず巨大ロボまでサーフィンの如くリフをするというのがぶっ飛んでました。このロボはLFO(エルエフオー)という名前なんですがこのメカニックが非常にカッコよかった。
主人公レントンとエウレカの二人が乗り込む複座型の「ニルヴァーシュ type ZERO」(下の画像)は白に赤いラインが入ったヒロイックなカラーの細身の機体です。
手脚がすらっと長くウェストが細いエヴァンゲリオンのような体型。武装がブーメランナイフだけなのも機体特徴があって良いです。エアサーフィンの高速移動で敵にすれ違いざまにナイフで斬りかかります!
母艦・月光号からニルヴァーシュが出撃するシーンも熱い。出撃シークエンスがカッコイイロボアニメは傑作なんだよ!
世界最古のLFOといいつつ高スペックであり、「セブンスウェル」という広範囲攻撃で敵を一掃したり「 type ZERO」という中二病ネームであったり、とにかく俺TUEEEEな主人公機ですね。
ニチアサなのにエグい!ハードすぎる描写!!!
ロボットものなので戦闘シーンは当然ありますが、1部にだいぶハードな描写があり、ニチアサで流す画かこれ!と衝撃を受けた記憶があります。当時小学生くらいの子が見てたら確実にトラウマになったと思う。
良くしてくれた恩人が実は敵側の人間で凄惨な殺し合いを演じる…という鬱展開があって、日曜朝から「つら……」という気分に。アニメ1話のサブタイトルが「ブルーマンデー」でしたがブルーマンデーというかブルーサンデーだよこのアニメ!!!
いや、お話の質は高いので面白んですよ?手に汗握りますよ。でも展開がエグいのでキツイという。エウレカのダークなシーンは心に刺さり記憶に残り続けてますね…。
ガンダムのパロディ?ロボットものお約束満載
エウレカセブンには機動戦士ガンダムのパロティなどロボ物のお約束要素が随所に見られました。
・少年レントンは月光号という空中戦艦に偶然乗り込んで伝説の白い機体「ニルヴァーシュ」のパイロットとして才能を開花させていく。
・「ニルヴァーシュ」の外見がエヴァンゲリオン的。暴走して敵をオーバーキルするシーンもあるよ!!!ただ敵は使徒じゃなく人間なので大変エグいことになるよ!!!!
・ぶっちゃけエウレカは綾波レイの影響を受けた綾波系のキャラ。エウレカは後半感情豊かになっていきますけどね!
またエウレカはただの綾波系キャラじゃなくて月光号の子供たちのママという役割を持っているのはほっこりする要素です。「ママー!!!!」2005年に既にバブミを先取りしてたんですねw
・軍に追われドンパチを繰り返す月光号には3人の幼児たちも乗っていてハラハラする。危ねえ!子供乗せて戦争すんなぁ~!
・謎の粒子「トラパー」が存在してロボを動かすのに重要な役目を果たしている。
・レントンは月光号を脱走する。
・ガンダムのランバ・ラル夫妻のオマージュのようなビームス夫妻と敵対。ビームス夫妻戦はだいぶガンダムっぽいです。
・今回の映画版ではアドロック役にガンダムのアムロレイの古谷徹さんが起用されているので、ますますガンダムっぽさが増しますね。伝説の英雄がアムロの声優さんとは…アドロックはいいキャラになるに決まってるじゃないですか!
ハイエボリューションとは?
▲エウレカとアネモネ、顔丸くなった?
劇場三部作・新約エウレカセブン!
一言でいうと「新約エウレカセブン」。TVアニメ版をベースに再構成されたエウレカを映画で“新たな物語”として作り直すとのこと。シナリオはTVアニメとは異なった結末に向かう。略称はハイエボでしょうか。
ただのアニメのリテイク版じゃないですよ!ってことですね。『エウレカ』のアニメ1話以前に起こった「サマー・オブ・ラブ」という重大な事件が初めて詳細に描かれるため、
「ファースト・サマー・オブ・ラブ」と関係が深いレントンの父親「アドロック・サーストン」の戦いが本編で描かれる。TVアニメでは声がなくあまり出番なかったんですよねアドロック。
2017年~2019年まで1作づつ劇場版3部作で上映。3年もエウレカ映画が見られるとは嬉しい限りです。
「ええ?50話を映画3本にするのかい??」不安要素も…
予告映像を見ると面白そうなんですが、気になるのは尺の短さです。50話あるTVアニメを映画3本に再構成するので時間足りなくない?と思いますよね。
まして一本目のハイエボリューション1ではTV版にはないサマー・オブ・ラブも描くわけで更に時間を圧迫するのでは…?と思う。はしょりまくりのダイジェストアニメでわけわからん!
という映像ではなく、初めて見る人でも楽しめるお話を作ってくれたら嬉しいと思います。タイトルの「high evolution-ハイエボリューション-」は「より進化した~」という意味でしょうからタイトル負けしないようなTVアニメのいいとこ取り上位互換を期待します!
ハイエボリューションの新設定
・レントンはビームス夫妻の養子として育てられた。
・レントンがエウレカと出会ってから22日の物語。
・テーマは「親子愛」
レントンがビームス夫妻の本当に養子になってるとは…これはいい改変。その分アクセル・サーストンのじいちゃんは出ないのかな?映画用に大胆に設定変更をしてるみたいですし尺の問題はOKでしょうか。
あらすじ
ストーリー
10年前、世界を揺るがせた大事件“ファースト・サマー・オブ・ラブ”が起こった。
そこで父アドロックを失った息子のレントンは今、辺境の街ベルフォレストで塔州連合軍軍学校に通っていた。
英雄と讃えられる亡き父。なにもない単調な毎日。レントンにとって自分の身の回りにあるすべてが息苦しかった。
そんなレントンの前に、世界最古のLFO(Light Finding Operation/作中で使われる民間用の人型機械)ニルヴァ―シュが突如姿を現す。そのコクピットから姿を現したのはエウレカだった。
レントンとエウレカの、必然と偶然の間で揺れる出会い。それこそが人類と異種知性体スカブコーラルの未来の始まりだった。
レントンとエウレカの旅路は、果たしてどこに行き着くのか!
▲電撃オンラインより引用
主題歌:尾崎裕哉/Glory Days
歌詞がレントンの成長の歌という感じですねえ。おおらかなゆっくり目のテンポと前向きさを感じさせるメロディがとても素敵です。控えめに言って神曲です。
タイトルの「Glory Days」はエウレカ屈指のエピソード「モーニンググローリ」と初代OPの「 Days」から取ってる感じがしてイイですね!
ハイエボリューション2弾 公開日・キャスト
■タイトル
『ANEMONE 交響詩篇エウレカセブン ハイエボリューション(ハイエボ第二弾)』
■劇場公開日
2018年11月10日 全国ロードショー
■キャスト
【声の出演】
石井・風花・アネモネ-小清水亜美
エウレカ-名塚佳織
レントン-三瓶由布子
ドミニク-山崎樹範
ミーシャ・ストラヴィンスカヤ-沢海陽子
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