シュタゲ【ドラマCD】劇場版 STEINS;GATE『現存在のアポステリオリ』など9作品感想 

3DSCN1130『The Sound of STEINS;GATE 魂』収録のドラマCDのレビューです。シリアスなものからまとめて聞きました。BOX収録ドラマ全38種のうち9作品の感想記事です。8人のラボメン視点で描く『STEINS;GATE』オーディオシリーズが8つ。

『劇場版 STEINS;GATE』の補完ドラマCD『現存在のアポステリオリ』です。ドラマCDは本編を知っていることが前提になっている作りです。シュタインズゲート本編や劇場版のネタバレだらけなのでご注意下さい。なおゼロの話も記事で言及しているため『STEINS;GATE 0』タグも付けてます

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“はじまりの日”7月28日の物語『STEINS;GATE』オーディオシリーズ

あらすじ

2010年7月28日シュタインズゲートの物語が始まる日に起こった本編では描かれなかったエピソードを8人のラボメンの視点で描くオーディオドラマです。

“なかったことに”なった物語[7月28日11時21分] 岡部倫太郎編

2015-09-06-212520β世界線Dr.中鉢のタイムマシン完成記者会見が開かれる30分ほど前。岡部、まゆり、ダルのラボメン初期メンバーのやりとりを描いたエピソード。ラボ。まゆりがおでん缶を差し入れにラボにやってくる。前から疑問だったんですが真夏にエアコンのない部屋でおでん缶ってどうなの?

トゥットゥルー♪ オカリーン ダルくーん いるー?」だらーんとしている岡部。「どうしたの?すごくねぇ…ぐんにゅりしてるけど」夏バテならごはんをいっぱい食べるのです!とすすめるまゆり。「まゆりよ…お前が言った夏バテ解消を実践できるのは食いしん坊だけだと岡部。

ええ!? も〜 まゆひぃは、くしんぼうらないよぉー(モグモグ) 

説得力ゼロだな…」厨二病のオカリンも突っ込みに回らざるを得ない。まゆしぃはいつも幸せそうに何か食べてますね。

「あつ〜い オカリンいい加減エアコン買えよぅ 僕を殺す気か〜?」とダル。ダルの喋り方が別人の様に可愛いんですがw このドラマはアニメ放送の前年の2010年8月発売。ダルの演技の方向性が固まってなかったのかな?一方、安定のオカリンは既に完成度の高い厨二病患者です。「フゥーーハハハハハハ!!!」が最高。

ラジ館から戻るまでに電話レンジ(仮)】【謎の冷凍機能】について解明しておくようにダルに言いつける。「わかってますって “意図していない機能”とか気持悪すぎだし」むしろワクワクするなあ 予想だにしない隠された機能とか。

「準備しろまゆり!“敵地”に乗り込むぞ!」ラジ館に向かう準備をする岡部。「うんっ♪」「えーっと…敵地ー?」「駅前のことだと思われ〜」そしてアニメで言う所の1話の冒頭、岡部とまゆりがラジ館に潜入するシーンへと繋がります。

そしてラジ館で事件に遭遇した岡部がDメールを送信したことで、世界線がβ→αに変動。このやりとりは“なかったことに”なり、鈴羽がタイムマシンでラジ館に激突します。

鈴羽が健気すぎて辛い[7月28日11時21分] 阿万音鈴羽編

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7月28日、岡部はタイムマシンがラジ館に激突してる様子を目撃しますが、そのマシンに乗って未来からやってきた鈴羽視点の物語です。鈴羽の使命『オペレーション・ブリュンヒルデ』それはSERNのディストピア支配を打ち砕くための過去改変作戦。

鈴羽が2036年から1975年に跳んで【IBN5100】を入手。岡部倫太郎や父に託すため35年間ひたすら待ち続ける。α世界線のダルはタイムマシン完成前にSERNによって殺害。そのためマシンは過去方向にしか跳べない未完成品なので仕方ないけど、鈴羽に人生の犠牲を強いる過酷なミッションです…。

鈴羽は父と会った事がなかった。名前も声も顔も知らない。父はSERNに隠れてマシンを完成させるため自らの存在を秘匿し続けた。だから彼女には父は本当は“どこにも存在していない”んじゃないか?という感覚が子供の頃からずっとあった。

もし53歳になった鈴羽が2010年を迎えた時、父が秋葉原のどこにもいなかったら…全てが終わってしまう。鈴羽はその瞬間が訪れるのが怖くて仕方なかった。それだけは絶対に避けたかった。いわく「父さんはちゃんといるんだって 確かめたかったんだ」だから独断で1975年に跳ぶ前に2010年に立ち寄った。

父を“観測する”ために。父と会えた思い出があれば孤独な35年間の闘いに耐えることができる。そう考えた彼女は「母さん、父さん、このワガママをほんのちょっとだけ…許して欲しいとつぶやく鈴羽が健気過ぎてつらい。

ラジ館にタイムマシンが激突したので辺りが大騒ぎになって来た。マシンのハッチをロックしてその場を去る鈴羽。そして『STEINS;GATE』本編にてブラウン管工房にバイトの面接に来た鈴羽は岡部と出会うことになる。

「これは…“予兆”ニャ!」[7月28日11時26分] フェイリス・ニャンニャン編

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『岡部倫太郎編の』続きです。岡部とまゆりがラジ館に向かった後にメイクイーンに行ったダル。目的はもちろん厨二病ネコミミメイド・フェイリスに会うため。岡部に言われてた電話レンジの謎機能を解明するという仕事はサボってるw

ダルとフェイリスが話していると突然店内が振動する。これは…鈴羽がのタイムマシンがラジ館にめりこんだ時の衝撃音ですね。「これは…そう!“予兆”ニャ!」「ついにジャッジメント・グランドクロスが始まってしまうのニャ!」出たよフェイリス節!本当にブレないね。

実タイムマシンの出現は世界線が大きく変わってしまった証拠であり悲劇の始まりなので、フェイリスのセリフはあながちウソではない。夏休みはずっとメイクイーンで働くというフェイリス。この子メイドリーダーってだけじゃなくて実は店の経営者ですからね。

「家族と旅行行ったりは?」そうダルが訊くとえっ……」今までノリノリだったフェイリスの声が急に曇る。ダルがプライベートに踏み込みすぎてフェイリスが引いたのかと思ったけど違った。「フェイリスの家族は57万光年離れたニャンニャン銀河系からフェイリスのことを見守ってくれているのニャ!」こりん星みたいだなw

このセリフは一見すると厨二病の様ですが違いますね。何故ならフェイリスの母は海外に出ていて不在がち。そして父に至っては既に…。ふたりが話していると最強執事の黒木さんから店に電話が入る。ラジ館の“人工衛星”の件だ。

この問題に対応するためメイクイーンを出るフェイリス。そして店の扉を開ける前にダルに告げる。「ねえ…ダルニャン 今日は駅前には行かない方がいいかも…」ダルを心配するフェイリス。ただの客じゃなくて友達として大事にしてるのがわかりますね。

萌郁と鈴羽 “宿命の出会い”[7月28日11時27分] 桐生萌郁編

IMG_1407駅前で爆発音のような音が聞こえたので上司であるFBにメールで報告する萌郁。萌郁はFBを信頼していた。仕事のメール以外にも悩みの相談などすべてのメールに返事をくれたというFB。FBは見た目に似合わずマメだな。

「おめえの下らねえ相談に全レスしてやったんだ 感謝しろタコ」って言ってましたね。憎まれ口を叩いてたけどあのおっさんいい人だよ。駅前から走って来た鈴羽にぶつかって倒れる萌郁。ここから2人の会話が始まります。

きっかけを掴むために鈴羽は「おっはー!」「Get’s!!(ゲッツ!!)」とギャグ連発。古っ!この時作中では2010年ですがこれ10年くらい前に流行ったやつだろw 後にオカリンとMr.ブラウンを凍り付かせた寒いギャグですが萌郁は微笑んでくれた。

もえいくさんが笑うシーンいいなあ。あんまり笑わないからねこの人。それにしても鈴羽が挙動不審すぎるw 正直な人間が自分の素性を隠して振る舞うのは無理がある。元気よく鈴羽が走り去った後に萌郁は思う。

「今の子…FBが言っていた“別の組織”の人?まさか…ね」大正解!今の挙動不審なボーイッシュガールはアンチSERNのレジスタンス組織【ワルキューレ】の一員です。2人ともまさか、8月13日に銃口を突きつけ合う事になるとは全く予想できなかったろうなあ。

再構成された物語[7月28日11時33分] 椎名まゆり編

IMG_1395「あっはは〜あはー!」うぉおぉぉ!あはは〜♪」異常にハイテンションなまゆりさん。新作のおでん缶を見つけて狂喜する。おでん缶ハンターとしては買わない訳にはいかないらしい。「ウフフフッ 今日のお昼ごはんはこれで決まりぃ!」すごい幸せそうで何より。

11時半頃にラボに到着したまゆりは寝ているオカリンを起こす。岡部がTVを付けると秋葉原駅前に金属上の巨大物体が墜落したというニュースが報じられていた。これを見るや否や駅前に行くとまゆりに告げる岡部。

「行って確かめなければ これが最悪の“予兆”なのかどうかを」フェイリスと同じ事を言うオカリン。さすが厨二病仲間。一緒に連れて行って欲しいというまゆりにこう返す岡部。「俺から離れたりせてみろ 絶対許さないからな!」「今のオカリンのセリフね 凄く恥ずかしい  「 /// 黙れっ!お前まで厨二病乙とか言うつもりか?人質は 口答えするなっ」

お前ら早く結婚しろ!あーでもクリスティーナも『現存在のアポステリオリ』を聞く限り岡部じゃないと将来かわいそうな事になるから…2人とも責任を持って嫁にしなさい。海外に行けば重婚も認められるぞオッカリーン。

初期ラボメンのやりとりが楽しい[7月28日11時55分] 橋田至編

IMG_1389まゆりが栄養失調で倒れた!というオカリンの報せを聞いてメイクイーンからラボに駆けつけるダル。食いしん坊のまゆしぃが栄養失調とかありえないけどなw ダルは注文したホットケーキを食べる前に代金だけ払ってラボに飛んで来た。いいやつだ。

「まゆしぃはねえ 毎日の栄養補給はバッチリだよっ! えっへへーかわいいw「実にすくすくと発育していらっしゃいますな〜良きかな良きかな」どこを見て言っているHENTAI。「俺とまゆりはグラウンド・ゼロに向かうつもりだ!」要するに人工衛星の墜落点に行くという岡部。ウソを付いてまでダルを呼び出したのは電話レンジ(仮)の冷凍機能の解明のため。

“人工衛星の墜落”“電話レンジの意図しない機能”。この2つには隠された共通の意味があるという岡部。「ねーよ!!」と返すダルだが実は関連ありまくり。“人工衛星”は岡部がダルに電話レンジを介したメールを送ったため世界線が大変動してメールを送る前の時刻に出現した。そのように事実が再構成された。

世界線が変わる前。ラジ館の事件を見た岡部はダルにメールを送った。その時ちょうどダルは自分のケータイを使って電話レンジの機能解明のため実験中だった。電話レンジの意図しない機能がダル宛てのメールに加わりメールは過去に転送されてしまう。

これが全ての始まりであり鈴羽が人工衛星もといタイムマシンで過去に跳んでくる布石となった。

“蘇りし者”の物語 [7月28日12時10分] 牧瀬紅莉栖編

IMG_0063岡部がダルに送ったDメールによって7月28日に死亡した紅莉栖が生存している世界線に変動した後のエピソードです。14分間ほとんど紅莉栖の語りで進行します。独り言が多いクリスティーナ。さすがは友達が少ない実験大好きっ子。

2010年3月末。ヴィクトルコンドリア大学の脳科学研究所。7月の来日の件で紅莉栖と真帆が話すシーンが『STEINS;GATE 0』で描かれています。またこのCDBOX収録の『閉時曲線のエピグラフ EXTRACT SCENES_02』でも同シーンが描かれています。細かいセリフは違いますがあらすじは同じ。

父からタイムマシン発表会をするから見に来いという手紙をもらった紅莉栖は嬉々として日本に駆けつけた。本当に重度のパパ大好きっ子だなあ助手は。ああいう父親なのに。あの親父も最初からあんな人じゃなかったんですけどね。

2016-03-20-225051父と7年ぶりに会える事が本当に嬉しいのか、紅莉栖の笑顔が印象的。

『STEINS;GATE 0』【平時曲線のエピグラフ】紅莉栖と真帆の会話シーンより

 

だが中鉢のタイムマシン発表会は人工衛星の墜落で中止。父を心配する紅莉栖は30分ほどケータイに電話をかけ続けるが父は出てくれない。「やっぱりパパは…あのビルで…」頭に浮かんだ最悪の予測を必至に否定する紅莉栖。

幸いにして中鉢は無事だった。父が紅莉栖に電話をかけ直してきたのだ。中鉢は紅莉栖への文句と発表会中止の愚痴を言うばかりでまともな会話にはならなかったが、父の安否を確かめる事ができて安堵の涙を流す紅莉栖。

滞在しているホテルからタイムマシンの講演のためATF(アキハバラ・テクノフォーラム)に向かう紅莉栖。アニメ版の2話。ATFで紅莉栖を見かけた岡部は「貴様は死んだはずだ!」と戦慄して彼女に詰め寄るシーンへと繋がります。

近く遠すぎる次元の最果て[7月28日12時48分] 漆原るか編

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駅前に“人工衛星”が出現した直後。現場にいるまゆりと岡部に連絡を取るルカ子。人工衛星が爆発するかもしれない危険な場所にいる2人の身を案じるるかくん。るかがいる柳林神社にからラジ館までは5分とかからない距離。しかし橋が封鎖されているため川を渡る事はできない。

「すぐ近くなのに…すごく遠くに感じる」「その事が何だか…切なくて」これはルカ子と岡部たちの距離感の比喩ですね。ルカ子はラボメンNo.006ですが基本的にメインストーリーの外にいるキャラでタイムマシンや世界線といった“非日常”とはあまり関わりがありません。

シュタインズゲートゼロでは自分が事情を知らされていないことに疎外感を感じている描写がありました。「ボクは皆さんの本当の仲間になりたい」と。ゼロではルカ子の願いが叶ったのかタイムマシンの秘密を知らされておりオペレーションにも参加してました。

ゼロでは岡部の妄想設定である清心斬魔流の奥義を使って敵をバッタバッタと倒したら面白いんじゃ?なんて妄想をしてましたがファンタジーバトルものになっちゃいますね。何だかんだ書きましたがやっぱり彼は日常担当で平和の象徴でいて欲しいと思います。やさしいるかくんには危険な世界は似合わない。

鈴羽は紅莉栖の“助手” 劇場版 STEINS;GATE『現存在のアポステリオリ』

IMG_0855本編では珍しく中の良い鈴羽×紅莉栖のツーショット

画像は『STEINS;GATE』【Chapter6】より

あらすじ

主役は鈴羽。劇場版シュタインズゲート【負荷領域のデジャブ】で鈴羽が2036年から2011年に跳んでくるまでのいきさつを描いたシュタインズゲート世界線の未来の物語。49分の長編ドラマです。2023年。紅莉栖はたった一人で秘密裏にタイムマシンの研究をしていた。

幼い頃から科学者・牧瀬紅莉栖に憧れていた鈴羽は2029年の小学校卒業の時に孤独な研究を続ける紅莉栖の力になりたいと思うようになる。

“世界の外に存在している誰か”に会うために

2023年9月4日。「くりす〜来たよ〜買い物もしてきたっ」「ハロー 鈴羽ちゃん」鈴羽(6歳)と紅莉栖のやりとりが和みます。研究に没頭している紅莉栖はテーブルにこぼしたコーヒーを片付けるのも面倒くさがる。そして鈴羽にパスタを作ってもらう。

6歳の子に食事の準備をしてもらうおんなの人って…。「くりすはあたしやまゆねえさんがいないとなーんにもできないんだからっ」まさに廃人レベルで研究に時間を全振りするクリスティーナ(31)社会不適合社の汚部屋マスター・真帆たんと良い勝負だよw

ティーナ曰くずっと研究しているのは“世界の外に存在している誰か”に会うためこれは言うまでもなく2011年に消えてしまった岡部の事。また紅莉栖は「ここまで来ると物理学より哲学の領域なんじゃないかって思えてくる」と話す。

確かに劇場版は哲学的な話です。岡部がリーディングシュタイナー能力のせいで過去改変によって“なかったことになった世界線”の記憶を現実のように感じてしまう。するとシュタインズゲート世界線に生きている自分の存在を認識できなくなり、世界から消失してしまう。

この岡部が消えるロジックを理解するのは難しい。俺は未だよくわかりません。公式で『現存在のアポステリオリ』は劇場版の補完と説明がありました。鈴羽が2011年に来た動機はよくわかりましたが“岡部倫太郎の消失”の理由は映画そのままなのでもう少し補足が欲しかったです。

“弱いリーディングシュタイナー”発動

2036年4月14日。紅莉栖とダルが開発したタイムマシンのテストパイロットに志願した鈴羽はマシンの実証実験に参加していた。実験は成功。50分前の東京湾埋め立て地に跳ぶ事ができた。

紅莉栖たちがマシンを回収するまで時間があるので仮眠を取った鈴羽は鮮明な夢を見る。それは、狙撃兵の鈴羽が紅莉栖の頭を狙っている光景。第5回のタイムマシン実験の直後にもリアルな映像が鈴羽の脳裏に浮かぶ。ラウンダーに殺される母・阿万音由季。

【オペレーション・ブリュンヒルデ】を託し鈴羽の手の中で母は息絶える。どちらもα世界線の鈴羽の記憶ですね。どうやらタイムマシンで時間を飛び越えると岡部以外の人間でも【リーディングシュタイナー】の発動を誘発してしまう様子。

鈴羽のリーディングシュタイナーに戦慄した紅莉栖は即刻の実験中止とマシンの破棄を告げた。「この世から消えたくなかったら私の言う通りにして」鈴羽が岡部のように消失することを恐れたのか…岡部を諦める為の理由ができたと思ったのか。

「岡部倫太郎は…あたしが“観測”する!」

実験中止に納得出来ない鈴羽は深夜に紅莉栖宅の地下室に忍び込んで、タイムマシンを使おうとする。だが紅莉栖が鈴羽の前に現れて制止を呼びかける。そんな彼女に反発する鈴羽。岡部倫太郎を救う為にタイムマシンを作ったのに、どうして使わないのか?と問いつめる。

紅莉栖の立てた仮説に基づいた方法ならば岡部を助けても過去改変は起こらず岡部とラボメンたちの力でようやく辿り着いたシュタインズゲートから離脱してしまう事もないというのに。自分だって岡部に会いに行きたい。

だけどいざ自分が会いに行って拒絶されたらと思うと怖くて……と話す紅莉栖。2036年の紅莉栖は40代前半ですからね。報われるかわからない研究に25年を費やしてやさぐれてるし。19歳の岡部に会うとなると思う所があるのかも。

「だったら…やっぱりあたしが行く!いいでしょ!」「鈴羽…あなたには無理よ」と返す紅莉栖にブチ切れる鈴羽。「このひねくれ者ォ!そんな牧瀬紅莉栖は大嫌いだっ!!!」大好きなんですねわかります。マシンに乗り込んでハッチを閉鎖する鈴羽。

ここで劇場版エンディングテーマ『いつもこの場所で』が流れ始める。曲の入り方が良いです。幼い頃から鈴羽の憧れだった紅莉栖は岡部に会う為にずっと頑張って来たのに、最後の一歩を踏み出す勇気がなくて立ち往生している。

そんな彼女のためタイム・トラベルを強行する鈴羽「タイムマシン 起動っ!」「紅莉栖さん、ちょっとだけ…そこで待ってて」

「岡部倫太郎は…あたしが“観測”する!」

このシーンが最高にクライマックス。ちょっと涙腺に来ました。紅莉栖が大好きで彼女の助手になりたい。右腕になりたいという一途な想いでひた走る鈴羽が良かったです。最後のシーンで紅莉栖とケンカするのも鈴羽らしい。エネルギッシュな元気っ子。鈴羽の魅力溢れるドラマでした。