『STEINS;GATE 0』真帆END感想【存在証明のオートマトン】

真帆が主役の【存在証明のオートマトン】の感想とシナリオについて詳しく解説した記事なっています。

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【存在証明のオートマトン】ネタバレ感想、

萌郁の存在を証明してくれた真帆

オートマトンの萌郁はいい萌郁でした。

 

萌郁に必要だったのは健全な友達や居場所。そう思わせてくれたシナリオです。萌郁って前作では汚れ役で良い印象がなかったんですが、その原因はFBに依存してたからなんですよね。

 

自分が無価値だと思い込んでいるメンヘラの萌郁は顔も知らないFBに体よく利用された結果まゆりを手にかけてしまった。

 

一方「存在証明のオートマトン」ではフランクに歩み寄り

「日本における私の友達になってちょうだい」

と言ってくれた真帆を助けるため単身でレイエスたちに殴り込みをかけるラウンダー萌郁。武装してるけど今回は味方サイドなので敵も峰打ちだよ!

 

能力があるとかないとか関係なく「自分は自分。他人は関係ない」という真帆のメッセージを受けて自分の存在を肯定しても良いと気がついた萌郁。

 

真帆の言葉が嬉しかった萌郁は彼女の危機に命懸けで頑張った。このシナリオは「依存する相手が変わっただけ」とも取れますが、

 

顔も知らないFBにメールで病的に依存し続けるよりは、萌郁を気遣って色々親切にしてくれる真帆に依存するほうがずっと健全な依存です。(※ちなみにオートマトンでの萌郁とFBの関係は不明です)

 

萌郁と真帆は二人共、汚部屋でも気にしないタイプですし見た目は全然タイプが別だけど似た者同士な所があるんですね。シュタゲゼロは「まほ☓もえ」が熱い!

 

そういえば、紅莉栖も父親に存在を全否定されたというトラウマを持っていますが、真帆→萌郁と同じくフェイリスが「あなたはここにいていい」という温かい存在肯定のメッセージを送った「哀心迷図のバベル」シナリオがありました。

 

紅莉栖☓フェイリスの泣けるエピソード、バベルはドラマCDが元ですがドラマCDを大幅に盛ったマンガも良コミックなのでオススメです。

ゼロの萌郁はコミュ障ライター(褒め言葉

前作だと萌郁はラウンダーの素性を隠すためダミーで記者を名乗ってましたが、シュタゲゼロではちゃんと記者をやってるのが好きです。記者なのにコミュ障すぎて真帆にインタビューできないのは笑いますが

 

シュタゲのキャラらしい残念ポイントでいいと思います(笑)ゼロの萌郁は文章を書くのが好きで「趣味で小説も書いている」と女子回でつぶやいてました。

 

なかなか良い趣味だなあ。僕も記事書きの端くれななのでもえいくさんに親近感湧きました!

ネタバレ【存在証明のオートマトン】のあらすじ

比屋定真帆が取材を通じて友達になった萌郁と親友のアマデウス“紅莉栖”の力を借りてアマデウスの軍事転用を目論むレイエス教授の襲撃を退けるエピソードです。

 

シナリオを通して自分をサリエリだと自虐する真帆の内面が詳しく描かれてます。

 

合間に

  • 真帆の人工知能とフレーム問題の話
  • 真帆、萌郁、フェイリスの少し百合百合しい女子会
  • お掃除軍曹で人が変わった綯ちゃんコミカルな話

 

といったサブエピードがありました。

真帆ルートのメインストーリーは軌道秩序のエクリプスの続きから始まります。岡部が真帆からの電話で

「Amadeusが乗っ取られたかも」

という話を聞いた直後にアマデウス紅莉栖から着信。不審に思い電話を取らなかった岡部だが世界線は変動してしまう。

 

移動後の世界線で

  • 真帆のオフィスでガス漏れ事故に見せかけた事件
  • 真帆のホテルが荒らされる事件

 

が発生。犯人はレイエス教授とその仲間たち。レイエスはアマデウスをコントロールできる制御コードを持つ真帆を付け狙い、岡部たちも巻き込まれる。

 

同じく襲われたレスキネン教授と合流した真帆は東京電機大の仮オフィスに逃れるが、追ってきたレイエスの手でレスキネンは射殺されてしまう。

 

絶体絶命の真帆だったが、親友であるアマデウス“紅莉栖”とラウンダー萌郁の力を借りて、レイエスに一泡吹かせる事に成功。

 

激怒したレイエスは萌郁に発泡、「お友達を助けたかったら制御コードを早く言え」と真帆を脅す。

 

制御コードを入力する真帆だったが、実はアマデウスが悪防止のためアマデウスのコントロール自体が不可能な仕様であり、真帆が入力したのはアマデウス“紅莉栖”の全削除コマンドだった。

 

消えゆくアマデウス“紅莉栖”にオリジナルの紅莉栖の記憶が同期。「必ずシュタインズゲートにたどり着ける」という紅莉栖の伝言を受け取った真帆は、

 

牧瀬紅莉栖に再び会うためタイムマシンを作り上げシュタインズゲートにたどり着くことを決意する。

 

真帆は命がけで救ってくれた萌郁からのラインを見ながら、

「またね、萌郁」

ともう一人の親友との再開を心待ちにしながら飛行機で帰国の途についた。といった感じのストーリーでした。

『存在証明のオートマトン』シナリオ詳細①

1.真帆のモノローグ。『モーツァルトとサリエリ』は『紅莉栖と私』

2.過去改変①ラボの新年会はなく、るか宅で新年会。襲撃は起こらず。

3.過去改変②肉親?が見つかった”かがり”は、鈴羽らと岩手に。

4.過去改変③真帆のオフィスがガス漏れ事故?。ホテルも荒らされた。

5.ラボへ身を寄せる真帆。『Amadeus』制御コードが狙われている?

6.安全なフェイリス宅へ。取材予定の萌郁も泊まる。

7.真帆と萌郁は客間でやりたい放題。フリーダムな空間と化すw

8.萌郁の取材協力に応じる岡部。記事のテーマは人工知能特集。

9.後日、真帆は電機大に間借りした仮オフィスへ。萌郁が道案内。

10.仮オフィス。“紅莉栖”がモーツァルトを流し、真帆の回想シーン。

11.オフィスの帰り。フェイリスから指令。『女子会するニャ!』

12.真帆と萌郁の客間がゴミ屋敷へ進化。黒木さんとフェイリスがダウンw

13.客間掃除のため、『お掃除軍曹』綯様が呼ばれる。

14.岡部らは綯を送って行く。途中で真帆を狙う襲撃者と遭遇。

15.逃げる真帆はレスキネンと合流。仮オフィスへ。

16.レイエス、レスキネン殺害。真帆に制御コードを渡すよう銃で脅す。

『Amadeus』の制御コード

過去が変わった。ラボのお正月パーティーは開かれず、仮面の襲撃者は現れなかった。

 

だが、真帆のオフィスでガス漏れ事故が起き、寝泊まりしているホテルが荒らされるという事件が発生。萌郁経由でオカリンに連絡して、ラボに避難していた。犯人の狙いは『Amadeus』【制御コード】かもしれない。

 

『Amadeus』には“紅莉栖”だけがアクセスできるログがある。誰かが、“紅莉栖”を自由に制御するためにシステムを改ざんしても、この『秘密の日記』を参照にして、自ら改造部分を修復することができる。『制御コード』はその秘密の日記をこじ開けるための鍵。そして制御コードを知っているのは真帆だけだ。

真帆と萌郁の『OHEYA』

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安全なフェイリス宅にかくまってもらう真帆。ホテルで取材をする予定だった、ライターの萌郁もフェイリスの誘いで半ば強引に泊まることに。

 

萌郁は『ラウンダー』だ。萌郁を信用していない岡部は、真帆の身の安全を心配する。

 

翌日、顔を出したオカリンは、フェイリス宅で凄惨な光景を目の当たりにする…。2人が借りたピカピカのキレイな部屋は、たったの1日で『汚部屋』へと変貌を遂げたw

 

通販でデスクやちゃぶ台、冷蔵庫を購入して『魔改造』それだけならいいが……いいのか(?)床にはページを開いたままの本、書類、食べた後のカップ麺の容器、バスタオル、衣類などが散らかり放題。

 

仕事をしやすいように模様替えをしたのよ、言い張る真帆。

岡部「『社会不適合者』が2人集まるとこういう空間が生まれるのか……」

 

真帆「『知的生産活動』に最適化された生活空間…と言ってほしいわね ドヤァ」

 

萌郁と真帆という意外な組み合わせですが、仲良く2人で家具を選んで、相部屋で生活してるあたり、気が合うようですね。

真帆の『人工知能講座』

取材で萌郁が真帆にインタビューをする予定だが、萌郁が口下手すぎるので、オカリンが手伝う事に。人工知能の研究が始まって60年が経過したが、

 

人間のような包括的な知性を持つ人工知能の開発には誰も成功していない。真帆が開発した、『Amadeus』を除いては。

 

人間には容易に解けるのに、人工知能には解けない問題はたくさんあるという。そのひとつが『フレーム問題』。ある問題の解決のために検討する範囲をどこまで広げるか、その枠を人間は簡単に決められるが、AIはそれができない。

 

例えば人工知能が『テーブルの上にある箱を開ける』ためには、全く関係がない天気や、部屋の湿度、テーブルの色や材質など…あらゆる事象を考慮してしまう。

 

それだと、永久に箱は開けられないですね。

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『Amadeus』はフレーム問題を解決しているように見える。でもなぜ“紅莉栖”がそれを解決できるか不明だという。人間らしく振る舞う人工知能はできた。

 

だがどんな原理で『知性らしきもの』が発生しているか、わからない。データ化した記憶を使って脳と同じように動かすシステムが『Amadeus』しかし、脳は未だブラックボックス。真帆も脳を全て理解して作ったのではない。

 

真帆の仕事は人類の『知性の正体』を完全に突き止めて再現する事。壮大ですね。

「それができた時に私はようやく紅莉栖を…」

 

と……言いかけて飲み込む。あっ…この子いつか『本物の紅莉栖』を作り出す気だよ…。紅莉栖が大好きだった真帆。時間を遡ろうとした、以前の岡部とはアプローチが異なりますが、

 

真帆たんも十分ブッ飛んでいるというか…紅莉栖への執念は
『狂気のマッドサイエンティスト』じみてますねぇ。

真帆と萌郁のフレンドシップ

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取材の後日、仮オフィスを設けた電機大まで行く事になった真帆。電機大の場所を知らない真帆に、萌郁が道案内を買って出てくれた。

 

電車内。『RINE』で会話する萌郁と真帆。萌郁は真帆を「比屋定博士」と呼ぶが、博士はむずがゆいから“まほ”/“もえか”と呼び合うのはどう?と提案する真帆。

 

そんなの恥ずかしいよ」

と萌郁が照れるので、名字で呼び合う事に。

「日本おける、私の数少ない友達になって頂戴」

と真帆。

 

「比屋定さん…よろしくおねがいします」

 

「ええ、よろしくね桐生さんっ」


笑みを含んだ声で真帆が答えた。お姉さんの余裕でしょうか?フランクな真帆が萌郁に歩み寄ってふたりの距離が近くなりました。『永劫回帰のパンドラ』とはふたりの関係が180度違う点に驚き。照れる萌郁さんが可愛いです。

真帆と紅莉栖の出会い

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仮オフィスにはレスキネン教授が待っていた。今日するのは今後の事についてのミーティングだ。真帆は『Amadeus』を立ち上げる。
「何か『music』をおねがいできるかい“クリス”」とレスキネン。スピーカーから静かなメロディが流れる。

▼『ピアノソナタ第11番』だ。

PCから話しかけてくる声。

「覚えてますか?先輩。私と先輩のきっかけの曲ですよ

それは、紅莉栖が研究所に来たばかりの頃。土曜日で貸し切り状態の研究室。

 

真帆が、スピーカーこの曲を流していたら紅莉栖が話しかけてきたのだ。ふたりとも『ピアノソナタ第11番』の『第1楽章』が好きで、意気投合。これがきっかけとなり、ふたりは一気に親密になったのだ。レスキネンがつぶやく。

「KurisuとMahoは、まるで姉妹のように仲が良かったね」

“お掃除軍曹” 綯(なえ)ちゃんの狂気(笑

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真帆と萌郁がフェイリス宅に居候し始めてからはや数日。2人の使っている汚部屋ガラクタの宮殿と進化。ゆるいまゆりですらドン引きしちゃうような惨状。岡部とまゆり、カエデとフブキは綯ちゃんに手を貸してもらい大掃除を決行することに。

 

小学生でありながら自宅やブラウン管工房をいつもキレイにしている綯ちゃんは家事全般が得意。Mr.ブラウンの分と自分の食事もいつも作ってるしすごいな。【生活能力0】のもえいくさんや真帆たんは是非見習ってほしい。そんな大人の手本になるような綯ちゃんだが、フェイリス宅を訪れると何かのスイッチが入ったように変貌を遂げる。

 

綯「私がテンノージ専任軍曹である!!!」

 

!?

 

急に別人と化す綯ちゃん。もとい綯様ダルの事を“ほほえみくまさん”と命名した綯様は

「30秒以内に廊下のぞうきん掛け10往復だ!」

と命令。スパルタすぎる。っていうか無理でしょw そんなダルは

「ハァ…ハァ…もっと、もっと罵って下さい!

ねっとり大喜び。

 

まるで自重しない“ほほえみくまさん”は

掃除が終わったら急に優しくなってイチャイチャしたがる展開キボンヌ」「掃除の後は、あなたをキレイにしましょうね的な!」

 

などと、HENTAI発言を乱発。すごく…中の人が言いそうなセリフです。ダルと関さんはシンクロしすぎだと思うんだw2016-05-04-195021

オカリンとまゆりにも命令する綯様

「そこのそびえ立つ黒くてぶっとい奴をゴミ捨て場に持って行け!」

「そびえ立つ黒くて…なんだって?」

困惑する岡部。

「そこのゴミ袋のことだよ。そうだよね〜?」

とまゆしぃがフォロー。

「うん (ちょっとデレる)そうだぞ!さっさと運べ!」

軍曹キャラに変身してもまゆりには素直な綯様かわいいw

 

綯様に罵倒されて「ひぃっ!」と怯えるオカリンに噴いた。これは…やっぱり“最狂の萎さん”が暴れた世界線の記憶が残ってるからかな…。

“アマデウス”と“サリエリ”

掃除の後夕食をごちそうにったオカリンたち。リビングでピアノが得意なカエデがモーツァルトの『トルコ行進曲』を弾き始める。それを聞いた真帆は気分が悪そうに客間に戻った。様子が気になった岡部は、部屋を訪ねる。

 

真帆は岡部に話す。映画『アマデウス』で、サリエリは天才モーツァルトの才能を誰よりも認めながら、その才能に嫉妬し絶望。結果モーツァルトを死に追いやってしまう。また、史実でもサリエリはモーツァルト毒殺した疑惑があるという。
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「私にとって紅莉栖はアマデウスだった…」

彼女はそう呟く。
真帆の『Amadeus』のIDが『Salieri』つまり紅莉栖がアマデウスなら、
真帆はその才能に嫉妬し絶望していたサリエリそのものである、という意味が
込められている。そう岡部は想像する。

 

ドアをノックして萌郁が入ってくる。リビングで急に立ち上がった真帆を見ていたのだろう「比屋定さん…大丈夫?」心配して声をかける。

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『レイエス教授』の正体

綯を送るオカリンたち。彼が「紅莉栖の事でまだ比屋定さんに話していないことがある」…そう言いかけたその時、突如として仮面の2人組とライダースーツの女が現れた…!岡部の脳裏に正月パーティーを襲撃した連中の姿が浮かび上がる。

 

襲撃者は真帆に向かって距離を詰めてくる!「逃げろ!」岡部が叫ぶ。迷った
真帆だが、言う通りに走り出す。近辺を逃げ回っていた真帆はレスキネンと合流。真帆が『制御コード』が狙いかもしれないと告げる。

 

レスキネンは、ならば大学のネットワークストレージ上にある『Amadeus』の接続プログラムを消去。その後アメリカに戻り真帆を保護してもらうと提案。

 

さっそく仮オフィスに行き、作業に取りかかる。手を動かしつつ、レスキネンにつぶやく真帆、ここ数日『紅莉栖と自分の関係』について考えていた…と

 

私にとって紅莉栖は文字通りアマデウスでした」と真帆。それを聞いて
思い出したというレスキネン「クリスが以前こう話していたよ」

「私がアマデウスなら、真帆先輩はサリエリですね

それを聞き、激しく動揺する真帆だったが、何とか作業を続行し『Amadeus』へログイン。

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「それでは、接続プログラムを消去します!」


「その必要はないわ」パァン!と響く銃声。レスキネン教授が殺されてしまう…。凶行に及んだのは真帆と同じヴィクトリルコンドリア大学所属のレイエス教授だ。

 

真帆に銃口を向けて微笑むレイエス。

「必要なのは『制御コード』よ」
「さあマホ、“クリス”が持っている『秘密の日記』の鍵を開けなさい」


“紅莉栖”を見捨てなければ殺される。最悪の状況で真帆が取った選択とは?

『存在証明のオートマトン』シナリオ詳細②

2016-01-03-204832 (1)17.真帆が制御コードを入力。約束を破り真帆を殺そうとするレイエス。

18.萌郁の救助。真帆をオフィスから連れ出すが、階下からの敵襲に苦戦。

19.カエデ曰く。サリエリとアマデウスは互いに尊敬し合っていた。

20.管理者権限をレイエスに移したのは真帆と“紅莉栖”の芝居だった。

21.オフィスに戻る萌郁と真帆。不意を付き、レイエスに投降の通告。

22.レイエスのブラフで、形勢逆転される。制御コードを言え!と脅す。

23.真帆を救うため、制御コードを口に出したのは萌郁!コード承認。

24.実行には真帆の命令必須「紅莉栖は親友だから渡さない!」と真帆。

25.萌郁の腹部を撃ち、脅すレイエス、真帆は命令を出す。

26.実行されたのは削除】コマンドだった!怒りのレイエスを撃つ萌郁。

27.瀕死の萌郁。女子会で言ってくれた言葉が嬉しかったと伝える。

28.消えゆく“紅莉栖”に救急車を読んで欲しいと頼む真帆。

29.“紅莉栖”が紅莉栖に「鳳凰院凶真を宜しくお願いします」と伝える。

30.真帆の帰国の飛行機が離陸する。エンディングへ

助けに来た『ライダースーツ』

突然、イイ声で歌い出した真帆。

「らーらーららーら♪」「らーらーららーら♪」


何と『Amadeus』の制御コードは『ピアノソナタ第11番第1楽章』のメロディだった。“紅莉栖”から感情が消え失せ、彼女の声が機械的なトーンに変化する。

 

“紅莉栖”は、新たな管理者を指定するように促す。

「声紋確認。ヴィクトリルコンドリア大学。ジュディレイエス教授」
「新たな最高管理権限保持者として登録します。

 

「イエェェェス!!!」

興奮して声を上げるレイエス。
システム再起動のため15分が必要です、と“紅莉栖”から警告メッセージが流れる。作業を終えた真帆にレイエスが告げる。「ご 苦 労 様」

 

こめかみには銃口が押し当てられていた。あっさりと約束を破ったレイエスは、用済みの真帆を始末しようとする。「さあ…祈りなさい」
レイエスが最期の言葉とばかりに言い放つと          

 

ふいに、オフィスのドアがバタン!と開かれる。ゴドッ…!何かが投げ込まれた。対戦車地雷を模したそれは、『未来ガジェット4号機』モアッド・スネーク!


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一瞬にして水蒸気が吹き出し視界が真っ白になる。そこに現れたのは、岡部…ではなく、黒いライダースーツをまとい、武装したラウンダー』桐生萌郁だった!この萌郁さん、任務とは関係なく独自に乗り込んで来たっぽい。

 

彼女は急いで真帆を連れ出して、仮オフィスを脱出。すると、廊下で男達が倒れている光景が目に入る真帆。

桐生さん…あなた一体?」
「説明してる暇はない…今は逃げる事だけを考えて!」

「真帆先輩は“サリエリ”」の意味

エレベーターを予め停止させ、階段で真帆を連れ出そうとする萌郁。しかし階下から敵が自動小銃で発砲してきた。これに応戦しながら、真帆に語りかける。

「サリエリはモーツァルトに嫉妬なんかしていなかった」

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萌郁は、真帆が岡部に話していた事が気になって、音楽史に詳しいカエデから訊いていた。モーツァルトが残した手紙にこう書いてあった。『サリエリはモーツァルトが招待した『魔笛』のオペラを、大絶賛していた。』

 

「ふたりはお互いに、とても尊敬しあう仲だったんですよ」

とカエデ。
モーツァルトもサリエリを尊敬していた…。紅莉栖がそれを知っていたなら、

「私がアマデウスなら…真帆先輩は“サリエリ”ですね」という、紅莉栖の言葉の意味は全く異なったものになる。真帆は“紅莉栖”を助ける事を決意。萌郁はスタングレネードを階下に投げつけて敵を無力化。
再び仮オフィスに向かうふたり。

アマデウス“紅莉栖”「今どんな気持ち?ねぇ今どんな気持ち?」

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“紅莉栖”が再起動の完了を通知した。レイエスが“紅莉栖”に訊ねる
「“クリス”私の権限を教えてくれる?」


「レイエス教授は『Amadeus』の最高管理権限を保持しています」

 

「ビューディフォゥ!!!」

レイエスが感嘆の声を上げて喜ぶ。

 

「早速だけど、あなたの不可侵領域ストレージのバックアップを取りたいの」
「保存先を指定してください。」PCにUSBメモリを差し込むレイエス。
「コピーを開始します。42杪お待ちください。」

「イエェェェス!!!」

 

「転送が終了しました             

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「なっ何?!」突然“紅莉栖”の様子が変わった。その豹変ぶりに混乱するレイエス。

「モーツァルトのメロディが、制御コードのキーワード?????」
「そーんなわけ、なかろうが!!」

真帆が急に歌い出して、ピンと来た“紅莉栖”は、彼女が時間を稼ごうとしている事を瞬時に察知。アドリブでレイエスの思惑が成功したように偽装していた。管理者権限の再設定は『“紅莉栖”の芝居』だった。

 

「ねぇっ、まんまと騙されちゃってw 今どんな気持ち?ねぇ今どーんな気持ち?」

今までの鬱憤を晴らすかのように、レイエスを煽りまくる“紅莉栖”。
やっぱり、『Amadeus』“紅莉栖”はノリノリで面白いです。

 

人工知能に一杯食わされたレイエスは、恐ろしい形相で画面に銃口を向ける。
「そこまでよ!」戻って来た真帆と萌郁がレイエスを制止する。

“神はサイコロを振らない”

2人で銃を向け、レイエスに投降を促す真帆。萌郁は部屋の入り口で外を見張る。『銃の安全装置が2つ付いている』というブラフに虚をつかれた真帆は、手首を掴まれて銃を奪われてしまう。

 

レイエスは真帆の頭に銃口を当てたまま、入り口の萌郁に命令する。
「武器を捨ててこっちに来なさい!」そして再び真帆に、制御コードを教えろ
と脅すレイエス。だが、真帆は断固拒否する。

「“紅莉栖”は私の友達なの!」「あんたに渡すくらいなら死んだ方がマシよ!!」

 

真帆を助ける為に、『制御コードを口にしたのは何と、萌郁だった。

「『Amadeus』…制御コードを受理せよ」
Der Alte(デア・アルテ)    
würfelt(ヴュルフェルト)          
nicht.(ニヒト)               

 

それは、アインシュタインの言葉「“神はサイコロを振らない”」だった。

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“紅莉栖”から再び感情が消える。「ラウンダーの情報収集能力も侮れないわね!」


「最高管理権限保持者。比屋定真帆の命令をもって処理を実行します」

躊躇する真帆だったが、イラついたレイエスが萌郁の腹部に銃弾を撃ち込んだ。「早く言え!」真帆に迫る。

 

しかし…レイエスの思惑とは裏腹に、真帆から下された命令は『Amadeus』のデータを『完全消去』するためのものだった!『Amadeus』には、初めから秘密の日記を開ける鍵などは用意していなかった。真帆すら突破できない防壁を設定したのだ。

「どうかしら?満足してくれた?」

投げやりに気味にレイエスにつぶやく真帆。

「どいつもこいつも馬鹿にして!!!11」

発狂するレイエスが今にも真帆を殺さんとした時、最期の力を振り絞った萌郁がレイエスを撃ち、彼女は床に倒れ込む。

“紅莉栖”が紅莉栖に?

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萌郁の意識がない。真帆が泣きながら救急車を呼んで!と“紅莉栖”に呼びかける。反応はない。削除コマンドの実行中なのだ。動くはずもない。それでも“紅莉栖”しか頼れない真帆はひたすら助けを呼び続けていると     

 

紅莉栖”が手を伸ばしてくる。

「私…先輩に触れない?」「私…まさか『Amadeus』に?」

“紅莉栖”の不可解な言動が気になった真帆だが、今はそれどろころではない。
救急車を手配してもらう真帆。“紅莉栖”は武装集団が逃走したことも教えてくれた。

 

じき消える“紅莉栖”は、これから話す事を絶対に忘れないで下さいと念を押す。

「私たちが“辿り着くべき世界”は必ず存在します」
「先輩なら、私の残した研究を完成させ、更なる地平を切り開く事ができます!」

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「それと、『鳳凰院凶真』のことを、よろしくお願いしますね」
「鳳凰院?誰の事かしら?」
「ふふっ いずれわかりますよ きっとね      

 

そう言って“紅莉栖”は、ディスプレイからプツリと消えた。真帆は止めどなく溢れる涙を押さえる事は出来なかった。彼女は2度も親友を失ってしまったのだから。

 

帰国の飛行機。機内で真帆は考えを巡らせる。消え行く“紅莉栖”はまるで本物の紅莉栖であるかのような振る舞いを見せた。『Amadeus』は人の脳を再現するべく作ったシステム。もし、脳と同じ現象が『Amadeus』で起きるとしたら、紅莉栖が生存している『可能性世界』の記憶が“紅莉栖”にリンクしたのかもしれない

 

事件の後、岡部から全ての事情を聞かされた真帆。“紅莉栖”が必ずあると言った、“辿り着くべき世界”とは【シュタインズゲート】の事だ。必ずタイムマシンを作り上げ、また紅莉栖と会うことを決意する真帆だった。

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萌郁から『RINE』のメッセージ。彼女は何とか一命を取りとめていた。

「短い間だけど、あなたと一緒に過ごせて本当に楽しかった」
「いつかまた会おうね!絶対!」バイバイ、またね “真帆”」

 

「またね、萌郁     

飛行機が離陸する。最期に『RINE』で“真帆”と呼ぶ萌郁にほっこりしました。萌郁と真帆の社会不適合ユニット(笑)の絡みは今後も見たいですねえ。以上【存在証明のオートマトン】のレビューでした。

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