はいどうも!ガンダム好きなモリミヤです!この記事では映画も公開される機動戦士ガンダムNTの小説を読んだ感想と映画と小説の違いについて解説してます。
ガンダムNT映画のレビューは本編を見たら別記事で書く予定です。
この記事の目次
ガンダムNT(ナラティブ)ってそもそも何?
一言で言うとアニメ・ガンダムUC(ユニコーン)の続編です。
- 続編といっても主要登場人物は一新されています。
- 時系列はガンダムUCの一年後の宇宙世紀0097。
- 一作で完結する短編作品です。
ベースは小説・ガンダムUC不死鳥刈り
ガンダムNTはガンダムUCの本編のサイドストーリーである「ガンダムUC不死鳥刈り」をベースに作り直した新作ガンダムです。
ちなみに、そもそもガンダムUC(ユニコーン)を知らないという人はこちらのPVがわかりやすいです。
映画ガンダムNTと小説の関係、映画と小説の内容は違う?
小説と映画は基本的に同じシナリオ。映画にはないメインキャラの過去の話など補足的な描写が多いのが小説。それくらいの違いだと思います。
まず、 小説は映画ガンダムNTのノベライズ版です。小説は映画の原作ではないです。そもそも映画ガンダムNTは小説・不死鳥刈りが原作です。
ん?小説を元に映画化した映像作品の小説ってなんじゃそれ?と一瞬なりそうですが。
不死鳥刈りとナラティブは似てるけど別作品なので、この小説のナラティブは、映画のノベライズくらいの感覚でOKです。
公式サイトによると
『機動戦士ガンダムNT』を小説化した「小説 機動戦士ガンダムNT」が、本日11月26日(月)KADOKAWAより全国の書店などで販売されます。
映画では語らることのないエピソードも収録され、ヨナやリタ、ミシェルの知られざる過去が明かされるなど、350ページ超えの大ボリュームとなっているので、ぜひとも書店へ足を運ぶ際はチェックしてください!
とあります。以下がポイントですね。
「映画では語られることのないエピソードも収録され、ヨナやリタ、ミシェルの知られざる過去が明かされる」
つまりは小説は映画と基本同じで、主人公ヨナ、ヒロインのリタとミシェルの3人の幼馴染の過去編のエピソードが多く描かれてるのが大きな違い。
僕も映画公開前で観てないので断言はできませんが、
- 公式サイトの小説の紹介文
- 公式サイトのあらすじ
- ナラティブのPV
これらを見ると、小説と映画は同じで細かい描写が増えているのが小説で合ってると思います!映画は尺の都合で全部のシナリオを突っ込めないので一部カットということでしょう。
多分戦闘シーン多めだと思います。ガンプラの販促的な意図で。
ガンダムNTあらすじ(ネタバレなし)
宇宙世紀0097年。「ガンダムUC」のラプラスの箱をめぐる連邦とジオン残党の争いから1年。
先のラプラス事変で超常的な活躍を見せた2機のモビルスーツ・ユニコーンガンダムには3号機が存在した。
金色の装甲と青い燐光を放つその機体・不死鳥「ユニコーンガンダム3号機“フェネクス”」は起動実験中に暴走事故を起こしそのままパイロットと共に宇宙の闇に姿を消す。
▼この金ピカのモビルスーツがフェネクスですね。
宇宙世紀0079の地球へのコロニー落としで被災した戦災孤児で幼なじみのヨナ、ミシェル、リタがメインキャラクター。
連邦軍の少尉になったヨナ(主人公)と地球の巨大商社ルオ商会の特別顧問になったミシェルは、二人の幼馴染であり“フェネクス”のパイロットであるリタを探すための不死鳥の行方を追う。
といった筋書きのストーリー。大筋はシンプルです!
ネタバレなし感想
■モビルスーツを恋愛対象に描くとは思わなかった……。
そんな感じですかね。意味がわからないと思いますが意味がわかるように書くとネタバレになるのでご了承下さい!
■ゾルタンがいいキャラ
主人のヨナのライバルでシナンジュ・スタインのパイロットのゾルタンがナイスキャラ。声優さんの演技次第ですが言動にインパクトがあって人気が出ると思います!
映画ではゾルタンの赤いオッドアイがシナンジュスタインの赤いカメラアイと同期するような演出があるかも。
■ガンダムUCの後日の短編秘話という感じ
ガンダムUCに続く宇宙世紀サーガ!
って大々的に公式でプロモーションしてますが、そこまで壮大な印象の話ではなくてガンダムUCの後にあった短編秘話という感じでした。
ナラティブは1話完結ですからね。
短編だからつまらないということはないです。短編映画のガンダムF91めっちゃ面白いじゃないですか。
F91は戦闘シーンスゲー!って感じですが、ナラティブはストーリー性がもっとあって良くまとまってるし良かったですよ!
あと何気に主人公たちの生い立ちにファーストガンダムの事件も絡んでくるのが意外でしたね。
また、モビルスーツ戦はやっぱりアツイです。○○の武装がまさかの××になる展開や隠し玉もあって燃えますね!
以下ネタバレ記事となりますので小説を読んでいない方や、内容が同じと思われる映画を見てない方はご注意ください!
ネタバレ感想!(映画視聴前は見ないで下さい!!)
キツ~い描写があります
戦争の話なので結構描写がエグい。アニメの小説版ってなると結構平気やりますよねグロ描写。
ディジェが人を踏み潰したり、コロニー内戦闘のナラティブガンダムとシナンジュスタインの被害描写とかとんでもない。
映画だと大スクリーンでグロ見せられても「ちょっとな……」と思うので明確な残酷描写は少なくなるでしょうか?
ライバルのゾルタンは人気出ると思います!
ヨナと敵対するジオンのライバル「ゾルタン・アッカネン」が思ったよりいいキャラしてました。
僕がガンダムナラティブで好きなキャラは一番がゾルタンで二番目は人間味あふれるイアゴ隊長です。
で、ゾルタンですが公式サイトの絵を見ると、もう見たまんま悪いヤツですよね笑
登場して間もなくはコロニー内でビームライフルを躊躇せずぶっ放してヒャッハーするようなヤツなので、一見救いようのない残酷なゲス野郎かと思いました。
でも強化人間として体をいじくられて散々な目にあってしかも出来損ない呼ばわりされたりと、悲しい過去を秘めていたり、戦闘中はノリノリで面白いセリフを吐いたり。
単純なゲス野郎とは言いにくいです。インパクトがあるのでゾルタン人気出ると思いますよ!
▼ゾルタンの面白セリフ集
金ピカァーーッ!!!
こっちはマシンでマシンを操ってるだけだ。人の頭ん中に入り込むより良心的だろうが!
お前まで俺を見捨てるのかよ……
だいたいゾルタンって名前はなんなんですが、~たんって萌えキャラを思わせる響きです。
フェネクスがトンデモもないMSだった
ユニコーンタイプは人の意思に反応するサイコフレームという覚醒すると制御不能になるオカルティック兵装を積んでいるので当然なんですが、
まさがヨナが恋い焦がれるリタは死んでいて残ったリタの思念だけで動かしてるだなんて……。oh……
初代ガンダムのコロニー落としのシーンやコロニー内での戦闘での残虐描写はちょいちょいありましたし、
ミシェルがの「彼女はもう人間じゃないのよ」というセリフから
リタは脳みそと脊髄だけフェネクスに組み込まれてるとか、頭と上半身だけで生体部品になってるだとか怖い状態を想像してガクガクブルブルしながら読んでたのですが、
何とコクピット空けたら無人!中の人なんていなかった!!
“フェネクス”はリタの思念が動かしてたって……
えぇ……幽霊ガンダム……???
ガンダムのオカルティック化もここまで来たか!という感想です。「サイコフレームは人の意識を保存する~」みたいな説明があったので、まあまあ説明としてはわかりますけど。
だいぶ昔からゼータガンダムで幽霊の力を集めて突撃したりしてたので今更かもしれないですが。でもゼータのはラストのドサクサに紛れて勢いでオカルトパワー発動したノリですが、
フェネクスは明確に無人でずっと宇宙を飛び回って戦闘もしてたので、なかなかぶっ飛んでますね。
この四谷怪談もびっくりのゴーストモビルスーツは宇宙世紀会談ですよもう!!!幽霊がガンダムを動かすなんて……なんて時代だっ!
別に幽霊がパイロットでも面白いからいいと思いますけど、ヨナがあれだけ会いたいと願っていたリタが死んでいたのがとっても悲しいです。ヨナ……。
ガンダムナラティブはバッドエンドですね。映画はもしかしたら違っててリタが生きている世界線もあるかもしれませんが、多分無理かなぁ。
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