『カオス・チャイルド』有村雛絵編をプレイした感想です。フラグを立てていると6章から当ルートに突入します。
この記事の目次
ネタバレなし感想・箇条書き
・拓留の圧倒的成長。拓留がシナリオの最初と最後では別人のように変わっていた事が見て取れました。シナリオ突入時、拓留は自分のことばっか考えてるんだけど、最終的にはTRUEと同じくらいカッコイイ他人を思いやるぐう聖マンに進化します。
・有村がくっそかわいいぃぃ！！！雛絵ちゃんは親しみやすさNo.１。この安心感がたまらないです。
「チャオーっす。雛絵ちゃんの登場ですよ～」
グハァッ！！！！このほどよくあざとい感じに心を鷲掴みにされちゃいます。
・カオスチャイルド中で最もリアリティのあるサスペンス。後半のサスペンスパートでは共通ルートの犯人もびっくりの殺人犯がお目見えします。雛絵ルートの犯人は犯行の手口はサイコじゃないんだけど、犯行動機が実際にありそうでリアルな恐怖感を感じました。
いやー犯人の言い分の「自分が不幸なのは全て他人が悪い！」という責任転嫁のオンパレード。救ようのない悪役感が出まくりでした。
※以下ネタバレ記事のため注意して下さい。
以下ネタバレ。「雛絵編」あらすじ
炎をリアルブートするパイロキネシストの南沢泉理（？）に襲われた拓留と雛絵。拓留が必死にディソードを具現化しこれに対抗。なんとか女から逃げおおせた2人は拓留の住むトレーラーハウスに一時避難。この事件をきっかけに拓留と雛絵の距離は徐々に近くなっていく。
一方、第四の事件「ごっつぁんDEATH」以降ニュージェネの再来は鎮静化の様相を見せるが、雛絵の周りでニュージェネとは別の不穏な事件が連続して起こるようになりその影は次第に雛絵本人にも忍び寄るのであった。
「CHAOSU;CHILD（チャオっす チャイルド！）」有村雛絵はナチュラルかわいい
僕はカオスチャイルドのヒロインでは有村が一押しです。雛絵が拓留や新聞部のメンバーに見せる自然体で取り繕ってない立ちふるまいが好きです。カオチャガールズの中で最も親近感が持てるキャラですねぇ。
有村は元気でくだけた性格。女の子らしくあざとい仕草や言動も見せますが、けっこう口が悪い面もあって、上辺でつながっている女子グループに嫌気が差しており裏で毒づいたりする。久野里や神成には直接文句を言いまくるw ラフで話しやすい女の子。それが「あでぃおすぐらっしあー」こと雛絵ちゃんです。
他のキャラと比較してしまいますが乃々は所帯じみた口うるさいカーチャン的存在で、あまりヒロインという感がしないです。世莉架は隠された素性が暗黒すぎてちょっとついていけませんでした（）世莉架の過激な一途さは刺さる人にはトコトン刺さるんでしょうけど。
世莉架にしても乃々にしても魅力はあるんだけど、この2大ヒロインはトンでもないことを隠してたりするので余計に雛絵の裏表のなさが際立ちますね。ありむらひなっしゃーは安心して見ていられる感があって心が落ち着きますｗ
カオス・チャイルドBGM紹介「GIRLISH」
重くて哀しいシナリオのカオチャ中では珍しく、とびっきり明るい曲です。このインスト、これでもかと幸せが溢れ出てくる感じがたまらなく好きです。雛絵ルートは前半部分がかなり明るい話なので「GIRLISH」が頻繁に流れます。ギャルゲ的なキャッキャウフフ曲とも言えますね。
自然と体を動かしたくなるハッピーハッピーサウンド。幸せだなあ。
GIRLISH
阿保剛
2016/03/23
雛絵☓華
雛絵と香月華は気が合うのか、雛絵ルートですぐに意気投合してました。香月は「ん」しか言わないので、有村の能力で言葉の真偽がわからず付き合いやすいって説明がありましたけど、雛絵が明るくて喋りまくるタイプなのに対して、香月は落ち着いていて殆どしゃべらない。
正反対ですけど、この凸凹が噛み合ってバランスが取れるんですかね。元気系のウザ可愛い有村と癒し系の小動物のような華のコンビは見ていて和みます。シナリオ後半で、死んだはずの有村の兄が彼女の目に写りますが、兄の姿は雛絵がおかしくなって見た幻覚ではなく香月がリアルブートした幻影でした。
香月が有村に「お兄さんに会いたい？」と訊いたことが原因。香月の能力は、彼女が発した言葉が意図しない形で勝手にリアルブートされるという厄介なもの。香月は雛絵と楽しく話したかっただけなのにねえ。ギガロマニアックス能力って悲劇ばかり生み出しちゃうなあ。
そういえば、これってTRUEへの伏線ですね▼
拓留☓雛絵のハッピーエンドにほっこり！…ん？
▲雛絵をかばって有村母に刺された拓留は瀕死に。
「セン…パイ…お願いだから…..死なないで。（雛絵号泣）」ワイも号泣。
Oh…拓留死亡END…..。キッツいなあと思っていたら、その後拓留は刺されながらも回復。拓留は雛絵と付き合うことになったのでしょうか？親密になった2人。「約束でしょ！復興祭に行きましょ！先輩！」という有村のセリフでシナリオの幕が閉じます。
▲雛絵視点の拓留の微笑み。タクヒナEND最高！だと思ったんですが…。
挿入されるEDテーマ月食のヴァニタス。エンドロールが流れ終わると【有村雛絵“Bad end”】と表示されました。
「えっ？？？？？？？？？」
ちょっと待って？これのどこが【Bad end】なんですか。雛絵と拓留の想いが通じ合った日常回帰ENDじゃないですか。新聞のメンバーとも仲いいし、雛絵ちゃん大勝利じゃないですか！！いい終わり方だったな～と余韻に浸っていたんです。しかし【Bad end】言われると気になります。
雛絵編・真ENDには隠された真相が….！と思い再プレイ。妄想トリガーを適当に引いていた僕は自分で書いたことも忘れかけていた攻略記事を見ながらトリガーを全部ポジティブで引いてやり直しました。その結果……
Forever Lover
ひどい。カオスチャイルドひどい！！！
拓留と雛絵の想いが通じ合ってよかったね❤ENDは、雛絵の見ていた妄想でした……。拓留をナイフで一刺した雛絵母は我に帰ってその場を立ち去った…..わけではなく、実際はまだその場にいたんだよヒャッハー！！！という悪夢。
雛絵を守るために彼女に覆いかぶさった拓留を、錯乱した母がナイフでメッタ刺し…..。こんなの即死じゃないですか！！！エグすぎて泣く。かけがえのない拓留の死を認めたくない雛絵は、拓留の遺体をAH東京総合病院の地下に運んだ。
“あいつ”が拓留の遺体を運ぶことを協力したと説明されてましたが“あいつ”とは世莉架のことでしょうね。雛絵は遺体を抱きかかえたまま二週間以上もずっと彼に話しかけていた。雛絵が妄想トリガーを引きっぱなしで見ていたのは拓留たちと平和に過ごす新聞部での日常。
雛絵ルートの何がひどいかって、2人の思いが通じ合ったタイミングの悪さですよ(ノД`) 拓留は刺されて死ぬ寸前に「雛絵が好きだ」ということをはっきり自覚。しかし都合よく一命を取り留めることもなく死亡。
方や、デートする前から純朴な拓留の内面に引かれていた雛絵。拓留に嘘をつかれた事で彼に対する信頼にヒビが入りますが、彼女をかばって瀕死になってから拓留にベタ惚れ。雛絵は「おねがい死なないで」と大粒の涙をこぼす。
しかし現実は非情であり。奇跡は起こりませんでした。拓留はもういないという事実を認めたくない雛絵はミイラ化した拓留を抱きしめながら、妄想の世界にエスケープ。
２人は警察に発見されたので、雛絵は拓留の遺体とずっと一緒にはいられない。それでも雛絵は現実に帰還しないと思われる終わり方です。雛絵はポジティブ妄想でずっと拓留と恋人として過ごすのかなぁ….。アニメ版カオスチャイルドのOPテーマ「Uncontrollable」に
return to forever lover.
という歌詞があるんですが、「 forever lover」って雛絵が妄想の中で拓留とずっと一緒にいるという悲しい結末のことを暗示してるのかと思いました。「return to」（～に戻る）がついている意味はよくわからないのですが、
他に「returns to chaos world.」などの歌詞がある事。カオスチャイルドはカオスヘッドの設定を引き継いだリニューアル作品という事も考えると、カオスヘッドでも「 forever lover」に該当するエッセンスがあるという事でしょう。
ぼちぼち、カオチャの原点であるカオスヘッドもプレイしてその辺を記事にできればいいなと考えております。それにしても雛絵ルート納得できないですねえ。カオスチャイルドは心にトゲが刺さったまま終わるパターン多いっす。
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