マンガ版オカルティック・ナインの感想です。【11話】は上の画像【good!アフタヌーン 2016年9号】収録分です。コミック2巻の続きで今後発売される3巻に収録予定のエピドソードです。
11話 ネタバレなし感想
漫画版初登場!全てが謎に包まれた男、日下部吉柳(くさかべ きりゅう)は亞里亞ちゃんに相当いれこんでいることが発覚しました。え?バレバレだったって?
吉柳「俺が動かなければあいつは…
」「この事件に関わったものたちは…」
また、オカルティック・ナインはシュタインズゲートを含む【科学ADVシリーズ】とは別のシリーズのSVN(サイエンスビジュアルノベル)であり別の世界だと公式でアナウンスされているのですが、今回科学ADVシリーズとの繋がりがあると示唆するエピドソードが描かれました。
11話あたりから原作やアニメとは別のシナリオに分岐すると、マンガ版の構成の花林さんが話されてたので科学ADVシリーズとのリンクはマンガ版独自なのかもしれません。
以下ネタバレにつき注意してください。
▲マンガ版オカルティック・ナイン【11話】扉絵。
以下ネタバレ注意! 前回までのあらすじ
井の頭公園で起こったニゴロ事件で、まったく気が付かないうちに殺されていた我聞悠太たち。幽霊(アストラル体)となった彼らは生前の記憶と意識を引き継ぎ行動することは可能だが……。
一方、ニゴロ事件を実行したと思わしき組織ではあらゆるメディアに対する働きかけで作り出したオカルトブームを利用してある計画が着々と進められていた。
???「“時間の牢獄”から脱する手がかりは明かされつつあるだな?」
鋭い目つきのスーツの男「無論、何も問題ありませんよ。なにもね」
この???の組織の首領っぽい男がマスターイズミンだったらどうしよう…(妄想)
幽霊(アストラル体)とギガロマニアックス
▲ギガロマニアックスは妄想を現実化する能力者。『カオスチャイルド』より
肉体がない歩くデジタルデータのような存在となったガモタンたちだが、ブログを更新したりスマホで生きている人間と会話するなど日常生活ができていた。これはアストラル体になると自分のイメージを実体化することができるからであり、カオスヘッドやカオスチャイルドに登場する【ギガロマニアックス】(妄想を現実化することができる超能力者)の力と同じ原理であるということが明かされました。
ギガロマニアックス出てきちゃったよ!まさかのカオスシリーズとのリンクにニヤリとしました。エイジェント森塚は、“組織の”男と妄想現実化(リアルブート)したスマホで話してましたが、彼は引き続きリストを探すとの事。死んでも仕事するなんてモリヅカはマジメすぎだなあ…。
モリヅカの後任は“彼女”…とのことですが、これはFBI女子高生サイコメトラー捜査官の“鬼崎あすな”っぽいです。
森塚駿が属する“組織”の抹殺計画
▲亞里亞のために重い腰を上げる“悪魔”こと日下部吉柳。
森塚は紅の館に出向いて亞里亞を挑発、日下部吉柳を呼び出した。2人の会話で森塚が属する“組織”はシュタインズゲートやカオスヘッドなどに登場する巨大な黒幕【300人委員会】である事が暗示されました。
こうなると漫画版は科学ADVシリーズ第5弾といっても差し支えないなあ。オカンは内容や雰囲気がカオスヘッドに似てますしねえ。それで森塚が吉柳に持ちかけたのは取引。
亞里亞の兄の情報を渡すかわりに、ニゴロ事件を起こした“連中”に対抗するために手を貸せと依頼。“連中”を放置すると300人委員会は計画全体の抹殺を図るという。“連中”だけではなくニゴロ事件に巻き込まれアストラル体になった亞里亞たちを消し去る。無論ガモタンもサライも全員です。
さすが300人委員会。既に幽霊になった人間の魂を消滅させるぞという脅しは鬼畜です。亞里亞ちゃんが二度殺されて完全消滅…。こりゃあ日下部さん頑張るしかないですよね。
りょーたすの安否は?
自らの死を受け止められないガモタン。死んだけど普通にブログ更新できるしもう警察に追われないしオールオッケーじゃね?お気楽生活できるんじゃね?と現実から目を背ける。相変わらず千代丸さんの描く主人公は前半ダメダメだなあ…と思いつつも、流石にお前死んでるよ?って言われたら全てどうでもよくなるのも仕方なしですね…。
死んでも事件を追いかけようとするするサライ、森塚、桐子は真面目か!と突っ込みたくなります。一方で「自分が死んでしまうなんて愉快なものね」と言って楽しんでいる梨々花は変人。それと全く動じない亞里亞も冷静すぎるなあと思いますね。まー亞里亞は最初から死にたがってましたが。
死者の存在は同じ死者にしか認識できませんが、車で通りかかった女性がガモタンを認識できないのに、りょーたすの事は見えていた。つまりりょーたすは生きている?そうなると死者であるガモタンやサライたちと何故会話が出来ていたんだ??という疑問が残りますね。
▼12話感想はこちら。
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