2016年7月3日(日)にベルサール秋葉原で開催された『5pb.祭り2016』のイベントレポートです。展示物の写真と【イベントステージ】で語られた情報をまとめました。
この記事の目次
メインゲート付近の展示物
▲ゲートのイラスト。真ん中の女の子はオカルティックナインの“りょーたす”。公式イラストレーターPACOさん描きおろしです。でかい。
『シュタインズゲート』のタイムマシン「FG204 2nd EDITION Ver3.31」の展示
▼メインゲートの左側に“FG204”が鎮座していました。まさかタイムマシンにお目にかかれるとは!これは感激ものでした。
▼FG204を左側から撮ったショット。
▼“FG204”背中からのショット。
5pb.Gamesパッケージ展2016
▼メインゲート入って左側に5pb.の発売したゲームのパッケ一覧が新しい順に並べられてました。手前が2016年で一番億奥は2007年。かなり数のアドベンチャーゲーム出してたんですね。
5pb.新作タイトルの大型パネル
▼メインゲート入って右側には新作ゲームのイラストが。
▼奥には『俺ガイル』のパネルも。よく観るとそれぞれのパネルに声優さんのサインが。このサインを写真にとってた方もいました。
『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』氷彫刻(だったもの)
▼ユーノの氷彫刻を職人の方がその場で作っていました。オカルティックナインのステージが終わった16時半前くらいに写真を撮ろうとしたら既に、溶けかけで原型がなくなっていました。正直…35℃の猛暑をナメていた…。
各ブースの展示
『アノニマスコード』
PS4/PSVitaで今冬発売予定のアドベンチャーゲーム、近未来SF・アノニマスコードの展示からご紹介。
バンドデシネ風の『アノニマス;コード』イメージイラスト。
▼キーワードと登場キャラが満載の壁一面のボード。ちなみにバンドデシネとはフランス・ベルギーのコミックの事です。
▼イラスト中央のクローズアップ。
メインとなるキャラは主人公ポロン、ヒロインのモモ、ポロンの相棒クロス、サイバーフォースドールのバンビらしい。アノニマスコードの展示は控え目でしたが、ステージイベントの設定トークはガチでした。
志倉さんがモニタ越しに猛暑の暑さを超える熱量で語りました。司会のヨッピーも突っ込んでましたけど、そんだけ喋りまくるなら会場に来てくださいw ステージイベントについてはコチラをどうぞ。
モモの等身大POP
▼アノニマス;コード謎の気ぐるみヒロイン、愛咲モモ(中央)。左はオカルティックナインの、りょーたす、右はご存知シュタゲの紅莉栖。
プラスティックメモリーズ
▼プラメモはアイラづくしでした。画像は壁面に展示してあったゲームイラスト。
アイラをタッチできる体験ブース。
▼Vitaのゲーム、プラスティックメモリーズに実装された機能を体感するコーナーです。
大型液晶ディスプレイとスピーカーが設置されていました。公衆の面前で二次元の女の子をタッチするとか…どんな羞恥プレイですか。 好感度によってタッチした時の反応が異なるそうです。なんか写ってるけどスルーしてください。
アイラのフォト風のイラスト。
▼壁面の右側のコーナーにはコルクボードがありました。アイラ一色ですね。脇に観覧車のディスプレイも。プラメモは第一話を見たくらいなんですけど某掲示板で定期スレが立つくらい熱狂的ファンがいる模様。
アイラの等身大POP
▼ガッツポーズを決める冬服のアイラ。左が『カオスチャイルド』のおっけいさんこと世莉架。右は『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』のユーノ。おっけいさんも150cm台で小さめですがアイラは更に小柄ですね。
カオスチャイルド
アニメ放送の告知
▲7月1日にアニメが放送が今冬と報じられた『カオスチャイルド』の展示。タクのディソードでかいなあ。カオチャは今回既出情報だけでした。
2大コミカライズのイラスト
▼上の電撃G’sコミックの方は連載中、下の久野里さんが主役のスピンオフは少年シリウスにて連載予定。おっけいさんのがかわいいね。
シュタインズゲートゼロ
PC版『 STEINS;GATE 0』限定版のタペストリー
▼カオスチャイルドコーナーの左側に、紅莉栖のタペストリーの展示がありました。また、フェイリスや紅莉栖、鳳凰院凶真のコスプレをしたスタッフさんがクリアファイルを配ってました。
それとシュタゲゼロは会場でサントラ予約を受付してました。特典がもらえるのでしっかり予約してきましたとも。サントラ予約特典のレビューはこちら。
オカルティックナイン
コーナー全体
▼2016年アニメ放送開始の『オカルティックナイン』の展示物です。オカンは資料が充実していたため、紹介する写真も多め。見ていて満足度が高かったです。既出が多いとはいえ大型サイズだと見応えが段違いでした。左上にあるのは主役9人役のキャストさんのサインです。
“みゅうポム” “りょーたす”イラストのクローズアップ写真
▼女子高生占い師みゅうポム(言いにくい)こと相川美優羽(あいかわ みゆう)何このポーズ。すげえかわいいんだけど。おもしろデザインのフードもキュートですね。
▼アラレちゃん 天然系ヒロインの“りょーたす”こと鳴沢稜歌(なるさわ りょうか)。レトロ感のあるファッションが素敵。右側に写ってるアリアさんの目が怖いw
原作ライトノベルの挿絵
▼右上の1巻の黄昏時のりょーたすの挿絵は何度見ても目を奪われる。メロン的な意味で。
アニメ版『オカルティックナイン』の美術ボード
▼今回初公開の資料です!事件が起こる“井の頭公園”(左と下)と“ハモニカ横丁にある”紅の館(右)”。美麗でうっとりします。
コミック版のイラスト、原稿
▼銃爺(がんじい)さんが作画を務めるコミック案のイラスト。原作絵よりややライトな作風のいポップな絵です。
▼こちらは原稿。マンガ版はすっきり読みやすいです。りょーたすの天然ぶりは動きを絵にしてくれるとわかりやすいですね。
劇中に登場するラジオ“スカイセンサー”
▼キーアイテムの一つである、主人公ガモタンの愛用ラジオ。本物のラジオがディスプレイされてました。社員さんに伺ったのですが、スカイセンサーは実在するラジオなんだそうです。本体上面の右側には『Sky sensor』のロゴがありました。
体験コーナー
QRコードで読める科学ADVショートストーリー
会 場に3箇所、ORコードが設置してありまして。スマホで読み込むとシュタゲ、ロボノ、カオチャの会場限定ストーリーが読めるようになってました。ステージ イベントの予約者は30分前に並んで待機してましたが、待ち時間にこれを読んで楽しく過ごしてほしいという5pb.さんの配慮なのかなと思いました。
5pb.VR部
ヘッ ドマウントディスプレイを付けて、VR体験ができるブースです。面白かったので2回行きましたw ヘッドマウントディスプレイ越しに見えたのは、シュタゲ のラボ室内です。自分がラボの中に立っている感じで開発室のほうにオカリンとダル、ソファの横にまゆしぃ、入り口側のほうには助手がいました。
ラボ内は前後左右、上下の空間が再現されていて、助手が隠れて@ちゃんをやっているPCや、うーぱくっしょんなど小物もバッチリ。
スタッフさんに話を訊いた所、5pb.もVRのゲームを作ることも考えているそうです。VRは没入感があるので、シュタゲのように作品世界に没入するようなアドベンチャーゲームと相性がいいのかもしれませんね。やばい…凄い面白そう。
シュタインズゲート・VRとか?“VRアドベンチャー”を出されたら楽しすぎて帰ってこれなくなるなw
VR部にはスタッフさんによるイラストが描いてありました。アノニマスコード関係が多いですね。オズとかチョイスが渋い。
トークステージ
▼トークステージのプログラム表
優待チケットをとることができたので“アノニマスコード” と“オカルティックナイン”をガッツリ観てきました。
トークステージ『アノニマスコード』の情報まとめ。
■登壇者
司会:吉田尚記さん(ニッポン放送アナウンサー)
千葉翔也さん(高岡歩論(ポロン)役)
夏川椎菜さん(愛咲もも(モモ)役)
松原達也さん(プロデューサー)
“サイエンスビジュアルノベル”『アノニマスコード』とは?
・科学ADVシリーズとは別世界を描いたアドベンチャーゲーム。
・主人公ポロンは、シュタインズゲートのことをゲームとして認識している。
・アノニマスコードとオカルティックナインは同じ位置づけの新しいシリーズで“サイエンスビジュアルノベル”と社内では呼んでいる。
・科学ADVにしなかったのは、ナンバリングが5,6…と進むと1を知らない人にとってハードルが高くなるため。
『アノニマスコード』のプロローグ
2036年問題が原因で軍事衛星が誤作動を起こし新宿や世界中の都市が崩壊。(サッドモーニング)翌年の2037年から始まる物語。登場人物の大半がハッカー。超高度デジタル化した2037年はプログラマー・ハッカーが大きな力を持つ社会。
物語の舞台を“中野”にした理由
・奇跡的にサッドモーニングを逃れた中野が舞台のホームタウンになる。
・現実の中野区の公式サイトで既に未来の都市開発について未来予想図の発表があるが、それを参照しながら2037年の中野区を描いていくと、未来の話をリアルに描くことができるため。
・すごく開発の進んだ未来の中野のハイテクビル郡と路地裏の古い下町、商店街のコントラストが面白いと思ったから。
・被害を受けた副都心新宿からも近いので立地的にも物語の輪郭を描きやすい。
・中野はアキバとは違った深みがあってバラエティに富んでいる。
・オタクの第二の聖地でもある。
キャラクターについて
・主人公ポロンはグレイパーという近未来のバイク乗りでありハッカー。仲間と一緒にバイクで賞金稼ぎをしている。
・ポロンはレース中にリアルタイムにバイクのプログラムを調整しながら運転するくらいのプログラミング能力がある。
・ポロンは今で言うマイルドヤンキー。ドンキホーテの駐車場にたまってるタイプです(笑)
・ヒロインのももは色々知っていそうな謎めいた少女。
・ももとの出会いは、ポロンが彼女もいないのに「駆け落ちするから金を貸してくれ」と仲間に嘘をついた事がきっかけ。
・誰も来るはずのない待ち合わせ場所に“偶然”ももが現れたため、狂言だった駆け落ちが現実になる。
・ポロンは何だかわからないが、ひとまず助かったと思って成り行きに任せる。その後二人は事件に巻き込まれていく。
・クロスはポロンの相棒。クロスとポロンで組んでハッキングを仕事にしている。
・バンビは警察官でありアイドル。警察のサイバー防衛をアピールするための広告塔。
・ポロン、もも、クロス、バンビがメインキャラとの事。
ポロンの【セーブ&ロード能力】について
・ポロン自体が人生をセーブ&ロードする能力を持つ。
・なぜそんな能力が使えるのか?それは、未来予測のために開発された地球シミュレーター“GAIA”の存在が密接に絡んでいる。
・ポロンがハッカーであることも凄く重要。
ゲームシステム“ハッキングトリガー”
・チヨスタのアドベンチャーゲームでお馴染みのストーリー分岐に影響する【○○トリガー】
・今回はセーブ&ロード能力をゲーム中で使う起点となるシステム。
・プレイヤーは物語中に“ハッキングトリガー”で介入し、ポロンに「セーブする?」「ロードする?」と選択を促すことができる。
・例えば、プレイヤーによる介入でロードを画面を呼び出してピンチに陥ったポロンを助けることができる。
・ただしポロンがロードを拒否することもある。
・逆にプレイヤーが適切なタイミングでロード画面を呼び出してあげないとポロンが死んでしまいバッドエンドになることがある。
・セーブ画面はポロンとプレイヤーが共有する。
・物語中にオートでセーブポイントが作られたり、ポロンが勝手にセーブをしたりする。
・セーブデータが何者にハッキングされ、改ざんされてしまう事がある。
・ポロンがロードした回数は全部カウントされている。
・ポロンはロードした回数を認識している。
・ロードした回数はゲームの展開に影響を与える。
アノニマスコードは新シリーズだが、科学ADVが好きな人には絶対面白い作り。
・現実世界の有名なオカルト。ブラックナイト衛星、アレシボ・メッセージ、ガウディ・コード、ファティマ第三の予言、などは物語にガッツリ絡んでくる。
・アノニマスコードは上記のムー的なキーワードを科学ADVシリーズが好きな方なら納得できるような料理の仕方で作った作品。科学ADVシリーズが好きな皆さんなら間違いなくヒットするテーマ。
・今回設定の話に時間を割いたが、難しい設定を超えた深みのあるストーリーとなっている。
トークステージ『オカルティックナイン』の情報まとめ。
■登壇者
司会:柳原哲也さん(アメリカザリガニ)
吉田仁美さん(相川実優羽-みゅうポム-役)
森田と純平さん(MAGES.クリエイティブアドバイザー)
オカルティックナインとは?
・吉祥寺を舞台にオカルト(幽霊、都市伝説、UMAなど)を科学する志倉千代丸氏初のライトノベル。
・2016年7月現在2巻まで発売中。
・科学的に幽霊が存在する根拠を小説の中で説明している。
・物語冒頭で井の頭公園の池から256人の水死体が発見される。集団自殺?マインドコントロール?この“ニゴロ事件”が大きな伏線となって物語が動き出す。なんで256人なんだろう?それは8bit的な理由。
・原作小説は嫌になっちゃうくらい伏線を張っている。頭痛い。(森田と淳平氏)
9人のメインキャラクター
我聞悠太【ガモタン】(右)【CV:梶 裕貴】オカルティックナインの主人公。オカルトニュースをバッサリ論破するブログ「キリキリバサラ」を運営する高校生。「ははっワロス!幽霊なんかいるわけないっしょ。」とのたまうオカルト否定派。面と向かうとイラっとくるタイプ。ブログのアフィリエイト収入を増やして働かないで暮らしたい子。
鳴沢稜歌【りょーたす】(中央)【CV:佐倉綾音】時には大きすぎるキャラクターがいてもいいでしょと志倉氏。ぽやぽやしている謎の少女。
橋上サライ【SARAI】(左)【CV:石川界人】超天才大学生。天才すぎて何でもかんでも否定する。理論詰めでブワーッと!と喋るタイプ。科学側の人間のためオカルトも否定。しかし今作の“オカルトを科学する”というテーマのおいて重要なキャラ。
相川実優羽【みゅうポム】(右)【CV:吉田仁美】一番まとも?未来のビジョンを見ることができる女子高生占い師。ひとことで言うと不幸少女。
紅ノ亜里亜(中央)【CV:沢城みゆき】吉祥寺のハモニカ横丁の奥地で黒魔術代行屋を営む。ちょっと怖い雰囲気の少女。
日下部桐生(左)【CV:谷山紀章】年齢・身長・体重・職業が不明。全てが謎に包まれたキザで嫌なヤツ。もしかしたら一番のキーマンとなるような、物語に関わってきそうなキャラクター。中の人とキャラのルックスがそっくりww
済風橙子(右)【CV:伊藤 静】オカルト雑誌【ムムー】編集者。完全にオカルト肯定派。サライとは対照的。
西園梨々花(中央)【CV:能登麻美子】大学生のキレイなお姉さん。だが見た目に騙されてはいけない。ゴリゴリのBL同人作家(R18)でエグいマンガを書く。その界隈では非常に人気がある。彼女の書いた同人マンガが劇中のある事件と密接にリンクする。
森塚駿(左)【CV:柿原徹也】「ルゥゥパァァァァン!!!」銭形のとっつぁんをリスペクトする刑事。子供みたいな外見だが26歳。
原作・コミカライズ情報
・コミカライズ2巻が2016年9月7日に発売予定。
・原作小説最新の3巻が9月23日に発売。近日発売に延期の模様です。
ゲーム情報
・マルチエンディングでバリバリ作っている。りょーたすの線画が公開される。
・間違いなくアニメが先行する予定だが、ゲームにはアニメにはなかった驚きのルートが入っている。
・“アフィトリガー”で物語に介入する。主人公のガモタンの運営する“キリキリバサラ”のアクセスを増やすために、プレイヤーが任意で集めた物語中のキーワードをブログに反映させて、その編集方針によってアクセスがの増減が起こり物語が分岐する(予定)
2016年10月放送?【アニメ】オカルティクナイン情報
大きな事件が起こる“井の頭公園”のアニメの美術ボード
・アニメは力を入れて素晴らしいスタッフで作っている。
・8月には本編映像やスタッフの公開ができる予定。
・2016年に放送するとなると、あとは10月スタートしかない。10月放送?
・オカルトを科学するというテーマだが、みなさんにとって身近な、“人の死”や“生きるという事”など、かなり普遍的な内容を扱っており最後は千代丸氏らしく壮大な収束へと向かう。
・オカルティックナインの“9”の数字にはかなりの意味が込められているので楽しみにいただければ。
【科学ADVオンリー】いとうかなこ スペシャルライブステージ
曲目リスト
① スカイクラッドの観測者(シュタインズ;ゲート)
② Find the blue(カオス;ヘッド)
③ シンギュラリティ(カオス;チャイルド)
④ アマデウス(シュタインズ;ゲート ゼロ)
⑤ 空の下の相関図(ロボティクス;ノーツ)
感想
猛暑のベルサール秋葉原でいとうかなこさんが【科学ADVゲームの曲オンリーで】熱唱してくださいました!最高でした。生でいとうかなこさんの歌を聴いたのは初めてでしたが、ものすごい声量、そして歌うますぎ。CDよりクリアに聞こえるのが凄すぎて、ただ聞き入るばかりでした。これ無料で聴いてしまっていんですか?という豪華さ。
全部神曲でしたが、特に締めの空の下の相関図がしっとりして良かったです。シュタゲ、カオスヘッド・カオスチャイルドは最後はロボノにつながるという、科学ADVの物語が一つに収束していく流れを感じました。
■あとがき
以上、『5pb.祭り2016』レポート【イベントステージ編】でした。展示にトークステージにライブに盛り沢山な内容で、地方からアキバまで行った甲斐がありました。来年も是非やってほしいですね。
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