『フェイリスEND』感想です。『バッドエンド』ですが、考えようによっては悪くない世界線。岡部とフェイリスは2通目の脅迫Dメールで大博打を打って出る!
【STEINS;GATE】フェイリスEND シナリオまとめ
①まゆり救出の為に、フェイリスが送ったDメールも無効化が必要。
②だがフェイリスがDメールで叶えたのは死んだ父親の復活だった。
③フェイリスパパを犠牲にできない岡部は他の可能性を探る。
④オープンテラスのカフェで相談する岡部とフェイリス。
⑤狂言Dメールを取り消すのではなく、2通目の脅迫メールを送る。
⑥ラボ。イチかバチかの賭けで、Dメールを送信する岡部とフェイリス。
⑦“リーディングシュタイナー”発動。岡部は中央通りに瞬間移動。
⑧この世界線の状況を調べるため、DMメータのある天王寺家に向かう。
⑨世界線変動率が「.275349」小数点の前の桁が表示されていない…。
⑩「誰…ですか?」いつも以上にオカリンに怯える綯ちゃん。
⑪ラボに向かうと、ラボがあった大檜山ビル2階は空き部屋だった。
⑫メイクイーン。まゆりとフェイリスの出迎えに安堵する岡部。
⑬だが…まゆりは岡部の幼馴染ではなく他人になっていた。
⑭店内の屋にいたダルに声をかけるも、彼とは今日が“初対面”だった。
⑮フェイリスとは接点があり雷ネットのパートナーで恋人になっていた。
⑯大会がある夏休み中、フェイリス宅に泊まり込んでいた岡部。
⑰まゆりが14日の夜8時に死なないか、フェイリスに確認を頼む岡部。
⑱フェイリス宅。彼女の父と岡部は挨拶を交わす。父は存命だった。
⑲フェイリス帰宅。まゆりは無事だったと報告に安心する岡部。
⑳翌日、雷ネット大会の決勝戦に望む岡部とフェイリス。
21.俺はこの世界線で行きて行く!そう決意を固める岡部だった。
消えてしまった大切な思い出
フェイリスがDメールの送信ボタンを押すとリーディングシュタイナーが発動。岡部はアキバの中央通りに瞬間移動した。ラボに戻ると大檜山ビル2階は空き部屋になっており、未来ガジェット研究所は存在していなかった。
それに、岡部のケータイからはフェイリス以外のラボメン達の名前が消えていた。
恐怖する岡部。まさか、過去改変で仲間たちの存在が抹消されたのでは…?
だが、ラボとは逆に以前のDメール実験で消えたメイクイーンが復活していた。
店の扉を開けると、まゆり&フェイリスのいつもの出迎え。安堵するオカリン。
だが2人の言動に違和感がある。話を訊くにフェイリスはオカリンの彼女で改変前よりも繋がりが強くなっていた。しかし…岡部がまゆりに向かっていつものように
名前を呼びかけると
「フェリスちゃん、“この人”にまゆしぃの本名教えちゃったの?」
とフェイリスに訊ねるまゆり。あろうことか、まゆりは岡部の幼馴染ではなくなっていた。店内にいたダルも今日が岡部と初対面。
「“君”さあ、フェイリスたんの何なん?」
と口にする。あああああ…泣きそう…これは心をえぐられる。
よく見知った人から突然「あなた誰?」と言われる。むか~し世にも奇妙な物語でそういう話ありましたね。
その夜。フェイリスに頼んで、まゆりの生死を確認してもらう岡部。8月14日20時。まゆりの死の収束は起こらなかった。またフェイリスの父親も元気にしていた。岡部とフェイリスはイチかバチかの賭けに勝った。だが……。
まゆりは岡部がよく知っている“人質”ではなくなっていた。ダルも岡部の頼れる右腕(“マイフェイバリットライトアーム”)ではない。2人とも岡部の事を知らない、赤の他人になっていたのはショックでした。
2通目の脅迫メールは、「IBN5100を岡部倫太郎に渡すまで絶対に手放すな」といった趣旨の内容だった。これがどんなバタフライフェエクトを起こして、ラボの人間関係を劇的に変化させたのか想像がつきませんが…
まゆりとフェイリスパパを助けた代償に、大切なラボメン達との絆を奪い去った世界。ラボが無いため紅莉栖もラボメンではなく面識もない。こんな仕打ちはあんまりだ。
“Ω(オメガ)世界線”
Mr.ブラウンの家の『ダイバージェンスメーター』で確認した世界線変動率は、
公式資料集によると「-0.275349%」マイナスが付いているあたり、かなり
明後日の方向に跳んでしまったことがわかる。ここは『アトラクタフィールドΩ』
って、別のアトラクタフィールド移動しとる!!
α世界線を脱出したので、まゆりの“死の収束”を回避!ディストピアも構築も確定していない。更に言うならβ世界線でもないので紅莉栖も7月28日に死なないし、第三次世界大戦が起こる未来だって確定してないと思われる。
それとフェイリス的にはパパもオカリンもゲットして「ニャッフッフω…フェイリス大勝利!だニャン!」って感じですかね。
仲が良かったまゆり、ダル、紅莉栖と素知らぬ他人にされてしまった事は悲しいですけど、フェイリスとは恋人関係で全くの孤独ではありません。まゆりと紅莉栖の死の収束も起こらないし、未知の部分は多いものの、Ω世界線は『シュタインズゲート』の次くらいに理想的な世界線だと思う。
Ω世界線の記憶がない岡部にとって恋人のフェイリスは唯一の世界との接点であり拠り所。
『STEINS;GATE』【分離喪失のジャメヴュ】より
アメリカの紅莉栖はともかく、まゆりやダルとはフェイリス繋がりで接点はあるので、これから友達になってラボを再結成すれば、またやり直せるんじゃないかいオカリン?そんな可能性が垣間見えるエピソードでした。
それにしてもオカリンにアトラクタフィールドまで超えさせてしまうフェイリスの巻き込み力って凄いな…と感じました。フェイリスは脇役なのにメインヒロイン貼れるくらいのパワーキャラです。
フェイリスはあくまで名脇役なのですが線形拘束のフェノグラムというシリアスなファンディスクでは彼女が主役のシナリオの『桃色幻都のシャ・ノワール』があります。
こちらでは他のメディアでは見ることができないフェイリスの内心が露わにされているのでフェイリスキーで未プレイの方には推したいです。
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