ふたりの大切な友達『STEINS;GATE 0』レビュー13【存在証明のオートマトン】後編

『真帆END』です。イタズラっ娘“紅莉栖”の大活躍と、オーバーリアクションなレイエスさんが見所です。

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前回までのあらすじ

真帆に銃を突きつけるレイエス。死にたくなければ『Amadeus』の不可侵領域ストレージのロック、これを解除して、自分を管理者に再設定しろと恫喝する。「わかったわ」とこれに応じる真帆。「先輩!?」“紅莉栖”が心配そうな顔で見つめてくる。

『存在証明のオートマトン』シナリオまとめ②

2016-01-03-204832 (1)17.真帆が制御コードを入力。約束を破り真帆を殺そうとするレイエス。

18.萌郁の救助。真帆をオフィスから連れ出すが、階下からの敵襲に苦戦。

19.カエデ曰く。サリエリとアマデウスは互いに尊敬し合っていた。

20.管理者権限をレイエスに移したのは真帆と“紅莉栖”の芝居だった。

21.オフィスに戻る萌郁と真帆。不意を付き、レイエスに投降の通告。

22.レイエスのブラフで、形勢逆転される。制御コードを言え!と脅す。

23.真帆を救うため、制御コードを口に出したのは萌郁!コード承認。

24.実行には真帆の命令必須「紅莉栖は親友だから渡さない!」と真帆。

25.萌郁の腹部を撃ち、脅すレイエス、真帆は命令を出す。

26.実行されたのは削除】コマンドだった!怒りのレイエスを撃つ萌郁。

27.瀕死の萌郁。女子会で言ってくれた言葉が嬉しかったと伝える。

28.消えゆく“紅莉栖”に救急車を読んで欲しいと頼む真帆。

29.“紅莉栖”が紅莉栖に「鳳凰院凶真を宜しくお願いします」と伝える。

30.真帆の帰国の飛行機が離陸する。エンディングへ

助けに来た『ライダースーツ』

突然、歌い出した真帆。「らーらーららーら♪」「らーらーららーら♪」
何と『Amadeus』の制御コードは『ピアノソナタ第11番第1楽章』のメロディ
だった。“紅莉栖”から感情が消え失せ、彼女の声が機械的なトーンに変化する。

“紅莉栖”は、新たな管理者を指定するように促す。「私……よ」
「声紋確認。ヴィクトリルコンドリア大学。ジュディレイエス教授」
「新たな最高管理権限保持者として登録します。

「イエェェェス!!!」興奮して声を上げるレイエス。
システム再起動のため15分が必要です、と“紅莉栖”から警告メッセージが流れる。
作業を終えた真帆にレイエスが告げる。「ご 苦 労 様」

こめかみには銃口が押し当てられていた。「騙したのね…!」あっさりと約束を
破ったレイエスは、用済みの真帆を始末しようとする。「さあ…祈りなさい」
レイエスが最期の言葉とばかりに言い放つと          

ふいに、オフィスのドアがバタン!と開かれる。「誰も入るなと言ったはず!」
……反応がない。ゴドッ…!何かが投げ込まれた。対戦車地雷を模したそれは、
『未来ガジェット4号機』モアッド・スネーク!
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一瞬にして水蒸気が吹き出し視界が真っ白になる。そこに現れたのは、岡部…ではなく、黒いライダースーツをまとい、武装したラウンダー』桐生萌郁だった!
この萌郁さん、任務とは関係なく独自に乗り込んで来たっぽい。

彼女は急いで真帆を連れ出して、仮オフィスを脱出。すると、廊下で男達が倒れて
いる光景が目に入る真帆。「桐生さん…あなた一体?」
「説明してる暇はない…今は逃げる事だけを考えて!」

「真帆先輩は“サリエリ”」の意味

エレベーターを予め停止させ、階段で真帆を連れ出そうとする萌郁。しかし階下
から敵が自動小銃で発砲してきた。これに応戦しながら、真帆に語りかける。
「サリエリはモーツァルトに嫉妬なんかしていなかった」

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萌郁は、真帆が岡部に話していた事が気になって、音楽史に詳しいカエデから訊いていた。モーツァルトが残した手紙にこう書いてあった。
『サリエリはモーツァルトが招待した『魔笛』のオペラを、大絶賛していた。』

「ふたりはお互いに、とても尊敬しあう仲だったんですよ」とカエデ。
モーツァルトもサリエリを尊敬していた…。紅莉栖がそれを知っていたなら、
「私がアマデウスなら…真帆先輩は“サリエリ”ですね」という、紅莉栖の言葉。

この意味は全く異なったものになる。「桐生さん…私、“紅莉栖”を助けなきゃ!」
萌郁は黙って頷いてくれた。スタングレネードを階下に投げつけて敵を無力化。
再び仮オフィスに向かうふたり。

「今どんな気持ち?ねぇ今どんな気持ち?」

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“紅莉栖”が再起動の完了を通知した。レイエスが“紅莉栖”に訊ねる
「“クリス”私の権限を教えてくれる?」
「レイエス教授は『Amadeus』の最高管理権限を保持しています」
「ビューディフォゥ!!!」レイエスが感嘆の声を上げて喜ぶ。

「早速だけど、あなたの不可侵領域ストレージのバックアップを取りたいの」
「保存先を指定してください。」PCにUSBメモリを差し込むレイエス。
「コピーを開始します。42杪お待ちください。」「イエェェェス!!!」

「転送が終了しました             

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「なっ何?!」突然“紅莉栖”の様子が変わった。その豹変ぶりに混乱するレイエス。
「モーツァルトのメロディが、制御コードのキーワード?」
「そーんなわけ、なかろうが!!」

真帆が急に歌い出して、ピンと来た“紅莉栖”は、彼女が時間を稼ごうとしている事を
瞬時に察知。アドリブでレイエスの思惑が成功したように偽装していた。
管理者権限の再設定は『“紅莉栖”の芝居』だった。

「ねぇっ、まんまと騙されちゃってw 今どんな気持ち?ねぇ今どーんな気持ち?」
今までの鬱憤を晴らすかのように、レイエスを煽りまくる“紅莉栖”。
やっぱり、『Amadeus』“紅莉栖”はノリノリで面白いです。

人工知能に一杯食わされたレイエスは、恐ろしい形相で画面に銃口を向ける。
「そこまでよ!」戻って来た真帆と萌郁がレイエスを制止する。

“神はサイコロを振らない”

2人で銃を向け、レイエスに投降を促す真帆。萌郁は部屋の入り口で外を見張る。
『銃の安全装置が2つ付いている』というブラフに虚をつかれた真帆は、手首を
掴まれて銃を奪われてしまう。

レイエスは真帆の頭に銃口を当てたまま、入り口の萌郁に命令する。
「武器を捨ててこっちに来なさい!」そして再び真帆に、制御コードを教えろ
と脅すレイエス。だが、真帆は断固拒否する。
「“紅莉栖”は私の友達なの!」「あんたに渡すくらいなら死んだ方がマシよ!!」

真帆を助ける為に、『制御コードを口にしたのは何と、萌郁だった。
「『Amadeus』…制御コードを受理せよ」
Der Alte(デア・アルテ)    「そんな!どうしそれをっ!」「嘘?!」
würfelt(ヴュルフェルト)          「やめて!桐生さんっ!!」
nicht.(ニヒト)               

それは、アインシュタインの言葉「“神はサイコロを振らない”」だった。

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“紅莉栖”から再び感情が消える。「ラウンダーの情報収集能力も侮れないわね!」
「最高管理権限保持者。比屋定真帆の命令をもって処理を実行します」
躊躇する真帆だったが、イラついたレイエスが萌郁の腹部に銃弾を撃ち込んだ。
「早く言え!」真帆に迫る。「“紅莉栖”…GOよ」

しかし…レイエスの思惑とは裏腹に、下された命令は『Amadeus』のデータを
『完全消去』するためのものだった!『Amadeus』には、初めから秘密の日記を
開ける鍵などは用意していなかった。真帆すら突破できない防壁を設定したのだ。

「どうかしら?満足してくれた?」投げやりに気味にレイエスにつぶやく真帆。
「どいつもこいつも馬鹿にして!!」
発狂するレイエスが今にも真帆を殺さんと
した時、最期の力を振り絞った萌郁がレイエスを撃ち、彼女は床に倒れ込む。

“紅莉栖”が紅莉栖に?

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萌郁の意識がない。真帆が泣きながら救急車を呼んで!と“紅莉栖”に呼びかける。
反応はない。削除コマンドの実行中なのだ。動くはずもない。それでも“紅莉栖”
しか頼れない真帆はひたすら助けを呼び続けていると     

「……先輩?どうして泣いてるんです?」“紅莉栖”が手を伸ばしてくる。
「私…先輩に触れない?」「私…まさか『Amadeus』に?」
“紅莉栖”の不可解な言動が気になった真帆だが、今はそれどろころではない。
救急車を手配してもらう真帆。“紅莉栖”は武装集団が逃走したことも教えてくれた。

じき消える“紅莉栖”は、これから話す事を絶対に忘れないで下さいと念を押す。
「私たちが“辿り着くべき世界”は必ず存在します」
「先輩なら、私の残した研究を完成させ、更なる地平を切り開く事ができます!」

2016-01-03-213239「それと、『鳳凰院凶真』のことを、よろしくお願いしますね」
「鳳凰院?誰の事かしら?」
「ふふっ いずれわかりますよ きっとね      

そう言って“紅莉栖”は、ディスプレイからプツリと消えた。真帆は止めどなく溢れる涙を押さえる事は出来なかった。彼女は2度も親友を失ってしまったのだから。

帰国の飛行機。機内で真帆は考えを巡らせる。消え行く“紅莉栖”はまるで本物の
紅莉栖であるかのような振る舞いを見せた。『Amadeus』は人の脳を再現するべく作ったシステム。もし、脳と同じ現象が『Amadeus』で起きるとしたら、紅莉栖が生存している『可能性世界』の記憶が“紅莉栖”にリンクしたのかもしれない

事件の後、岡部から全ての事情を聞かされた真帆。“紅莉栖”が必ずあると言った、
“辿り着くべき世界”とは【シュタインズゲート】の事だ。必ずタイムマシンを作り
上げ、また紅莉栖と会うことを決意する真帆だった。

2016-01-03-214157

萌郁から『RINE』のメッセージ。彼女は何とか一命を取りとめていた。
「短い間だけど、あなたと一緒に過ごせて本当に楽しかった」
「いつかまた会おうね!絶対!」バイバイ、またね “真帆”」

「またね、萌郁     飛行機が離陸する。最期に『RINE』で
“真帆”と呼ぶ萌郁にほっこりしました。萌郁と真帆の社会不適合ユニットw
の絡みは今後も見たいですねえ。
以上【存在証明のオートマトン】のレビューでした。