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『 STEINS;GATE 0』まゆりEND 感想【無限遠点のアルタイル】

まゆりルート【無限遠点のアルタイル】の感想・シナリオ解説の記事です。まゆりルートはシュタゲゼロ最大の見せ場の一つでめちゃくちゃ盛り上がるシナリオとなっています!

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ネタバレ まゆりEND【無限遠点のアルタイル】どんなストーリー?

無限遠点のアルタイルのあらすじを簡単に言うと、まゆりと鈴羽がタイムマシンで過去に飛ぼうとする中マシンを奪おうとする軍や特殊部隊が現れてラジ館が戦場となる話。

 

ストーリーは弾性限界のリコグナイズの続きです。2011年の七夕。半年ぶりに来日した比屋定真帆はラボでダルと共にタイムリープマシンの開発に奮闘するもデータ圧縮の方法がわからず行き詰まってた。

 

そんな折マシン開発を岡部に隠していた事が本人に発覚し衝突する岡部と真帆たち。

 

一方でラジ館にいたまゆりと鈴羽の決意によって未来からメッセージが着信。オペレーションアークライトが発動した。しかし新たな決意をするまゆりと鈴羽の下にマシンを奪おうとするストラトフォーや軍隊が押し寄せつつあった。

 

 

岡部の静止を振り切って過去へ飛ぶまゆりだったが、時間跳躍する直前に戦闘ヘリのロケットランチャーがタイムマシンへ直撃。岡部の絶叫むなしく破壊されたマシンと生死不明のまゆりと鈴羽。

 

最悪の結果を覆すため白衣をまとい再び立ち上がる岡部。行き詰まったマシン開発の鍵となる“解”を真帆とダルに伝える。

 

 

タイムリープした岡部は、過去の真帆とダルに、ラジ館にタイムマシンがあることをリークした原因と思われるアマデウスのデータの完全破壊を指示。

 

同時にまゆりと鈴羽に間もなくラジ館が戦場になる事を伝える。椎名かがりの妨害を必死で止めつつ岡部は2人を過去へ見送るのだった。

まゆりEND ネタバレ感想

 戦闘描写が過激

永劫回帰のパンドラでも戦闘シーンはありましたけどアルタイルではもっと激しい戦いが繰り広げられます。戦闘が過激な血みどろスプラッタ!

 

鈴羽がナイフを投げて特殊部隊の喉に突き刺したりナイフで首を掻っ切ったりと鈴羽のナイフスキルが激強!

 

特殊部隊は30人もいる上にまゆりを人実に取っていたというゲスすぎる状況なのでどうしようもないのですが。

 

鈴羽は第三次大戦を戦い抜いた軍人なので敵を倒すのは当たり前なんですが、前作の事を思うとあの明るい鈴羽が何のためらいもなく人を殺すシーンはあまり見たくなかったです。

 

30対1で人質ありでも敵を数人倒しつつまゆりを救出する鈴羽は相当強いわけですが、洗脳で痛みも恐怖も感じない。椎名かがりは更に異常な戦闘力持ちでした。

 

まゆりがケガしたことにキレて自動小銃で特殊部隊の男たちをミンチにする強化戦士カガリ。しかも洗脳で痛みも恐怖も感じない。

 

シュタゲゼロはアニメやりますけどこれ映像化できるのだろうか????たぶんアニメでは露骨なグロはやらないと思いますけどね。

ラストはスカッとした!….けど不安が残る終わり方

鳳凰院凶真がカッコよく中二病宣言でキメたラストはとても良かったです。

「よく聞けマヌケ共!」

「貴様らが奪おうとしたタイムマシンはこの時代には存在しないのだ!」

マシンを奪おうとしたり、まゆしぃと鈴羽が乗ったマシンを爆破した軍や特殊部隊や教授にはムカついてましたから最高にスカッとするラストだったのですが、この後オカリンがどうなったのかを想像すると何だかバッドエンド臭がハンパない。

 

オカリンが戦闘ヘリや兵士たちを前に大見得をきったのは、自分が2025年まで死なない事が確定しているからだと思われますが….

 

オカリン、このあと滅茶苦茶捕まった

 

というオチじゃないかと。もっと言うと、タイムマシンやリーディングシュタイナーの事を拷問されて洗いざらい吐かされるという地獄が待っているとしか思えない。教授に施術という名の洗脳で脳を弄くられるかも (((( ;゚Д゚)))

 

オカリンのその後はレスキネンENDとあまり変わってないような気が。。。

 

一方でまゆりと鈴羽ですが、オペレーションアークライトのためマシンが奪われる前に過去へ飛んだ2人。オペレーションアークライトというのは要するに、紅莉栖を助けられなくて諦めた岡部をビンタしにいくというものです。

 

より具体的に言うとゼロのまゆしぃタイムマシンで飛んで過去のまゆしぃにオカリンを引っ叩いてでも立ち直らせて!って電話でメッセージを伝える作戦です。

 

最初のシュタゲで諦めた岡部をまゆりが引っ叩きますが、あの行動ってまゆりらしくないし唐突でしたよね。いつもおっとりしたまゆしぃが岡部を殴ったりするかな?っていう。

 

そんなまゆりらしからぬ行動の裏には無限遠点のアルタイルのエピソードがあったという事ですね。2人が飛んだ直後にリーディングシュタイナーが発動してないことろを見るとオペレーションアークライトは“失敗”なんですよねぇ。

 

やっぱりこの後、岡部が執念岡部となって未来でムービーメールを送らないとシュタインズゲートには到達できないんでしょうね。

まゆりEND【無限遠点のアルタイル】ストーリー詳細

“私”の『彦星さま』

2015-12-29-205516

夕方のラジ館。過去へのジャンプに備えマシンのメンテナンスをする鈴羽。岡部と真帆の話を立ち聞きして、自分が紅莉栖の犠牲で助けられたという事実を知ってしまい、泣きながらやってくるまゆり。

鈴羽に未来の2036年の自分たちの話を聞かせて欲しいという。

「未来のまゆねえさんは七夕の空を眺めならこう呟いていたよ」

「あの日、『私の彦星さま』が復活していたら全てが変わっていたのかな?」

マシンの燃料は残り僅か。1年前に飛べるチャンスはたった1度だけだ。

だったら、まゆねえさんの言葉に賭けてみようと思う。」

紅莉栖が殺された日ではなく、オカリンが失敗したあの日に飛ぶのだ。自分にそのオペレーションをやらせてほしいという、まゆり。

「まゆしぃね……オカリンの事が……好き」


「でも“私”は『鳳凰院凶真』の事がもっともっと大好きなのっ」

まゆりがもう一度鳳凰院凶真に会いたいと言葉にした時       。鈴羽のケータイにムービーメールの着信が入る。
しかもこれは【Dメール】だ!

 

まゆりの一人称が超レアな“私”に。急に私って言うもんだから、ちょっとドキっとしました。自分はオカリンの恋人になれないと諦めているまゆりが切ない…。まゆりなら十分オカリンのパートナーになれますよねえ。

 

ギャルゲ的にはまゆりは都合の良いヒロインなので可哀想です。オカリンはまゆりと紅莉栖2人とも嫁に貰え!何も問題はない!!!!

最狂の戦士

2015-12-29-192030『オペレーション・アークライト』2025年のダルから鈴羽に指令が届く。ダルは

鈴羽とまゆ氏の選択によって世界線が変わりムービーメールが届いたんだ」

 

と話す。独自にやろうとしたミッションに父からお墨付きをもらい喜ぶ鈴羽。

その時、まゆりが悲鳴を上げる。いつの間にか屋上に武装した男たち現れ、まゆりを人質に取られた!父のメールに夢中で、こいつらが外壁をよじのぼってきたのに気がつかなかった。武装集団は25人もいる。武器を取り上げられる。マシンは鈴羽の『生体認証』でしか起動しない為マシン内に入らされる。

 

鈴羽はマシン内部の、コンソール下の隠しナイフを取り出すやいなや、まゆりを人質に取っていた男の首に投げつけて倒す。まゆりを助けマシンの影に隠れる。銃撃の跳弾がまゆりの顔をかすめる。「あうっ!」まゆりの顔が血で塗れる。

 

いくら鈴羽でも敵の数が多すぎて圧倒的不利。しかも『ライダースーツの女』までが現れた「あいつ…かがり!」自分の生存を諦め、まゆりを逃がす方法を考え始めた鈴羽だったが…『椎名かがり』は鈴羽が全く予想だにしなかった行動に出る。

 

「お前たち……ママに何をした?」

「ママに何をしたァァァァァーー!!」

絶叫するかがり。かがりは一切の躊躇無く次々に男達の体を破壊してゆく。この戦闘、描写がかなり過激です。ストラトフォーの部隊は自動小銃を至近距離で受けてミンチになってます怖えええ……

更にかがりは洗脳で痛みを感じないため敵の銃撃が当たっても怯まない。

 

あたりが血の海に染まった頃、残った数人に囲まれて撃たれ、かがりも瀕死に。だが瀕死になってもなお、とどめを刺す為に近づいた一人の首をナイフでかっ切って倒す。

 

あまりの恐ろしさに残り数名は逃走。最狂戦士“かがり”一騎当千。いくらなんでも戦闘力ありすぎです。

タイムマシンを奪い合う戦場

ラジ館に駆けつけた岡部。屋上に向かう階段でレスキネン教授と対峙する。

「君は踏み込みすぎたようだ」

銃口を向けるレスキネン。

 

教授が屋上での戦闘の音に気を取られている隙に体当たりを仕掛ける岡部。教授は階段で転倒。そのままラジ館屋上へ急ぐ。そこにあったのは惨劇の後だった。ライダースーツの女に駆け寄る岡部。彼女はまだ息をしている。

 

岡部がライダースーツのヘルメットのシールドを上げると、その顔は岡部の良く知っている人だった。

2015-12-29-202803 (1)鳴り響くゲリラ攻撃情報の『Jアラート』が恐い。一刻の猶予もない状況。

「オカリンおじさん!こうなったらあたし達はこのままジャンプする!」

「かがりのことを頼んだよ!」

鈴羽がマシンのハッチと閉じる。タイムマシンは
青白い光に包まれる…と同時に、屋上にどこかの軍の武装した兵士が大挙する。別の軍隊らしき武装ヘリも屋上の上空に現れた。

 

ヘリがロケットランチャーでタイムマシンを狙っている事に気がついた岡部。未だにタイムマシンは過去にジャンプを終えておらず、ここに存在している。容赦なく発射されたロケットランチャーがマシンに向かって直撃コースを辿る。岡部の絶叫が茜色の空をつんざく。

「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ !!!」

このオカリンの叫びが凄まじい。相変わらず宮野さんの演技は心に迫るものがあります。

過去に“跳べ!”

2015-12-31-110100

悪夢の戦場と化したラジ館。戦闘ヘリが放ったロケットランチャーは過去へ跳ぶ直前のタイムマシンに着弾。岡部は激しい爆風を浴びて吹き飛ばされてしまう。

 

ラボに逃げ帰った岡部。ロケランの爆風を浴びてよく無事だったな…オカリン。ラボにはダルと真帆、フェイリスがいた。

 

鈴羽とまゆりが乗っていたタイムマシンは爆破された。破壊された後、マシンの残骸が転がっていた。でもマシンの残骸は全部ではなく、パーツの一部が消えていた。そして、鈴羽とまゆりの死体はどこを探しても見つからなかった。体の一部さえ見当たらず、跡形もなく消えていた。

 

「ちくしょう!ちくしょう!」

「そんなことってあるのかよー!!!」


普段のダルとは思えない声で叫ぶダル。跳ぶ直前にまゆりから預かったケータイ。オカリンに宛てたメールを読んで、泣きながらつぶやく。

「お前は…俺の『人質』なんだぞ…いなくなったら人質にならないだろ…」

 

開発室に行き、擬装用ダンボールをはぎ取る岡部【電話レンジ(仮)弐号機】……これが完成すれば、過去を変えることができる。鈴羽とまゆりの死は『確定』していない。タイムリープマシンの作り方を教えるから手伝って欲しいという岡部。3人は迷わず頷いた。

 

電話レンジがただの電子レンジになることが多いというダルに、ブラウン管工房の『42型ブラウン管』を点灯させればいいと伝える。ブラウン管の電子を注入することで、電話レンジ(仮)から発生する『カー・ブラックホール』のリング特異点を開く。これで電話レンジは小さなデータを送信可能なタイムマシンになる。

 

また岡部は、数テラバイトある記憶データ圧縮の『解』を伝える。

「ダル!【SERN】にハッキングをかけろ!『LHC』を遠隔操作する!」

『LHC』で発生する別の『ブラックホール』で記憶データを36バイトに超圧縮。これで記憶データはリング特異点を通過できる。フェイリスが白衣を手渡す。久々に白衣を来た岡部は3人に号令をかける。

「これより『電話レンジ(仮)弐号機』を完成させ『タイムリープ』を行う!」

 

『オペレーション・アークライト』

2015-12-29-205409 (1)

まる2日をかけタイムリープマシンは完成した。戦争開始の50分ほど前に戻って来た岡部。タイムリープしてきたことをダルと真帆に告げ、『Amadeus』の“紅莉栖”と“真帆”にアクセスしてデータをバックアップごと完全破壊するように命じる。

 

あれを消してしまえば、マシンのある場所がレスキネンに漏れることは
ないはず。ここは2人に任せてラジ館に向かう岡部。

 

ダルと真帆が先手を打っているが、あと30分しないうちにここが戦場になるかもしれないと鈴羽に告げる。2人はオペレーションを岡部に説明する。

 

「オカリンおじさん『オペレーション・アークライト』が発動したんだよ

「当初の7月28日ではなく、『8月21日』に跳ぶ」

「このミッションには、まゆねえさんも必要なんだ。」

「オカリン、行かせて?」

「落ち込んじゃってる『彦星さん』をまゆしぃが、ひっぱたいてくるから」

割って入る『椎名かがり』がオカリンに発砲。そのマシンで未来に帰るから
行かせないという。ここは任せて早く跳べというオカリン。

 

どうせ自分の死が確定してるのは15年後だから問題はない。マシンは青白い光に包まれて消失した。無事に過去へと旅立ったのだ。

復活の“鳳凰院凶真”

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マシンが旅立ち、うなだれるかがり。そこに現れた別のライダースーツが突然、発砲。息も絶え絶えになるかがり。
「何でだよ…桐生萌郁!!」以前かがりが利用しようとしてニセのFBからの指令を伝えていたが、その事を根に持っていたのだろうか。

 

かがりのヘルメットのシールドを上げるとその顔は「阿万音由季」だった。未来のレスキネンがかがりを『洗脳』して送り込んだのだ。ダルとこの“由季”が上手くいかなかったのは本物ではなかったから……で説明がつきそうです。

 

マシンのジャンプに遅れて、レスキネンや武装した兵士らが押し寄せる。いくらダル達でもこの短時間では無理だったのか?しかし十分時間を稼いでくれた!おかげで鈴羽とまゆりは過去に旅立つことができたのだから。


かがりを地面に寝かせたオカリンは、仁王立ちになり両手を広げる。
そして、武装した兵士、戦闘ヘリ、レスキネン教授に向けて高らかに宣言する。

「ククク……クククク………フゥーハハハハハハハ!!!」
「よく聞けマヌケ共め!」
「貴様等が手に入れようとしたタイムマシンは、もうここにはない!」
「この時代にはもう存在しないのだ!」

 

「この『鳳凰院凶真』は貴様等にも!運命にも負ける事はない!」
「俺は【シュタインズゲート】を必ず見つけてみせるっ!!」最高にスカっとする『鳳凰院凶真』厨二病丸出しの宣言にて終幕。

2015-12-29-190658

カッコよく決めたオカリンですが、この後どうなったかと考えるとちょっと恐い。EDテーマの『ライア』と共にENDテロップが写し出されます。

 

この曲。さわやかなイントロがまゆりらしさを感じるバラードで、キャラ・シナリオと相まって良い曲です。

 

余談ですが「ライア」の歌詞は実はロボティクス・ノーツにリンクしていると千倉千代丸さんが自分のツイキャスで話していたことがありました。

▼ライアは単体のCDもリリースされていますが、フル尺でシュタゲゼロのサントラに収録されているのでサントラのほうがお得です。

盟誓のリナシメントをクリアしていた場合、エンドロールの後にTRUE【交差座標のスターダスト】へと突入します。

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